最近コストコに行った時に、豚肉が大容量でパック売りされていて、あまりのお得感でつい購入してしまいました。
豚肉はお手頃価格で購入できますし、食卓には一週間に1、2度は並ぶという方も多いかもしれません。実際私もコストコで購入した豚肉を消費するのに必死で、連日豚丼、豚丼、生姜焼きの日々を過ごしています。
そして、ふと、豚肉はわんちゃんにも食べさせてもいい食材なのか気になり調べてみました。
結論からお伝えしますと、豚肉を食べさせてもOKです。
豚肉は栄養価も豊富で、わんちゃんにとってもメリットの多い食材であることがわかりました。
今回は、そんな豚肉を食べさせる3つのメリット、絶対に注意しなくてはいけないこと、豚肉以外の部位もあげてもいいのかとその食べさせ方をご紹介します。
これを知っていれば、スーパーで特価で売られていて、つい大量に購入してしまった時も、愛犬も含めた家族全員で食べることができますので、とっても経済的ですよ。
豚肉を食べるメリット①経済的
なんといっても、初めにお伝えしたいメリットは経済的であること。
冒頭でも書いたように、豚肉は大容量のパックで売られていることも多く、安く手に入るのは魅力ですよね。
私たちのご飯を作る時、一緒に、愛犬用の手作りフードも作れるのは時短にもなりますよ。
豚肉を食べるメリット②栄養満点
豚肉には、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素が含まれており、健康には欠かせない食材です。
またよく知られているのが、ビタミンB1です。豚肉には豊富なビタミンB1が含まれており、中でもヒレ部分には食材全体の中でもトップクラスの量が含まれています。
ビタミンB1は疲労回復や炭水化物の代謝を助ける効果があり、不足すると倦怠感や疲労、記憶力低下などがおこります。
そんな豚肉の栄養素や効果を知ると、さっそく愛犬に食べさせてあげたくなりますよね。
豚肉を原料としたフード
有機飼料で育てたドイツ豚肉を95%使用。農薬や化学肥料を使わない100%有機の原材料で安心です。
引用:楽天市場
豚肉を食べるメリット③豚肉だけじゃない! 豚足、豚耳、骨もOK!!
豚肉の種類と部位別特徴
ひとえに豚肉といっても、色々な種類があります。
部位 | 脂の量 | 特徴 |
ヒレ | ほとんどなし |
脂肪が少なく柔らかい |
肩 | ほとんどなし | 肉質硬め |
モモ | 少量 | ヒレに次いでビタミンB1豊富 |
肩ロース | 少量 | 豚肉特有のコクや旨みあり |
ロース | 普通 | 肉質柔らかめ、うまみ強め |
バラ | 多い | 骨付きのものがスペアリブ 高カロリーで安価 |
豚足 | 少量 | ゼラチン質たっぷり |
豚耳 | なし | コリコリした独特の食感 |
わんちゃんもっともオススメなのは、脂身の少ないヒレ肉や肩ですが、基本的にはどの部位でも食べさせることができます。
ただし、与えすぎると肥満の原因にもなりますので注意が必要です。
豚足や豚耳もおやつに最適
豚足や豚耳も、わんちゃんのおやつに最適なんです。
実際に豚足や豚耳を原料としたわんちゃん用のおやつも売られています。
歯磨き効果も期待でき、上質なコラーゲンも豊富に含まれている、愛犬にあげたいおやつですね。
なかなか豚足を手に入れるのも難しく、自分で調理するもの大変なので、簡単にあげられる栄養満点なおやつはお勧めです。
豚耳のおやつはこちら。豚耳にもコラーゲンが含まれていて、健康維持にぴったりなおやつですね。
捨てるのはもったいない! 豚の骨もOK
豚の骨もわんちゃんの大好物になる部位です。
ただし、骨を食べ過ぎるとわんちゃんのうんちが白くポロポロになったり、コロコロした状態になる可能性もありますので、与えすぎには注意しましょう。
骨を与えた時には、その後のうんちの状態をよく観察し、いつもと変わりない程度の量で調整してあげる必要がありますね。
豚肉を食べさせる時の注意点は?
栄養素の高い食材であることは、お分かりいただけたと思います。
では、そんな豚肉をわんちゃんにあげるときの注意点があるのか調べてみました。
特に注意すべきなのは、生と脂身は危険!! ということです。
これはわんちゃんに限ったことではなく、私たち人も一緒ですが、豚肉や豚レバーを生で食べるのは大変危険です。
しっかりと加熱してあげるようにしましょう。
それでは、豚肉を食べさせる時の4つの注意点をご紹介します。
1, 生の豚肉はなぜ危険なの?
もし生で豚肉や豚レバーを食べてしまった場合、E型肝炎ウイルスやサルモネラ、カンピロバクター細菌による食中毒のリスクがあります。
また、寄生虫などの感染の可能性もあるのです。
こちらは、厚生労働省により注意喚起が行われていますので、豚肉をあげるときはしっかりと火を通してあげると安心ですね。
豚肉は加熱が必要ですが、牛肉の場合は生で与えても問題ないとされています。
牛肉にもわんちゃんの健康に必要不可欠な栄養素が豊富に含まれています。ですが、毎日食べさせるのはお勧めできません。
こちらの記事では、牛肉について詳しく紹介されていますので、興味のある方は合わせてお読みください。
2, 脂身のあげすぎに注意!!
脂身には悪玉コレステロールを減らしてくれるオレイン酸と、抗酸化作用をもつステアリン酸という物質が豊富に含まれています。
栄養価が高く、健康に役立つ成分も含まれていますが、脂身は食べ過ぎると肥満の原因にもなってしまいます。
そのため、わんちゃんに豚肉を食べさせる場合は、
- 脂身は取り除く
- 脂身の少ないヒレやモモにする
- 湯せんをして脂身を落とす
このような工夫をしてあげるといいですね。
3, 豚肉に味付けは必要?
わんちゃんに豚肉をあげる場合は、味付けの必要はなく、もし味付けをする場合でも出汁などで薄く味付けする程度にしましょう。
4, 市販のハム、ベーコン、ウインナーはあげてもいい?
市販のハムやベーコン、ウインナーは、加工食品のため多くの塩分や調味料が使われています。
わんちゃん用のものであれば安心ですが、私たち人間用の加工食品はできるだけ与えないようにしましょう。
どうしてもあげる場合には、お湯で茹でて塩分を取り除いてあげるといいですね。
豚肉にもアレルギーはあるの?
わんちゃんにも私たちと同様、さまざまな食物アレルギーがあります。
豚肉はどうなのでしょうか?
牛肉や鶏肉に比べ、アレルギー反応がおこるリスクは少ないものの、それでも中には豚肉にアレルギー反応をおこしてしまうわんちゃんもいます。
- アトピー性皮膚炎と似た皮膚症状(痒がる、フケなど)
- 脇の下、内股、顔面やアゴ、肛門周りなどの脱毛
- 下痢や嘔吐 など
豚肉に限らず、初めてあげる食材を食べた後は、食後の様子を充分に観察してあげましょう
もしアレルギーの症状が出た場合は、速やかに病院を受診しましょう。
また、複数の食材を混ぜたご飯をあげた場合は、何がアレルギーの原因なのかがわからないため、病院での血液検査などが必要になります。
初めてあげる食材は、複数を混ぜずに単体であげてみて、何も変わった反応がなければ徐々に量を増やしてあげると安心ですね。
動物病院の血液検査の費用は、検査する項目や病院によっても違いますが、2万~4万程度かかります。高額になることも予想されますので、受診する前に、かかりつけの病院に確認することをお勧めします。
わんちゃんの美味しい豚肉レシピ集
わんちゃんに豚肉をあげてみて、アレルギー反応もないようであれば、さっそくご飯やおやつとして取り入れていきたいですよね。
そこで、オススメのレシピをご紹介します。
材料は豚耳のみ!! シンプルジャーキー
簡単!豚耳ジャーキー(犬のおやつ)
材料 (愛犬分)豚耳 適量❶キッチンバサミで適当に切ってゆでる❷200度位に余熱したオーブンへ入れ15分くらいずつ裏返して焼き冷めたら出来上がり!➌冷ますときは脂を吸うようにキッチンペーパーを敷いて冷ましてください。引用:クックパッド
寒い日にオススメ! わんちゃん用豚汁
犬ご飯♡豚汁風材料豚肉 全体の1/2野菜 全体の1/4里芋orじゃがいも 全体の1/4水 適量❶今回の野菜は、人参、大根、キャベツ、大葉です。❷豚肉を茹でる。火が通ったら小さく切る。➌2の鍋に小さく切った野菜と芋を入れて、煮る。引用:クックパッド
とっても簡単! 豚肉とごぼうで歯ごたえ抜群
犬のごはん*牛蒡の豚肉巻き材料 (小型犬)豚細切れ肉 5、6枚牛蒡 10cm水 適量❶牛蒡はお家のワンちゃまのお口の大きさに合わせて太さを決めて下さい。我が家は小型犬なので、長さ5センチ、縦に4等分です。❷牛蒡を豚肉で巻きます。フライパンに入れ、少量の水を入れ、蓋をして蒸し煮して出来上がり!引用:クックパッド
豚肉でおやつ!? チーズと豚肉のクッキー
犬用 カボチャとチーズと豚肉のクッキー
<材料>カボチャ 1/4個豚こま肉 150g犬用チーズ 60g小麦粉 1.5カップ卵 2個オリーブオイル 手に塗る用❶オーブンを170℃に予熱する。❷天板にクッキングシートをし、豚こま肉を小さく切って重ならないように並べる。➌30分焼く。カリカリになります。❹カボチャを茹でて、潰す。➎豚肉を細かく切る。❻犬用チーズを細かく切る。❼カボチャのボウルに卵、チーズ、豚肉、小麦粉を入れ、手で混ぜる。❽オーブンを170℃に予熱する。❾天板にクッキングシートをし、手にオリーブオイルを薄く塗り、丸めて平にし、並べる。❿20分焼く。引用:クックパッド
まとめ
今回はわんちゃんに豚肉を食べさせるメリットや注意点をご紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- 豚肉は大量購入も可能でストックもできて、とても経済的
- 豚肉は栄養素がたっぷり。特にビタミンB1は食材の中でもトップクラスの量が含まれる
- ひとえに豚肉と言っても、さまざまな部位があり、それぞれの特徴や脂身の多さで愛犬にぴったりのものを選べる
- 生食や脂身をあげすぎるのは危険!! 豚肉をあげる際の注意点
- 豚肉のアレルギー
- 豚肉を使ったオススメレシピ集
豚肉は私たち飼い主もよく口にする食材なので、愛犬のご飯にも取り入れることができるといいですよね。
私も、アレルギーが起こってしまった場合の対処法や食べさせ方の注意点をしっかりと守って、栄養満点の豚肉を、愛犬のご飯やおやつとして取り入れていきたくなりました。
皆さんもぜひ、豚肉レシピにチャレンジしてみてくださいね。