犬が留守番中にトイレを失敗する理由は不安が関係していた?

わんちゃんを我が家に迎え入れ、これからあなたの家はいっそう幸せに満ち溢れた生活になるのではないでしょうか。

私もラテやマロンと初めて出会った日の事は今でも鮮明に覚えています。そして、どんな生活になるのかと考えるだけでわくわくが止まりませんでした。

しかし、を飼うということは同時に命を預かることも意味します。

当然、楽しいことばかりではないですし、時には思うようにいかないこともあるでしょう。さらに、あなた自身のストレスが溜まってしまうこともあるのではないでしょうか。

中でも犬を飼う上で試練の1つとも言えるのは、トイレです。このトイレが失敗すると、わんちゃんは家で排泄物を撒き散らしてしまって慌ててしまいますよね。

家の中でなら犬の様子を見られるので、事前に阻止することができます。しかし、これが家に誰もいなくてわんちゃんだけが留守番という状況であったらどうでしょうか。

綺麗だった部屋が帰った後には、犬の排泄したもので散乱していると考えるだけでぞっとしてしまいますよね。ですが、その心配ならありません。

今回、この記事ではわんちゃんが留守番中にトイレをしてしまう理由、留守番中であってもトイレを失敗させない方法について説明していきます。

この記事を読むことでわんちゃんのトイレの失敗を克服するだけではなく、わんちゃんとの絆を深めることにもつながります。

逆に適当な知識を持ったままだと、いつまで経ってもあなたとわんちゃんの心はつながらないままです。そうならないためにも、是非ともこの記事を最後まで読んでくださいね。

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犬が留守番中にトイレを失敗してしまう理由

ここで話すトイレの失敗とは、シーツなどの決まった場所でトイレをしないこと、決まった場所でトイレをしても排泄物を踏みつけて周囲を汚してしまうことを指します。

では、早速対策案といきたいところですが、まずはわんちゃんが留守番中にトイレを失敗してしまう理由を考えていきましょう。

これは犬のトイレに限りませんが、人は成功させることばかりを考えて失敗した理由を考えずに次の行動に移ってしまう傾向にあります

当然、次の方法を試したところで失敗する人は多いです。次の失敗を防ぐためにも、まずは失敗してしまう理由を知っておくことが成功への近道です。

留守番中のトイレを失敗してしまう理由は分離不安症

留守番中のわんちゃんがトイレを失敗してしまう理由のほとんどが、分離不安症と言われています。

分離不安症とは、愛着のある人物や場所から離れることで不安に感じてしまう症状になります。この症状は、一般的に生後6ヶ月~3歳までの児童に見られる症状と言われています。

例えば、幼い子供が親とはぐれて迷子になってしまうと大声で泣いていることがありますよね。

まさにその状況と同じです。犬にとって飼い主であるあなたは親も同然なので、急にいなくなったら不安な気持ちになってしまいます。

犬は特に不安になる傾向が強く、家の中で暴れたり大声で吠えたりしてしまうほどのパニック状態に陥ります。

元々犬は最低でも半日はトイレを我慢できると言われています。ところが、分離不安症を起こすとトイレの我慢もできなくなります。

つまり、あなたが飼っているわんちゃんは分離不安症によって、正常な判断ができなくなってしまうがためにトイレを失敗してしまう可能性があります。

したがって、この分離不安症状を解消しないことには、ケージやサークルを変えたところで留守番中におけるトイレの失敗を克服するのは難しいです。

とても大切な事なので、まずはこの事を頭に入れておきましょう。

 

分離不安症を克服してもらうための心構え

ここまで読んで頂いて最初にすべきことは、分離不安症を克服するということは把握頂けたかと思います。ですが、その前にもう1つわんちゃんには、ある心構えをしてもらう必要があります。

その心構えをしてもらうことで、分離不安症への克服へとたどり着くことができます。

犬に認識してもらう

ある心構えとは何なのか。それは、犬に認識をしてもらうことです。

これは今回の分離不安症の克服を成功させる上で一番大事になってきます。なぜなら、認識によって人であろうが動物であろうが感情が大きく変わるからです。

では、ここで言う認識とは何を意味するのか。それは飼い主であるあなたがわんちゃんの元から離れることを意味します。

少し可哀想な言い方にはなってしまいますが、まずはわんちゃんに飼い主が居ない時間があるということを受け入れてもらわなければなりません。

例えば、あなたは小さい頃に親が急に居なくなって悲しくなったり不安になったりした経験があるのではないでしょうか。

ですが、年齢を重ねるごとにあなたは、親が急に出かけても気にしなくなりましたよね。それはあなた自身、親が出かけることを認識したからです。

買い物であったら1時間、仕事であったら朝に出て夕方に帰ってくることをあなたが認識したからなのです。

これによって、わんちゃんも飼い主であるあなたが居なくなる時間があるということを認識してもらえば、わんちゃんが分離不安症に苦しむ心配はなくなります

 

分離不安症を克服する方法

トイレを失敗する理由、克服する上での心構えは知ってもらえたかと思います。ここからは分離不安症を克服する具体的な方法を説明していきます。

まずは5分から

何事にも慣れるのが大切です。私達人間だって最初から物事に慣れる人なんて早々にいません。少しずつ環境に溶け込んで慣れることができるのです。

まずは、わんちゃんに飼い主がいない環境で過ごすのに慣れてもらうことを徹底しましょう。

初めは5分でも10分でも構いません。少しずつ時間を増やしてわんちゃんに飼い主が居なくなる時間があることを知ってもらいましょう。

吠えても反応しない

不安に襲われるわんちゃんは、飼い主が居なくなった後に吠えるでしょう。

しかし、吠えても反応はしないようにしてください。5分離れるのであったら、5分経つまではわんちゃんの元には行かないことです。

何故なら、吠えてすぐに戻ってしまうとわんちゃんが「吠えたら飼い主さんは戻ってくる」と認識してしまうからです。

これは同時に構ってもらえることも意味します。留守の件に限らずちょっとしたことでもすぐに吠えてしまいます。この認識は言うまでもなく間違った認識を意味します。

間違えた認識で成長してしまうと、大人になっても些細な事で吠えて近所の人からも嫌がられてしまいます。

出かける前は何も言わずに出かけよう

出かける際に一言声をかけたり頭を撫でたりするのは、犬を不安にさせてしまって逆効果だと言われています。

あなた自身も出かける前や帰ってきた後にわんちゃんと触れ合っておきたい気持ちはあることでしょう。

その気持ちは良く分かります。しかし、わんちゃんを不安にさせないためにも、出かける直前は話しかけないようにしましょう。

敢えて何もしないことで犬が不安にならないだけではなく、犬自身も留守番が特別ではないと認識できるようになります。

なので、わんちゃんと触れ合うのは出かける10分前までにしておきましょう。

出かける少し前に散歩や運動をさせてあげる

時間による都合も絡んでくるとは思いますが、出かける前に散歩や運動をしておくことで犬は体力を使って疲れます。疲れてしまうと、人間であろうが犬であろうがリラックスしたくなりますよね。

但し、注意して頂きたいのは散歩や運動は出かける30分前には済ませておくことです。散歩や運動が終わった直後はしばらく興奮しています。興奮が収まるのを待ちましょう。

興奮している状態で出かけてしまうと、パニック状態にもなりやすくなってしまいます。注意が必要です。

帰ってきた後もすぐには話しかけない

帰ってきた後も同じです。飼い主が帰ってきた後の犬は嬉しいがあまり興奮状態にあります。

喜んでいるわんちゃんを抱っこしたくなる気持ちは分かります。しかし、わんちゃんに「留守番をするのが当たり前」だと認識してもらうためには、落ち着くまでは話しかけないようにしましょう。

トイレはサークルかケージの中に設置しよう

過去に書いた記事で説明したことがあるのですが、犬にとってサークルやケージは自分のテリトリーでもあります。それは人間で言う家を意味し、わんちゃんにとって安らぎの空間とも言えます。

したがって、トイレもサークルかケージの中に設置してあげましょう。

出かけているときに放し飼いしていると、トイレをした後に排泄物を踏んで部屋の中を歩き回ったり部屋を散らかしたりします。さらには、食べてはいけないものを口の中に入れてしまう恐れもあります。

出かける際は必ずわんちゃんにサークルかケージに入ってもらうようにしましょう。

飼い主の衣類をケージかサークルに入れておく

飼い主の匂いが付いた衣類を入れておくことで、犬は落ち着きます。使わなくなった服或いは靴下でも構わないので、サークルかケージの中に入れておくことをおすすめします。

飼い主の膝の上では寝させないようにする

飼い主の膝の上で寝させてしまうのは、犬の独立心を養う上で良くないと言われています。

愛くるしいわんちゃんを膝の上で寝させてあげたいと考えている方も多いでしょう。

ですが、分離不安症を克服してもらう上で大切な事なので、少しずつ膝の上で寝させないことに慣れてもらう必要もあります。

眠ったらそっと優しく降ろすのを繰り返すことで犬も乗ってこなくなります。

犬が落ち着く音楽を流してあげる

私達人間が音楽を聴いて落ち着くことがあるように、犬にも落ち着く音楽があるそうです。

下記リンク先の動画は多くの人に評価されており、実際にラテとマロンも眠ってしまうほど効果があったので、共有いたします。

 

犬との信頼関係を構築しよう!

ここまで分離不安症を克服する方法を説明いたしましたが、中にはわんちゃんの事を愛しく思って抵抗を抱く方もいるのではないでしょうか。

私自身、ラテやマロンを飼育する上で最初は同じように思っていました。ですが、分離不安症を起こしてしまうと大きなストレスへとつながってしまいます

ストレスが溜まると体の健康にも良くないですし、パニックになることが辛いのは私達人間も同じことですよね。

私もパニック状態に陥った事がありますが、パニック状態になると周囲は見えなくなりますし何をどうすれば良いのか分からなくなります。

こんな事が自分のわんちゃんにも起きてしまうと、それこそ可哀想ですよね。初めは色々大変でしたが、日が経つに連れて二匹とも慣れてくれました。今ではすっかり良い子でいてくれます。

そのおかげで私が出かけている間でもトイレの回数が減りましたし、排泄物を撒き散らすことはなくなりました。

ただ、何より二匹と今まで以上に強い信頼関係を構築できたと感じております。何故なら、私は二匹に分離不安症を起こして欲しくないという一心で行動したからです。

すると、二匹は私の想いに応えてくれました。先ほど書いたように留守番中であっても良い子で居てくれるようになったのです。

それは他でもなく私とラテ、マロンの心がつながったからだと思うのです。心がつながったということは信頼関係も構築されたことを意味します。

 

犬におすすめのトイレとトレーニング方法も知っておこう!

ここまで犬が留守番中にトイレをしてしまう原因や克服法を説明してきました。しかし、ここでまた1つ問題が出てきます。

犬が分離不安症を起こすとパニック状態になって暴れてしまうと書きましたが、暴れた際にトイレ用のシーツを破ってしまうこともあるんですね。

シーツを破ってしまうと、排泄物がサークルやケージ内に飛び散ってしまうこともあります。それだとわんちゃんの衛生上に良くありません。

ここでは、私がわんちゃんの衛生上に考慮して選んだトイレの紹介及びトイレトレーニングのやり方についても説明していきます。

ボンビアルコン(Bonbi)しつけるトレー メッシュプラス S ブラウン

 

こちらの商品は、メッシュ付きというのもあって、シーツを固定することができます。これによって、シーツが破られることはありません。

初めはわんちゃんもシーツを破ろうと抵抗しますが、次第に無理だと思うようになって最終的には諦めます。サイズもSサイズ、Mサイズとありますが、小型犬であったらSサイズで十分でしょう。

また、蓋にメッシュがくっついているのでシーツを交換する際の手間も省けるのです。

唯一のデメリットとしては、臭いが残ってしまうことですが、それに関してはペット用の消臭スプレーで解決できてしまいます。
 
 
また、このスプレー自体無臭なので、吹きかけた後に犬がスプレーの匂いを気にすることもありません。実際に獣医師が使っている商品でもあるので、使ってみる価値は十分にあります。

トイレトレーニングのやり方

分離不安症が克服できても、正しいトイレトレーニングが行われていないと決まった場所で排泄をしてくれません。

下に貼り付けてあるリンク先の記事では、トイレトレーニングに失敗してしまう理由から学んで成功するまでの方法が書かれています。一度目を通してみてくださいね。

 

まとめ

では、最後にもう一度おさらいしておきます。

  1. 犬が留守番中にトイレを失敗してしまう理由は、分離不安症による精神不安定の可能性が高い。
  2. 分離不安症を克服するには、犬に飼い主が居ない時間があることを認識してもらう。
  3. 分離不安症を克服するための方法を実践していく。
  4. 分離不安症を克服することで、飼い主とわんちゃんの信頼関係が構築される。
  5. 犬におすすめのトイレは、シーツを破られないようにメッシュタイプのものを選ぶ。
  6. 分離不安症を克服すると同時にトイレトレーニングのやり方も把握しておく。

今回は大事なポイントをいくつかお話しましたが、これも全部犬が留守番中にトイレを失敗しないための方法になります。

本当に大切な事なので何回も言いますが、この分離不安症を克服することはあなたとわんちゃんが幸せな生活を送るために必要な試練だと思ってほしいです。

飼い主のあなたが愛犬のために頑張る気持ちがあれば、わんちゃんも必ずその気持ちに応えてくれます。この記事を読んだらすぐにでも実践してみましょう。

同じ犬を飼っている者同士、あなたとわんちゃんが幸せに満ち溢れた生活を送ることを心より願っております。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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