最近はすのこを使った手作りケージが流行っているみたいですね。
私の犬友達にもすのこを使ってわんちゃんにケージを作ってあげた方がいるんですが、すごいおしゃれでびっくりしました。
「これ大変だったんじゃない?」と聞いたら、「それがね、すのこだからめっちゃ簡単なの」って言われました。しかも「木材使うより安く収まったし、部屋のピッタリ」とも。
これは俄然興味が湧いてきました。以前は主にSPF材を使ったケージの作り方について調べていましたが、すのこの方が楽で安いとなればやらないわけにはいきません。
そこで、今回はケージやすのこについての予備知識と、お友達の話を参考に、すのこケージを手作りする方法について紹介したいと思います。
そもそもケージは必要なの?
結論からいうと必要です。わんちゃんはもともと穴で暮らす動物なので、自分がくつろげる、落ち着ける場所がないとストレスになってしまいます。また、ケージを使うことによって、わんちゃんのしつけに対する悩み等も解消することができます。
人間と同じように、わんちゃんにも素敵で快適なお家を用意してあげましょう。
ホムセンから100均まで!種類豊富なすのこを上手に選ぶ!
昔はすのこといえば、すのこベッドが流行ったりしていましたが、今ではすっかりDIYの定番になっていますね。
わんちゃんのケージでなくても、収納棚を作ったりするのに大活躍です。ホームセンターでも様々な種類のものがありますし、100均でも取り扱っています。
逆にいろんな種類が有りすぎてどれを選んだらいいのかわからないという方のために、おすすめのサイズのすのこを紹介します。
押し入れすのこなら組み立て簡単
1番おすすめしたいのは押し入れすのこです。大判のものが多く、その分ビスを打ち込むところが少なくなります。
ラテやマロンみたいな小型犬だと、この押し入れすのこを組み立てるだけでケージにできます。
サイズについてはわんちゃんの体格をみて、ぶつけたり擦ったりしないように、きちんと測ってくださいね。
押し入れすのこはホームセンターで買うことができますが、重い物を運びたくない、気軽にホームセンターに行けないという人は、こちらの通販でも取り扱っていますので、是非ご覧ください。
100均のすのこ使う場合はサイズに気を付ける
100均でもすのこを取り扱っています。しかしホームセンターに売っているのに比べ、サイズが小さいものばかりです。大きくても40㎝くらいが主流でしょう。
この場合、ケージとして組み立てるにはたくさんの枚数が必要になってきます。そうなってくると、繋ぎ目がたくさん出来てしまう為、強度が不安になってきます。
ラテとマロンが中で遊んでいるときに倒壊なんてことになったらもう大変です。せっかく作ってあげたもので怪我をさせてしまったり、怯えさせてしまったら本末転倒です。
いくら安いからといって何も考えずに作るのは絶対にやめましょう。
小型犬のケージでしたら100均の物でも作れると思いますが、それ以上のわんちゃんのケージを作る場合は大判のすのこを使ったほうがより安全です。
また、違う使い方としては、扉部分に使用したり、横に繋いでガードフェンスにするのがいいと思います。
どんなケージにするかイメージする!
以前、木材を使ったケージの作り方を紹介しましたが、すのこを使った場合でも大体同じ手順で作ることが出来ます。
これらの記事を読むと、自分でケージを作れるようになりますので、ここでは簡単なおさらいと、すのこを使った場合のイメージを考えていきましょう。
今あるお家の増築?おしゃれすのこを被せる
引用:RoomClip
シンプルに。けれども機能的に!
引用:RoomClip
既製品のボックスにすのこの扉を付けただけ!
引用:RoomClip
自分が作りたいもののイメージが沸いてきましたでしょうか。
1番大切なことはわんちゃんのことを考え、安全で快適なケージを作ってあげたいですね。
ケージを作る準備をしよう!
まずは準備です。必要な道具を揃えましょう。これらの道具はケージに限らず、いろんなDIYに使えるので、揃えておいて損はないですよ。
必須アイテム!電動ドライバー
いきなりハードルが高いと思うかもしれませんが、DIYでは必須アイテムです。
穴も空いてない木材にビスを打ち込むのは、手動では無理です。しかも一本や二本ではなく、たくさん打たないといけないので是非とも購入をおすすめします。
これから何かを組み立てるだけではなく、解体するときや改造したいときにあると便利です。今ではいろんな価格帯のドライバーがありますので、ご自分の使用状況の合わせて選んでください。
この電動ドライバーのウリは電池式というところです。コード付きのものや充電式コードレスの方がパワーがありますが、そこまで本格的な物は必要ないという方におすすめです。
値段も2000円台で販売しているところが多いです。使いたいなと思ったときにサッと使えるところも高評価です。
DIYをしたことがある人なら1度はボッシュという名前は聞いたことがあると思います。有名なドイツのメーカーですね。
お友達にとりあえずDIYするならコレを買った方がいいと言われました。もて余してしまうのではないかと思いましたが、いろんなアタッチメント(別売)があって、なんと火おこしまでできるみたいです。
とりあえず本体だけ買って、アタッチメントは後々考えようと思いました。
微妙な長さ調整はハンディノコギリで!
すのこを使う場合だとあまり出番がないかもしれませんが、こちらも一本持っておくと便利です。
ほんのちょっとだけ短くしたいときや、余計なところを切り落としたいときに重宝します。ここでは私がおすすめするノコギリを紹介しますね。
万能目のほうが便利そうに見えますが、すのこ等の木材を加工するときは絶対木工用の刃を使ったほうがいいです。切り口が全然違います。
こちらのノコギリは折り畳み式でしまうのにも場所を取りません。収納ケースをベルトなどにつけることが出来ますので、作業中でも邪魔にならないです。
仕上げのやすりでより安全に!
こちらもすのこの場合だとあまり出番がないと思いますが、木材を加工しているとどうしてもバリやささくれができてしまいます。
このバリやささくれを放っておくと、わんちゃんの怪我に繋がってしまいますのできちんと処理をしましょう。
サンドペーパーでも削れますが、結構消耗してしまうため、こちらのようなやすりが1個あると重宝します。
このグリップがポイントなんです。やすりをかける時って結構大変なんですが、こちらのグリップをしっかり持つことによって素早くやすりをかけることができます。
すのこに塗装をする場合は、もう少し目の細かいサンドペーパーで仕上げると綺麗に塗装できると思います。
ケージを置きたい場所の寸法をしっかり測ろう
すのこを買ってしまった後に、置き場所が狭いなんてことにならようにしっかり測りましょう。その他にも日当たりは大丈夫か、人が頻繁に通る場所ではないかなどの確認もします。
せっかくわんちゃんの落ち着く場所を作るのに、落ち着けない場所になってしまってはよくありません。冬は寒くなりすぎないかも確認しましょう。
設計図を作ろう!
すのこを使う場合はサイズがある程度決まっているので、置き場所のサイズを明確にしましょう。
その上でざっくりパーツを紙に書いて、大体どのくらいのサイズのすのこがあればいいのか確認します。もちろん思った通りのサイズがあるとは限りませんので、その場合はどのくらいまで許容できるのかも書いてあると便利です。
組み立て方やその他の部品は?
ざっくりとした設計図ができたら、あとは買い物をして組み立てるだけです。
ここからは以前書いた記事の手順と一緒なので、そちらの記事を参照してください。
同じ地域でも店舗によってサービスや取り扱い商品が違うので、よくわからない場合は店員さんに確認しましょう。
まとめ
今回はすのこでケージを作るためのポイントを紹介しました。
▼すのこを使ってケージを作るときのポイント
- わんちゃんの体格に合わせてすのこのサイズを決める
- どんなケージを作りたいのかしっかりイメージする
- ケージを作る為の工具を用意する
- 置きたい場所はどれくらいまでのサイズが入るのかしっかり確認する
- 設計書を書く
組み立てや部品については以前の記事を参照してください。
すのこだと簡単に作れるかなと思いましたが、木材を使ったときほどサイズに幅がないと思いました。もちろん組み立てるだけなので簡単なのですが、自由に加工したい方は木材を使ったほうがいいです。
ご自分のレベルや、何よりわんちゃんのことを第一に考えて愛情溢れるすてきなケージを作ってあげてくださいね。