愛犬に手作りトイレをプレゼントしよう~DIY初心者OK!!~

ネットサーフィンをしていると、トイレって、目移りしてしまうほど沢山出てきますよね。だからといって、「市販品で十分、十分。作る必要なんて、ないない♪」で、すむでしょうか?

答えは、”NO”ですよね。愛犬のために真剣に選ぼうとすればするほど、迷ってしまうのが現実です。

「このデザイン、凄く素敵!」と思っても、「でも、このトイレ、本当にうちの子に合ってるのかな…」と心配になったり。「あっ、このトイレの機能、凄く良い!うちの子にぴったり!」と思っても、今度は、お部屋のイメージと、色やサイズが合わなかったり…。

そんな時こそ、手作りトイレの出番です。愛犬のトイレを自作するメリットは、ズバリ、『我が家の愛犬に、ぴったりのトイレをプレゼントしてあげられること』です。また、アイディア次第で、市販品よりずっと低予算でGETすることも可能です。

大切な愛犬のために、とっておきのトイレをDIYしましょう。プラダン(『プラスチックダンボール』の略称)など、100均でそろう身近な材料を使って、簡単に自作するアイディアをご紹介します。

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愛犬用トイレをDIYするのって、難しい!?

『犬用トイレをDIYする』と聞いて、貴方はどのように感じるでしょうか。

「なんだか、専門的で難しそう。」「DIYの知識なんて無いから、ハードルが高すぎる。」そんな不安や苦手なイメージを、漠然と抱いてしまいがちですよね。

確かに、SNSに上がっている画像などを見ると、セミプロ~プロレベルの作品が目を引きます。これを自作する、と考えると、いかにも難しそうで目が回りそう…いやいや、それ以前に、どうやって作っているのか、設計図が浮かんできません。

  • ワイヤーネット×5
  • ワイヤーネットのスタンド×2
  • プラダン×3
  • キッチン用汚れ防止シート(ここまでは全て100円ショップの材料)
  • 結束バンド

で、作れるそうです。収納力抜群、お洒落で目をひきますが…この三角屋根は、どうやってくっついているのでしょうか?

引用:Roomclip

 

でも、待って下さい。『DIYは難しい』と決めつける前に、こちらの作品例をご覧になって下さい。L字型のトイレが窮屈に感じ、なおかつ、ペットシートをむき出しにしてもイタズラしなくなった、大人の雄犬のためのトイレです。

2Lのペットボトルにお水を満タンに入れれば、どっしりと安定性が生まれるので安心です。これにトイレシートを巻いて、置くだけ。これなら簡単に作れますよね。柱をトイレシートの端に置くことで、うんちをする時にも邪魔にならずにすみそうです。

え?これがDIYかって?

はい、もちろん。これも、立派なDIY作品の一つです。『DIY』とは、本来、『素人が何かこしらえること』という意味です。難しく考えなくていいんです。

もちろん、DIYの知識は、あるに越したことはありません。デザイン性が高い設計図を自作出来れば、みんなに自慢したくなるような立派なトイレが作れるでしょう。

しかし、一番大切なのは、「うちの愛犬は、どんなトイレが一番しやすいだろう?」と、使用する愛犬自身の目線に立ってアイディアを練ることだ、と私は思います。

これって電柱みたいだね。
思いっきり、シャーってしたら、気持ちいいだろうなぁ。
そうだね。
目標物にきちんとマーキングした、という達成感も生まれるもんね。

この作品をもとに考えると、『DIYしよう』『専用トイレを手作りしよう』なんて言われても、もう、尻込みしたり、気負わずにすみますよね。

今回は、初心者でも簡単に作れるDIYをご紹介していきます。どうぞ肩の力を抜いて読み進めていって下さいね。

 

愛犬のトイレを自作する時の注意点

愛犬のトイレを自作する際は、以下のことに注意してアイディアを練って下さい。

  • お手入れ簡単で、いつでも清潔さをキープできるか
  • 愛犬が動き回っても大丈夫な、耐久性があるか
  • 愛犬が使いやすい大きさ
  • 愛犬が落ち着いてトイレを出来るように、しっかりとした安定感があるか
  • 愛犬が安全に利用出来るか(釘は後処理が大変なので、接着剤などを利用します)

 

愛犬のトイレのサイズと種類は?

基本的には、愛犬がシートの上で移動しながらクルクル回って、自分の好きな所に排泄出来るように、ワンサイズ大きな物にしましょう(犬だけに『ワン』サイズ大きめ、と覚えて下さい)。

小型犬であっても、広い場所を嗅ぎ回るクセのある子もいますので、その子に合った大きさにしてあげて下さい。

子犬の場合は、成犬になった時の大きさで作ります。ブリーダーさんやペットショップの方に、その子の両親の大きさを聞いて、参考にして下さい。

しゃがんでおしっこをする犬のトイレは、ベーシックタイプでOKです。

トイレシートをいたずらしてしまう雄犬や、見られていると恥ずかしくて出来ないワンちゃんには、囲いのあるタイプや、L字型のトイレを作ってあげましょう。

 

愛犬のトイレサークルを、100均の素材で手作りしてみよう

①雄犬用のトイレの壁を手作りしよう

最初に動画でご紹介した作品例を思い出してください。愛犬にとっては機能性十分の素敵なトイレです。ですが、デザインにこだわりたい飼い主さんは、部屋に置くことをためらってしまうのではないでしょうか。また、新聞紙からはみ出る分のおしっこも気になりますよね。

そんな時は、もう1アイディアプラスしましょう。このトイレを、新聞紙よりも広いサークルで、スポっと覆い隠してしまうのです。まさに『人のふんどしで相撲を取る』のですが、まぁ、細かいことは、気にしない、気にしない。

床付きのサークルなら、おしっこがはみ出るのも気にしなくてすみますよ。100均で購入できる材料を使って、簡単に手作り出来ます。

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詳しい作り方は、こちらの記事で説明しています。今回は、愛犬がいつでもトイレに行けるように扉は常に全開にしておくため、作らなくてもOKです。動画付きなので、ワイヤーネットのつなぎ方も参考になりますよ。

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こちらの記事では、より具体的に、ダイソーとセリア、どちらがお得か比べ、概算で予算を算出しています。

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②ノーマルタイプのトイレの壁を手作りしよう

愛犬のトイレのDIYの方法として一番お手軽なのは、『今あるトイレにプラス、ワン!』することです。市販のトイレに、「あと、こういう機能があったらいいのに」というアイディアを付け足していくのです。

例えば、トイレの大きさには問題がないけれど、愛犬がクルクル回りながら良い場所を探しているうちに、いつの間にやら、トイレから外れた所でしてしまう。または、トイレのはしっこで、してしまう。

ハミション・ハミうんち問題は、よく飼い主さんを悩ませる、『あるある』問題です。当の愛犬は、きちんとトイレでしているつもりなので、余計に、どうトレーニングしたらいいのか、頭を悩ませてしまうんですよね。

そんな時は、トイレの大きさにピッタリのサークルを手作りしてみましょう。今回は、100均でそろう材料と新聞で作ってみました。

材料

《 柵 》

  • ワイヤーネット
  • ワイヤーネット用の連結ジョイント
  • 塩ビパイプ
  • 塩ビパイプの継手(つぎて)
  • 結束バンド

《 床 》

  • 滑り止めシート
  • レジャーシート

《 汚れたら取り替えるもの(こちらは、100均には売っていません)》

  • 新聞紙

 

【 作り方 】

  1. 滑り止めシートの上に、レジャーシートを敷いて、床を作ります。
  2. 100均の素材で、愛犬のトイレの大きさに合ったサークルを作ります。詳しい柵の作り方は、こちらの記事を参考にして下さい。

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  3. 真ん中にトイレトレーを置きます。
  4. 新聞紙を縦に細長く裂いて、トレーの周りに敷き詰め、出来上がりです。

子犬の場合は、トイレトレーが無くても、細長く裂いた新聞紙を沢山敷き詰めるだけでOKです。おしっこを吸い取り、うんちは絡め取ってくれます。汚れた新聞紙は、その都度、交換しましょう。

③L字型トイレの壁を手作りしよう

L字型トイレにしたい場合は、②の作り方で壁を作ります。壁にトイレシートを貼り付けていきましょう。大きめのWクリップ(これも100均に売っています)で、トイレシートの四隅を止めます。持ち手を折り返しておけば、イタズラ対策もバッチリです。

 

100均のプラダンで、愛犬のトイレをDIYしてみよう

①プラダンで、愛犬のトイレハウスを手作りしよう

プラスチックで出来たダンボールのことを、プラスチックダンボール、略して、『プラダン』と言います。これで出来たトイレハウスが、Amazonで売られています。

体が大きいワンちゃんや、胴が長くて市販のトイレを使えないワンちゃんには、広いトイレハウスがぴったりです。また、トイレ前は自由に嗅ぎ回って安全確認したい慎重派のワンちゃんも安心して使ってくれます。

ただし、購入しようすると9,100円かかります。ここは、100均で売られているプラダンを使って、簡単にDIYしてみましょう。

プラダンは、普通のダンボールと同じく、ダンボール用のハサミやカッターで、簡単に切断できます。

材料

《100円ショップで買えるもの》

  • プラダン
  • レジャーシート
  • 滑り止めシート
  • Wクリップ

《その他》

  • トイレシート

 

【 作り方 】

  1. 愛犬に合ったサイズでプラダンハウスを作ります。
  2. レジャーシートを全面に貼り付けます。(『やわらか』にこだわるのなら、ジョイント式のプレイマットを床面に貼り付けた後、レジャーシートを貼り付けます)
  3. トイレシートの大きさに合わせて、適宜、滑り止めシートを貼ります。
  4. トイレシートを隙間なく貼りましょう。壁のトイレシートは、大きめのWクリップを使って貼り付けて、完成です。

床面の大きさを変えれば、普通サイズのトイレも同じ方法で作れます。壁が高いと逆に怖がるワンちゃんもいます。その場合は、愛犬と相談して、壁をカットして下さい。

②プラダンで、ドギレットを手作りしよう

広いのはいいけど、これじゃ、トイレをしている姿が丸見えで、恥ずかしいじゃない。何だか落ち着かないわ。
じゃあ、このトイレの作り方を応用して、ドギレットを作ってみようか。
ドギレット?
ドキドキするトイレットのことかしら?

ドギレットとは、このように、三方を高い壁で覆ったトイレのことです。ラテのように恥ずかしがり屋のレディーなワンちゃんはもちろん、リビングに置くなら、このタイプがお勧めです(もちろん、ワンちゃんが怖がらなければ、の話です)。

例えば、お客様が来て、その方の大好きな羊かんと、ほうじ茶をお出しするとしましょう。その時に、たまたま、目の前のトイレで愛犬が、うんちや、おしっこをしてしまったらどうしましょう。

もちろん愛犬は、ちっとも悪くありません。なのに…あぁ、目の前のトイレが丸見え状態。これでは、愛犬も、お客様も、もちろん私自身も気まずくなって、せっかくのティータイムが台無しになってしまいますよね。

その点、ドギレットなら、お客様の視界から完全にシャットダウン出来るので安心です。臭いも広がらずにすみます。ドギレットを作る際は、入り口を、小型犬の場合は狭く、大型犬の場合は広めにしましょう。

プラダンなら、このような『子供の秘密基地』のような形のトイレも、上記のトイレハウスの作り方を参考にして自由自在に手作りすることが可能です。

ラテはおしゃれ好きだから、こういうタイプの方がいいかな?
いいなぁ。
これなら中で足を上げてマーキングしても大丈夫だね。
おっ、マロンもノってきたね。
じゃあ、ラテとマロンの共同トイレを、一つ作ってみようかな。
え?ほんと?
じゃあ、中をちょっと広めにしてもらえないかなぁ?
うん、もちろん、いいよ。
ある程度クルクル自由に動けるように、床面積を広めにしようね。
さっきマロンが気に入った電柱もどきも、左奥に入れてあげるよ。
わーい、やったぁ!
ねぇねぇ、ちょっと待って。
どうせ作ってもらうなら、壁もお洒落にDIYしてもらいましょうよ。
じゃあ次は、愛犬のトイレの壁を、スタイリッシュにDIYする方法について見ていこうか。

 

トイレだってお洒落したい!スタイリッシュにDIY

 

リメイクシートを上手に活用しよう

100均に行くと、目移りしてしまうほど、様々な色と柄のリメイクシートが並んでいます。ダイソーもセリアも、シールタイプのリメイクシートなので、加工する際にとても便利です。私としては、セリアのリメイクシートをお勧めします。

理由は2つ。1つめの理由は、ダイソーが折りたたんで販売しているのに対し、セリアはロール上で販売しているからです。たたみジワを伸ばす手間が要りません。2つめの理由は、セリアのリメイクシートの裏面には1cm単位で目盛りがついているからです。真っ直ぐに切りやすいですよ。

もちろん、同じセリアでも店舗によって品揃えは異なります。自分のお部屋に合ったデザインを求めてウィンドウショッピングをするだけでも、楽しくて、あっという間に時間が過ぎます。上記の画像のような『ペイントウッド柄』のリメイクシートも売られています。

トイレの完成イメージは、下記を参考にしました。

“組み立てには初めてリベットという金具を使ってみましたー。
青いプラダンに、セリアのキッチン汚れ防止シート(白のタイル柄)を貼ると、プラダンの青が透けて水色タイル風の爽やかトイレになりました”とのことです。

引用:Roomclip

リメイクシートの上手な貼り方

必要なもの

  • メジャー(巻尺)
  • 定規
  • ハサミやカッターなど、リメイクシートを切るもの
  • 綺麗で乾いた雑巾
  • マスキングテープ
  • ローラー(ペンキ用)

全て100均で手に入れることが出来ます。上記の物で家に無い物があったら、リメイクシートと一緒に、忘れずに購入してきましょう。

《 貼り方 》

  1. 貼りたい面積を測ります
  2. 実際の寸法より少し大きめにリメイクシートをカットします。
  3. リメイクシートを貼りたい場所を乾拭きし、ほこりを落とします(冬場は静電気に注意)。
  4. マスキングテープで上の端を仮止めします(二人がかりで行う場合は持っててもらいます)。
  5. 上の端から、ローラーでならしながら、徐々に下へ向かって貼っていきます(焦ったら負けです。シワが出来ないよう、ゆっくり、ゆっくり、丁寧に)
  6. 余った部分を切ります。

クッションレンガシートもおすすめ

レンガ調にする場合は、リメイクシートではなく、3Dのクッションレンガシートを使うのもお勧めです。一枚一枚貼っていくので、多少手間はかかります。しかし、高級感あふれる本格的な仕上がりになりますよ。

 

愛犬のトイレをお庭に作ろう

以前の記事でご紹介しましたが、屋外でラテとマロンに思う存分遊んでもらえるように、我が家のベランダには、屋外用のサークルがあります。

関連記事
まだ記事をご覧になられていない、もしくは、「これから作ってみようかな」という方は、こちらの記事を参考になさって下さい。

すのこで十分!手作りサークルで小型犬も外で遊び放題!

2018年11月24日

さて、屋外用のサークルを作って次に私がしたことは、何でしょう?もちろん、屋外用のトイレを作ることです。お散歩に連れて行くときと同様、トイレはすませてから外に出しています。が、そこはやっぱり、人間と同様、愛犬も、お腹を壊している時は、突然もよおしてしまうものです。

作り方は、こちらを参考にしました。

材料

  • カートレー
  • カートレーより少し大きいステンレス製のトレイ
  • トレイが乗るくらい大きくて丈夫な台(金属製でも木製でもOK)。
  • 愛犬が乗ってもチクチクしない人工芝

【 作り方 】

  1. トレイが乗る台を作ります。ステンレス製のトレイが載るサイズで、緩やかに傾斜をつけたものを作成して下さい。
  2. 台の上にトレイを置きます。
  3. カートレーの一方に、おしっこがしみ出るように穴を開け、トレイの上に載せます。この時、おしっこが伝わっていけるよう、穴を開けたほうは1の台の登り口(低い方)にくるようにセットします。
  4. カートレーの中に人工芝をひいて、セット完了です。

愛犬がトイレをしたら、ホースから水をまいて掃除します。

愛情込め込め♪手作りトイレを愛犬にプレゼントしよう!!

今回はトイレをDIYする時の注意点や、色々な作り方、加工に仕方についてご紹介してきました。

  • DIYは怖くない。『愛犬が使いやすいトイレ』を一番に考えてあげよう
  • トイレを作成する際は、トイレの大きさや安定感はもちろん、使用後も清潔をキープ出来るか、耐久性があるかなど、いくつかのポイントに気をつけよう
  • トイレには、ノーマルタイプ、囲いつきタイプ、L字型トイレ、トイレハウス、ドギレットなどがある
  • 床付きのサークルを作って雄犬用のトイレを完成させよう
  • 今あるトイレトレーにピッタリのサークルを作成しよう。また、L字型トイレの壁に変形するやり方も知っておこう
  • プラダンでトイレハウスを手作りしよう
  • 居間に置くならドギレットがおすすめ。プラダンで作ってみよう
  • リメイクシートやクッションレンガシートでトイレをお洒落にDIYしよう
  • お庭用のトイレを手作りしよう 
さぁ、マロン、ラテ。ドギレットが出来たよ。
わぁ、素敵。さすが優太クンね。イメージどおり♪
花丸をさしあげるわ。
ほめてくれてありがとう、ラテ。
どれどれ、さっそくボクが使ってみるね。
ふぅ~。さっぱり~。
広いトイレで落ち着けたよ。ありがとう、優太クン。
えへへ、どういたしまして。
二人に喜んでもらえると、頑張って作ったかいがあったよ。

さぁ、次は、貴方の番です。大切な愛犬のために、さっそくDIYのプランを練ってあげてくださいね。ワンちゃんも楽しみに待っていますよ。

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