犬用ケージの選び方。おすすめの方法や抑えたいポイントを紹介!

最近、家族として犬を迎え入れるご家庭が増えてきました。

小型犬やミックス犬など、小さくて可愛い犬種が増えて、女性や子供でも抱っこやお散歩が楽なので人気ですよね。

しかし実際に飼おうとすると、犬用のグッズを揃えたり、家の中を整理したりといろいろ大変。

特に悩むのが、犬用のケージだと思います。

ペットショップやネットを見ても、たくさんの種類があって、どれが良いのか分からなかったり、自分がこれから飼いたい犬種に本当に合っているのかなど、不安は尽きませんよね。

そこで今回は、犬用ケージを選ぶ時のおすすめポイントをご紹介していきたいと思います。

買って良かったケージの種類や、実際の体験談など、犬を飼う時のリアルな声を、ぜひご覧ください。

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犬用のケージは本当に必要なのか?

犬を飼うと決めた時、一番最初に考えなければいけないのが「犬の居場所」です。人間に自分の部屋やベッドがあるように、犬にも「自分だけのスペース」となる場所は必要なのです。

そこで大切になってくるのが「ケージ」ですが、ケージは必要ないって思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

普段は家の中で放し飼いだし、夜間は自分と一緒にベッドで寝るから必要ないと、一日の中で使うタイミングが無ければ、そう思ってしまうかもしれません。

しかし、そこで困るのが夜間や留守中です。

家の中で放し飼いが基本になってしまうと、目を離した隙に誤食をしてしまう可能性が高いのです。

私の知人が家の中で放し飼いにしているのですが、知人が留守中に犬がキッチンへ入ってしまい、キャベツをえぐるように食べてしまったそうなんです。

この時はキャベツだったからまだ良かったのですが、これが玉ねぎだったらと思うと、ゾッとしますよね。

玉ねぎは犬の細胞を壊してしまうという、犬にとっては劇薬も同然の食べ物。扱いや保存場所にも注意しなければいけません。

他にも、キッチンに置いておいた油を飲んでしまったり、コードを噛んでしまったり、ティッシュを食べてしまったりと、放し飼いで起こるトラブルは数多く聞こえてきます。特に子犬の頃は人間の赤ん坊と同じで、興味のあるものを口に入れたがるのです。

また、犬にも歯の生え変わり時期があります。夜一緒にベッドで寝ていても、歯のむずがゆさから布団を噛んで、出てきた綿を食べてしまうかもしれません。

しつけをしっかりとしていても、誤食の危険性は消えないのです。

その為、夜間や留守中のペットの安全を守るためにも、ケージは必要です。

大型犬なら外で飼うのか、小型犬ならどこの部屋で飼うのか、ご飯やトイレはどこに置くのか。家族として迎え入れるのですから、人間と同じように生活スタイルを考えなければいけないのです。

 

犬用ケージを選ぶ時のおすすめポイントは?

ケージとサークルってどっちが良いの?

よく、「ケージ」や「サークル」と聞きますが、どっちが本当の呼び名なの?って不思議に思いますよね。

実はこの2つ、まったくの別物なんです。

ケージとは「屋根がついているもの」で、サークルは「屋根がついていないもの」のことを呼びます。商品名に「ケージ」や「サークル」と書かれているものも多いので、購入の際は参考にしてみてください。

ただし、ケージであっても屋根がついていなかったり、その逆もあったりするので、実物や写真をしっかりと見てから購入しましょう。

さて、ケージとサークルどちらを選べば良いのか、疑問に思っている方も多いと思います。

結果から言えば「飼う犬種によって変わる」ということです。

トイプードルやパピヨンなど、ジャンプ力が高い犬種の場合、飛び越えて脱走してしまう危険性があります。屋根がついているケージを購入しておけば、その心配が無くなるので安心です。

その他の、ミニチュアダックスフントやコーギー、大型犬などでも、ジャンプする危険性がなければ、屋根のないサークルを選ぶと良いでしょう。

水の取り換えやトイレの交換、掃除など、実際にお世話をすることを考えると、屋根のないサークルの方が手間がかかりません。それに、屋根があるケージは安心感がありますが、犬によっては「閉まっている」ことにストレスを感じる子もいます。

なので、出来るだけ開放的なものを選んであげてくださいね。

掃除がしやすいものを選ぼう!

上の項目でも説明しましたが、ケージやサークルを購入するにあたって重要なポイントが「掃除のしやすさ」です。

私の犬達も留守番中に水分補給やトイレが出来るように、ケージの中に水やトイレを入れていますが、そうすると結構汚れやすいんですよね。

特に子犬の頃は、うんちを踏んだり、おしっこを外したり、敷物をびちゃびちゃにしたりと、後処理がとても大変でした。

掃除がしにくいタイプを選んでしまうと、隅々まで掃除が行き届かなくなり、結果としてケージの劣化を早めてしまいます

そこでおすすめなのが、中敷きのトレーが取り外しできるこのようなタイプです。

 

引用:Amazon リッチェル ペット用 お掃除簡単サークル

水吹き、水洗いが出来るので、掃除がしやすく、ケージ内が清潔に保たれるんです。

これがあるか無いかで掃除のしやすさが格段に変わるので、ぜひ購入を検討してみてください。

大きさはどのくらいのものを選べばいいの?

生後間もない子犬を飼うことになった時、どの大きさのケージを買えば良いのか悩みますよね。

成長した子犬がどのくらいの大きさになるのか、大きくなっても使えるサイズなのか、犬種によっても違いますし、成長の仕方も違います。

実際に私も、小型犬用のケージで十分だろうと買ったはいいものの、成長したらケージが狭くなってしまい、少し大きめのものを買い直したということがありました。

そこで、大きさの選び方についておすすめしたい方法が、「1つ大きいサイズを買う」ことです。

超小型犬なら小型犬用。小型犬なら中型犬用、といった具合です。

ケージやサークルは、犬が落ち着かないので狭くても大きすぎてもよくありません。ですが、寒い時期の防寒対策や、夏場の暑さ対策などで、ケージ内にグッズを入れると、中が途端に狭くなってしまいます。

1サイズ大きいケージであれば、成長して体が大きくなってものびのび過ごせますし、対策グッズやおもちゃ、水置き場などでスペースが埋まる心配もありません。

また、成長してケージが狭くなったら新しいものを購入する、という方法もありますが、環境の変化に敏感な犬にとって、「自分の部屋」が変わったことにストレスを感じてしまうので、慎重に行わなければいけません。

そのため、長く使用するつもりで少し大きめのケージを買った方が、犬にとってもお財布にとっても優しいです。

ただし、賃貸などスペースに余裕が無い場合は、人間の居場所が無くなってしまうのでおすすめ出来ません。その時は、ケージ内でのスペースを少しでも確保出来るように工夫してあげましょう。

木製VS金網 どっちが良いの?

小型犬の人気が出てから、室内にケージやサークルを置く人が増えました。そのため、犬用ケージも室内の雰囲気に合うように、木製やおしゃれなデザインのものが人気です。

しかし、木製のケージを購入するのには一つ注意することがあります。

犬は、よく噛むのです。

当たり前のことだと思うかもしれませんが、これはケージ購入の時に考えなきゃいけない、大切なことなのです。

上の項目で少しお話ししましたが、犬にも歯の生え変わり時期があります。その時、どんなに噛みぐせをしつけていても、むずがゆさに耐えられなくなりいろんな場所を噛んでしまうのです。

その時、目の前に噛みごたえのありそうな固いものがあったらどうでしょう。そう、ケージの柵です。

木製の場合すぐ傷が付いてしまい、しかもその部分がハゲてしまって、せっかくおしゃれなものを買っても台無しになってしまいますよね。

しかし金網タイプであれば、多少ごりごり噛んだとしても、傷は付きにくいので、安心していられます。

そのため、生後間もない子犬を買うのであれば、最初は金網タイプを購入したほうが良いでしょう。どうしても木製のものが良いのであれば、歯の生え代わりが落ち着いた頃に買い換えるか、生え代わり時の対策をしっかりと立てて置くことをおすすめします。

犬用ケージで失敗した体験談

ここまで、犬用ケージ・サークルの選び方についてのポイントをご紹介してきましたが、実際に犬を飼っている知人がこんなことを言っていたのでご紹介します。

知人はトイプードルを飼っているのですが、実はケージではなくサークルで飼っているのです。

トイプードルですのでもちろんジャンプ力があり、実際に私が遊びに行くと、興奮しながらジャンプしてまとわり付いて来ます

屋根がついていないサークルですので、脱走しないのか聞いてみたところ、「実はこんなことが・・・」と話してくれました。

生後2ヶ月のトイプードルをペットショップで購入して、屋根を付けたケージの中に入れて夜寝かせたところ、朝起きたらうんちまみれになっていたそう。

しかもそれが数日続いたので、思いきって屋根を外してみたところ、その夜からうんちまみれにならなかったそうなんです。

最初は知人も脱走の心配をしていましたが、犬の性格が臆病で、実際のジャンプも垂直跳びしかしないから、結局そのままサークル状態で使用しているんだそうです。

確かに、犬の動きを観察してみると、椅子に上ったり柵を飛び越えたりする様子もなく、ジャンプはしますが上下に跳び跳ねるだけ。

ケージの柵の高さも十分にあるし、中に足場になりそうな物もないので、脱走は心配なさそうです。

そこで、私は思ったのです。

ネットや雑誌などで、犬の飼い方について一般的な方法が紹介されていますが、その方法にすべてが合うわけではないんだと。

人間にも個性があるように、犬や猫などの動物にもそれぞれ個性があるので、家に迎え入れるのであれば、その子の個性に合わせた環境作りをしてあげることが、何より大切なことなんだ、と思い直したのです。

 

犬用ケージの選び方まとめ

今回の記事では、犬用ケージやサークルを選ぶ際のポイントをご紹介してきました。

要点をまとめると以下の通りです。

  • 犬を守るためにもケージやサークルは必要
  • 飼う犬種によってケージ(屋根付き)かサークル(屋根無し)を選ぶ
  • 中敷きのトレーが外せて掃除が楽なものを選ぶ
  • 大きさは飼う犬種の1つ大きなタイプを選ぶ
  • 木製と金網タイプなら金網のほうが頑丈
  • 飼う犬の個性を生かした選び方が何より大切

 

実際には、ケージを買って使用してみないと分からないことはたくさんあります。思っていたよりも大きかったり小さかったり、丈夫だったりすぐ壊れたり、気に入ったり気に入らなかったりと、数えきれないほど。

けれど大切なことは、人間と動物が一緒に生きていくうえで、お互いが気持ちの良い生活を送れるかどうかです。

その気持ちを大切にしながら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。

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