家の中で愛犬が無邪気に遊びまわる姿は、飼い主にとって1つの癒しとも言えますよね。
そんな無邪気なわんちゃんの姿を見て、家の中だけではなく外で遊ばせてあげたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
中型犬や大型犬は外で飼うのがほとんどですが、小型犬だと家で飼う家庭が多いです。それに伴って外で過ごす時間も精々散歩の時間ぐらいで、それ以外はほとんど家で過ごします。
中には休みの日にわんちゃんでも遊べるレジャー施設に連れていく家庭もありますが、飼い主さんにも事情があるので毎週のようには行けないですよね。
しかし、わんちゃんからしたら飼い主の事情を把握しているわけではないですし、外で遊びたいという欲求は日に日に増すばかりです。
広い庭のある家ならば庭で遊ばせる方法もありますが、みんなが広い庭を持っているとは限りません。
では、広い庭があるわけではなく、出かけるわけでもなく犬を外で遊ばせるにはどうすれば良いのか?
理由は至ってシンプルです。あなたのわんちゃんが遊べる空間を作ってあげてしまえば良いのです。わんちゃんが思う存分遊べる屋外専用のサークルを作ってしまいましょう。
サークルを作ると聞くと一見難しいように聞こえますが、実は結構簡単なのです。今回紹介する屋外用のサークルもすのこを使って手作りできるものです
是非ともこの記事を最後まで読んで頂き、あなたのわんちゃんが思う存分遊べる空間をプレゼントしてあげましょう。
サークルを購入しようとするとお金がかかってしまう
ここまで読んでこんな疑問を持たれた方はいませんか。
「手作りサークルなんてめんどくさいよ。買うじゃ駄目なの?」
その気持ちは良く分かります。確かに手作りじゃなくても買ってしまえばすぐ手に入りますし、余計な作業をする手間は省けます。
しかし、サークルそのものを購入しようとするとやっぱり値段がかかるんですよね。小型犬を飼っているあなたは恐らく屋内にも専用のサークルかケージを置かれているのではないでしょうか。
屋内は過ごす時間が長いのもあって、犬が暴れたり脱出したりしないように、強度の面などを考えて選ばれたかと思います。
でも、上述した点を考慮するとどうしても高いものを選ばざる得なくなって出費が大きくなってしまいます。
そして、サークルを屋外用にも設置しようと考えると、当然あなたは以下の考えをお持ちになるでしょう。
「屋外用サークルも高いお金を払って購入するか」
中にはお金に余裕のある人や、愛犬のためならお金を使うことに躊躇しない飼い主さんもいることでしょう。
勿論、愛犬のために尽くせるのは素晴らしいことですし、私だって愛犬へ対する愛情は誰にも負けません。
このように、可愛い愛犬達から嬉しいメッセージを頂きましたが、やっぱりお金をあんまり使わず尚且つ手間もかからない方法があると言われたら、そっちの方法を選びたくなりますよね。
すのこを使った屋外用サークルを作るポイント!
では、すのこを使った屋外用のサークルを作る上でのポイントを説明していきます。
材料
まず、材料を揃えましょう。
すのこ
その他
DIYを行う上で工具やビスと言った道具も必要になります。過去にも何度か書かせて頂きましたので、参考にして頂けたら嬉しいです。
また、ブックマークをしてしまえば必要な時でもすぐに見ることができます。
遊ぶための屋外用サークルとは?
改めて言いますと、今回紹介する屋外用のサークルは小型犬などの普段あんまり外に出られないわんちゃんでも気軽に外で遊んで頂くためのものになります。
したがって、外で遊ぶための空間をすのこを使って簡単に作れるということを、この記事を読んで下さっているあなたに知ってもらいたいのです。
では、どんな形にすれば良いのかと迷う方もいるので参考になる動画を載せておきます。
下記リンク先の動画は、すのこを使ってペットゲートを作る動画ですが、動画の説明文にも書いてある通りサークルとしても使うことができます。
サークルが完成するまでの流れが載っているので、是非参考にしてください。
設計図を作っておこう!
物作りをする上で、設計図は必須とも言えます。何故なら、完成のイメージができないと物を作るなんてできないからです。ラフな絵でも構わないので、あなたが作りたいサークルをイメージしておきましょう。
すのこを紹介した理由
この項目ではすのこを紹介した理由とその意味について話していきます。
安価で購入できる
今回は購入ではなく手作りするのがテーマなので、安い値段で済まることが前提になってきます。
そして、すのこは何枚かのセットであっても1000~2000円ほどで購入することができます。また、多少小さめのものにはなりますが、百均にも売っているのでお財布に優しいです。
金属は温度を伝えやすい
ここまでの説明でお分かりかと思いますが、今回紹介したサークルは屋外用になります。確かに鉄であれば、強度の面で安心できますが、鉄にはある弱点があります。
それは温度を伝えやすいということです。
鉄は温度を伝えやすい性質を持っているので、夏であったら日差しを受けることで火傷するぐらい熱くなりますし、冬であれば霜焼けするぐらいにまで冷えてしまいます。
屋内であれば、部屋にある冷房や暖房で対策は可能ですが、屋外での対策は難しくなってきます。わんちゃんの中には、ついつい柵に噛みついてしまう子だっています。
噛み付くだけならまだしも、噛み付いた際に舌にまで触れてしまったらわんちゃんとしてはたまったものじゃないですよね。
しかし、木は温度の影響をうけません。勿論、全くというわけではありませんが、火傷するほど熱くなったり霜焼けするほど冷えたりするわけではありません。
なので、仮にわんちゃんがサークルを噛んだり舐めたりしても、大したダメージにならないのです。
あくまでも屋外用として使う
やはり木製なので鉄には強度が劣ってしまいます。しかし、今回使うのはあくまでも屋外用に過ぎません。長い時間を過ごす家の中だとやっぱり多少の金を使ってでも、ちゃんとしたサークルを用意したいのが本音でしょう。
ですが、屋外用はわんちゃんを遊ばせるために使うだけに過ぎないので、そこまでお金を使う必要はありません。
物の保管で例えてみよう!
もっと簡単に理解して頂くのであれば、物の保管を例であげてみましょう。
例えば、あなたは鍵穴付きの木製の箱と段ボールで作られた箱をそれぞれ1つずつ持っていたとしましょう。
そして、あなたは右手にお金を管理する通帳、左手に1本の鉛筆を持っていたとしましょう。鍵穴付き木製の箱と段ボールで作られた箱に入れられるのは1個までです。では、あなたは通帳と鉛筆をそれぞれどちらに入れるでしょうか。
恐らく全く警戒心のない方でない限り、通帳を鍵穴付きの木製の箱に入れて、鉛筆を段ボールの箱の中にいれるでしょう。
理由は至ってシンプルです。あなたにとってお金の通帳のほうが大事であり、決して盗まれてはいけないものだからです。
一方で鉛筆はどうでしょうか。コレクターとかマニアなら話は別ですが、ほとんどの人が1本ぐらいなら無くなっても大丈夫だと考えるのではないでしょうか。
つまり、鉛筆は需要度が低いから鍵穴も付いていない段ボールで作られた箱に入れてしまうのです。もし、無くそうが盗まれようが新しいものを用意できますからね。
しかし、お金を管理する通帳が無くなってしまうと私もあなたも焦ることでしょう。通帳と言うものはそれほど需要が高いものです。だからこそ、盗まれたり無くしたりしないように鍵穴の付いた木製の箱を選択するわけなのです。
少々極端な例えを挙げてしまいましたが、サークルに当てはめることもできます。
- 屋内用のサークルは、犬の家とも言えるので値段がかかる或いは手間をかけてでも作ったサークルにしたい。
- 屋外用のサークルは一時的に遊ぶための空間に過ぎないので、お金や手間をかける必要はない。
つまり、需要度の高さ=高い値段だと思って頂ければ良いでしょう。
ちょっとしたおしゃれをしてみよう!
こうして、すのこを使うだけでサークルが作れますが、せっかくならサークルにおしゃれもしてみませんか。ちょっとしたおしゃれをするだけで、楽しみ方も増えますよ。
すのこに個性あふれるイラストや模様を入れてみよう!
すのこであったら、絵具を使ってすのこの表面にイラストや模様を描いてみるのもありです。あなただけのイラストで個性あふれるおしゃれなサークルに変身させてしまいましょう。
お花の楽園にいるのはあなただけの天使
大きい植木鉢でも小さい植木鉢でも構わないので、お花の植えられた植木鉢をサークルの周辺に置いてみましょう。お花に囲まれた楽園の中にいるのは、天使或いは妖精そのものです。
また、周囲に植木鉢を置いておくことで、サークルの強度も上がります。植木鉢が無くても2リットルの水が入ったペットボトルを5~10本置いておくことで強度は上がります。
自然塗料を使ってすのこを長持ちさせよう!
今回、すのこを使った屋外用のサークルを紹介しましたが、当然屋外用というのもあって雨に濡れてしまいます。
すのこは木材なので雨に濡れてしまうと腐食しやすくなってしまいます。そんな腐食防止に役立つアイテムが他でもなく防腐剤を含んだ塗料になります。
これを使うことですのこは腐食しづらくなり、長持ちさせることができます。ただ、1つだけ注意して頂きたいことがあります。
塗料は必ず自然塗料のものを使う
一般的に使われる塗料というのは、有害物質が含まれているのが多いです。有害物質というのもあって、臭いを吸ったり塗料を舐めたりすると体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
犬はサークルを舐めたり噛んだりすることも日常茶飯事なので、要注意です。したがって、塗料は有害な物質が含まれていない自然塗料を使うようにしましょう。
塗料に含まれている有害な物質
ペットに害を与える塗料というのは、溶剤の中に含まれているVOCになります。VOCとは、揮発性有機化合物の略でシンナーに含まれている成分を指します。
これに該当する有害な物質は、トルエン、キシレン、酢酸チエル、ホルムアルデヒド、クロルピリホス、ベンゼン、スチレン等の有機溶剤になります。
有害な物質が含まれていない自然塗料
オスモカラー、キヌカ、木染ちゃん、リボスなどの塗料は自然塗料と言われており、体には無害だと言われています。しかし、万が一の事も考えて購入の際には必ず店員さんと相談しておきましょう。
まとめ
最後にもう一度すのこを使ったサークルを作る上でのポイントをおさらいしておきましょう。
- 外で遊ばせるためのサークルであれば、お金をかけずとも作れる。
- すのこであれば、金属で作るよりも安価で済ませることが可能。
- 材料の調達と設計図の作成を行っておく。
- 絵具でイラストを描いたりお花の植木鉢で簡単なおしゃれもできる。
- すのこを長持ちさせるためには自然塗料を使う。
以上の点を押さえておけば、あなたはわんちゃんを気軽に遊ばせられる屋外用のサークルを作ることができます。あなた特製のサークルでわんちゃんを思いっきり遊ばせてあげましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。