「愛犬がお部屋のあちこちでトイレをしたらどうしよう」
初めて犬を飼う方がまず直面するのがこの問題です。家中がおしっこやうんちまみれになってしまうのではないか、と頭を抱えてしまいますよね。
トイレトレーニングをするためには、サークルで飼育するのが一番です。サークルは、人間に例えると子供部屋や書斎のようなものです。安心してリラックス出来る、自分だけのお城です。
サークルにベッドや水飲み場を用意してあげて、トイレとベッドはそれぞれ別のスペースなんだ、と愛犬に学習してもらいます。そうすればしめたものです。サークルの中と同じように、広い部屋の中でもトイレの位置をスムーズに覚えることが出来るんです。
犬は綺麗好きなので、一度トイレを覚えてしまえば毎回そこでしてくれます。家中を汚される心配とはおさらばです。
今回は、初めて犬を飼われる方でも分かりやすいように、どんなサークルを用いて、どのようにトイレトレーニングを進めたらいいか、順を追って説明していきたいと思います。
準備①トイレとベッドが別になっているタイプを用意しよう
先ほどご説明した通り、わんちゃんは元々綺麗好きです。そのため、トイレとベッドスペースを分けられるタイプを選ぶことをおすすめします。
スペースが仕切られたサークルを使うことのメリットは以下の通りです。
メリット①愛犬が楽にトイレを覚えられる
敷居をまたぐことでスペースが区切られていることを、愛犬が自然と体で覚えてくれます。後で「ここはトイレ」「ここはベッド」と別々に認識させる時に大変役立ちます。
また、サークルは屋根が無いので、トイレトレーニングの時に愛犬を楽にトイレへ誘導出来ます。上から手を入れて愛犬に直接触れることが出来るからです。また、愛犬をサークルに入れたままトイレのお掃除することも出来るので、手間が省けますよね。
メリット②安全・快適にお留守番出来る
愛犬がある程度大人になりきちんとしつけが完了するまでは、お留守番の時にお部屋の中に放しっぱなしにしないで下さい。犬は赤ちゃんと一緒で、とても好奇心旺盛なので大変危険です。
目についた物は、口に入れたりかじってみたりしたくなります。ティッシュなどを誤飲したり、コードをかじってショートさせたりして、思わぬ怪我やトラブルの原因になってしまいます。
また愛犬にとっても、部屋に放しっぱなしのお留守番は大変ストレスがかかります。ただでさえ一人っきりにされて寂しいのです。
と強い義務感が働くからです。その結果、もし机の上など手に届く場所にエサがあったら、ストレスを解消するために、袋を食い破ってでも暴飲暴食してしまいます。
その点、サークルに入れておけば、愛犬は好きなタイミングでトイレに行けます。自分だけのお部屋で安全・快適に過ごしていられます。もともと犬は穴の中で生活していたため、狭い場所のほうが、自分が包まれて守られているような気分になり、過度なストレスを受けずにすむのです。
おすすめサークル
引用:Amazon
準備②サークルは落ち着いてトイレが出来る場所に設置しよう
落ち着いてトイレトレーニングに取り組むためには、サークルの設置場所も重要です。リビングに置くと、家族の温もりを感じられるので、安心して生活できます。風通しの良い場所に置き、夏場は冷房を効かせて熱中症対策してあげましょう。
【避ける場所】
- ドア付近…人が出入りするたびに、愛犬が警戒して居心地の悪さを感じてしまいます。
- 窓際…直射日光で熱くなります。また、外気温の影響をもろに受けてしまいます。
トイレトレーニングStep1:サークル全体をトイレのスペースにしてあげよう
トレーニングする前に約束して欲しいこと
『ほめて、ほめて、ひたすらほめて』
今回のトイレトレーニングをするにあたって、これを徹底して下さい。なぜならトイレトレーニングは、愛犬が家に来た初日から行うものだからです。生後2ヶ月の赤ちゃんを想定しています。小さい子は、叱りつけるのではなく、ほめて長所を伸ばす。人間と一緒です。
そして、忘れてはいけないのは、まだ貴方にも、貴方の家族にも、そして、環境にも慣れていない、ということ。トレーニングを通して、たっぷり愛情を注いであげて下さい。
これで安心!トイレトレーニングを絶対失敗しない方法
愛犬が家に来た初日から、最初の一週間までに、まず、トイレシートの感触を覚えてもらいます。そのためには、成功体験を積み重ねて、沢山ほめてあげることが大切です。やり方は、こちらの動画をご覧下さい。
サークル全面をトイレにする、なんて、斬新なアイディアですよね。愛犬がトイレをしている時は隣りにいて、横目で静かに見守りましょう。間違ってもガン見してはいけません。出るものも出なくなってしまいます。
このトレーニングを通して
- 愛犬が、一日に何回くらいトイレをするのか
- 愛犬がどんなタイミングでトイレをするのか
- 愛犬は、トイレに行きたい時にどんなサインを出すのか(くるくる回る、地面のにおいをかぐ、落ち着きを無くすなど)
この3つを、貴方の中に染み込ませて下さい。今後、愛犬をきちんとトイレへ誘導してトイレを覚えてもらうためには、愛犬と一緒に貴方自身も学んでいかなければなりません。
そのためには、母親が我が子の母子手帳をつけるように、今日は愛犬が何時に何をしたか、という成長記録ノートをつけてあげるのが一番です。ちなみに、この頃の子犬は1日に平均して、うんちが5~6回、おしっこは20回くらいします。大変ですが、頑張って下さい。
トイレシーツの上でトイレが出来たら、愛情を込めて「よく出来たね」といっぱいほめてあげます。
この時、恥ずかしいからと言って、無言でなでて「はい、おしまい」にしてはいけません。残念ながらそれだけでは、子犬には貴方の愛情がちっとも伝わらないからです。
実は「犬は生まれながらにして、人からなでられるのが好き」という訳ではありません。
今「えっ!」て驚きませんでしたか?私は知った時に衝撃を受けました。だってよその犬でもなでなですると、あんなに嬉しそうに喜んでくれるじゃないですか。しかし事実なのです。
「飼い主さんの嬉しそうな笑顔+明るいテンションでのほめ言葉+なでなで」がセットになって初めて、愛犬はそれが貴方からの愛情のサインだと学習します。そして、「なでてもらう=愛情を注いでもらう」ことを要求するようになるのです。犬って、本当に賢いですね。
- ほめる
- 愛犬がトイレシートで遊びだす前に、速やかにトイレシートを取り替える
(ここは動画とは違うところなので注意して下さい。『トイレシートはおもちゃ』だと勘違いしないようにしなければいけません。)
どうしても、汚れているのを見ると先に取り替えたくなりますが、この順番が大切です。
時間が経ってからほめても、愛犬は何をほめられたのか分からなくなってしまいます。これでは、愛犬に『トイレシートの上でするのが正解だよ』と伝えることは出来ません。
【注意】最初の1週間は愛犬をサークルから出さずに見守ろう
なんだか、じぃっとボクを見てる人がいて怖いよう。
あ~ん、眠いのに緊張して眠れないよぅ…ガタガタ、ぶるぶる…
ペットショップやブリーダーから、貴方の家に迎え入れた時の生後2ヶ月の愛犬の心理です。この時期の子犬は眠るのがお仕事です。一日17時間も眠らなければいけません。長時間眠るのは体力的にも大変なことです。安心していい場所なのかどうか分からないとなおさらです。
ですので、この時期に貴方が取るべき行動は「家政婦は見た!」の市原悦子さんを演じることです。子犬の眠りを妨げないよう物陰からこっそり見守ってあげて下さい。そしてトイレタイムの後は、すかさずいっぱいほめてからきちんと清掃してあげて下さい。
無理に遊ぼうとしてサークルの外に連れ出してはいけません。かわいいからと間近でじぃっと観察し続けてもいけません。人肌に慣れていない子犬を、ぬいぐるみのように、ぎゅうぎゅう抱きしめたり、ほっぺにすりすりする、なんてもっての他です。
もちろんそれを必要とする子犬もいます。ただしちょっと鳴いたからと言って「はいはい、なんでちゅか~?」なんてすぐに駆けつけたりしてはいけません。
…ちょっと。
…ねぇ、ちょっとってば!
この私が呼んでるんだから、呼ばれたらすぐに返事しなさいよ!
などと、愛犬が勘違いして、主従関係が逆転したり、泣きグセがついてしまいます。
夜中などあまり泣き止まない時は、一度具合が悪いか様子を見に行きましょう。しかし何でもなければ、サークルに天井をつけ、その上からカバーで覆って真っ暗にして落ち着かせます。そして静かに部屋から出ましょう。
トイレトレーニングStep2:トイレとベッドスペースに分ける
①愛犬にどっちがトイレか決めてもらおう
1週間程度経ち、愛犬が空間スペースが別々に区切られていることを理解出来たら、次のステップに進みます。初めのうちは適当にサークル内でトイレをしていた愛犬も、この頃には7割くらいの確率で、愛犬自身が決めた「こっちがトイレだ」というスペースで、トイレが出来るようになっています。
トイレとは違うスペースに寝室を作ってあげましょう。犬用の可愛いふかふかベッドを置き、サークルにはペット用給水器や食器を置いてあげます。
②愛犬の生活リズムを知り、ベストなタイミングでトイレへと誘導しよう
2週間目。Step1で説明した成長記録(動画で言う、体内時計表)はつけていることと思います。「あっ、書いた日と書いてない日がある」という方は、すぐに書く習慣をつけて下さい。そして、「そろそろ愛犬のトイレタイムだ」と思ったら、愛犬と遊びながら様子を観察します。
ちなみに、動画のまさはるクンは生後3ヶ月でお家にやってきているので、お家の下見からレッスンが始まっています。
『トイレタイムのサイン』が出たら、愛犬をトイレへと誘導します。サークルなら、犬のお尻を押してトイレに誘導できるので便利です。
ペティオの『トイレのしつけが出来るドッグルームサークル2way』には、サークルの入口の他に、トイレのドアもついています。トイレに愛犬が到着したら、そっとトイレのドアを閉めましょう。
③声かけして応援しよう
おしっこの場合なら『ちっち、ちっち』や『ワンツー、ワンツー』。うんちの場合なら『うーんちっ、うんちっ』や『う~んちょっ、う~んちょっ』などと、おしっこの場合とうんちの場合を分けて声かけします。指示の言葉が違うと愛犬は混乱してしまうので、家族がいる方は、あらかじめ統一した声かけを決めておきましょう。
動画のように、愛犬がなかなかしなくて困っている場合はコマンドを変えます。また、犬もトイレが終わるまでに時間がかかる子や、見られていると緊張して上手く出来ない子もいます。「マイペースでいいんだよ」と犬に伝わるように、そばで雑誌や本を見ながら、貴方自身がくつろいでみせましょう。もちろん、横目で見守って下さいね。
④上手に出来たら、いっぱいほめてあげよう
上手にできたら、愛犬をほめて、ほめて、ほめまくります。オーバーリアクション気味で丁度良いです。最初のうちはおやつをあげるのも良い手です。そして、お部屋デビューさせてあげます。
しっぽを、ぶんぶんぱたぱた、ちぎれるくらい振り回したいくらいだったわ。
あの感動は、今でも忘れないな。
これからも、頑張ってトイレ覚えよう、って、俄然やる気になったわね。
マロンのように、ドキドキしすぎて逆にストレスになる子もいるので、時間が無ければ、掃除する間だけでも構いません。しかし、マロンもこう言いながら、瞳はキラキラ輝いていました。犬はサークルから出してあげると喜んでくれるので、トイレトレーニングの良いごほうびになります。
とは言え、興奮しすぎるといけないので、長く出しすぎてもよくありません。10分程度(3ヶ月の子犬なら15分程度、4ヶ月以上の子犬なら20分程度)がMAXです。
サークルへの出入りは、もちろん扉を使用して下さい。手間を考えると抱っこして上げ下げしてしまいたくなりますよね。しかし、そんなことをしているといつまでたっても、愛犬は自分でサークルを出入りする方法を覚えてくれません。最悪、貴方をエスカレーターかエレベーターだと勘違いしてしまいます。
また、お部屋で遊ばせるのは目の前で(もしくは、そばにいる時に)、正しくトイレを出来た時だけにします。仮にトイレで出来ていたとしても、いつ排泄したのか分からない時は、ささっと掃除だけします。突然ほめられても、愛犬がその理由を理解することが出来ないからです。
トイレトレーニングStep3:愛犬をお部屋デビューさせる時に大切な2つのこと
①スモールステップの原理
3週間目から、休日のみでもOKなので、たっぷりと愛犬と遊ぶ時間を作って下さい。正しくトイレ出来たら、出す場所を人の手が届く範囲に限定して、今までできなかった分、たくさん遊んであげて下さい。
遊んであげている間、サークルの扉は開けっ放しにして、愛犬が好きな時にサークルに戻れるようにします。愛犬が、自らトイレに行ったら、声かけして、きちんとトイレが出来るように応援してあげます。成功したら、たくさんほめて、遊びを再開します。
最初のうちは、成功確率2割と心得て、過度な期待はやめましょう。期待しない時に成功できた方が、貴方にとっても素直に嬉しいですものね。ただし「どうせ失敗する」と遊ぶ時間を作らないのはNGです。
もしトイレ以外でし始めたら、低い声で「あ~ぁ」と言うか、その子の名前を呼んで、すかさず扉からサークルに戻しましょう。そしてサークルの扉を閉め、ちゃんとトイレで出来るようにうながしてあげます。愛犬が続きをトイレで出来たら成功です。たくさんほめて、お部屋に出してあげます。
この訓練を受けていない子犬が排泄している時に、無理に抱き運ぼうとすると、子犬は驚いて出るものも引っ込んでしまいます。しかし、2週間目に「トイレですれば出してもらえるんだ」ということが身についていれば、大丈夫。愛犬も慌てずに続きをすることが出来ます。
遊ぶ範囲を狭いスペースに絞ることで、愛犬も自主的に戻りやすく、貴方も、タイミング良く愛犬をサークルに戻せます。愛犬が、ちゃんと一人でトイレに行けるようになるまで(通常は1週間程度)繰り返します。
狭いスペースでのトイレトレーニングを終えたら、徐々に遊ぶ範囲を広げてあげます。成功しては範囲を広げて…と繰り返していくと、おおよそ1ヶ月程度で、違う部屋で遊んでいても、愛犬は自分で戻ってトイレで排泄できるようになります。
大切なのは、スモールステップの原理です。狭い範囲から、広い範囲へ。短い時間から、長い時間へ。徐々に課題を難しくして、次々にトライさせていきます。指導者の貴方は、決して焦ってはいけません。
少し成功し始めた時に、「もう覚えたから大丈夫だろう」と、いきなり長時間目を離したりすると、失敗する確率が高くなります。大切な愛犬に、本来なら必要のない挫折感を味わわせることになってしまいます。
あんまりにも難しい課題を与えて、失敗ばかり経験させてしまったらどうでしょう。人間だったら「あ~、難しい。もう、や~めたっ。どうせ私には出来ないんだから」と、ふてくされてしまいますよね。犬も同じで、失敗してもいいや、と投げやりになってしまいます。
このトレーニングでは、1週間のスパンで次のStepに進んでいきます。しかし、それでは難しい子も中にはいるでしょう。愛犬も頑張って覚えているのですから、飼い主も頑張って、どうやったら覚えれるか、一緒になって悩んで下さい。案外、誘導の仕方やほめるタイミングの問題かも知れませんよ。
②「いいから」「いいから」の気持ち
トレーニング前にも約束していただきましたが、本当に大切なことなので、もう一度言います。愛犬が失敗しても、決して叱りつけてはいけません。
どうしても言うことを聞かない、もう我慢出来ない、と貴方が思うのなら、「トイレで排泄しないと、天罰が当たるんだ」と見せかけることは出来ます。犬の方を見ないようにして、犬の近くに物を投げつけるのです。しかし、私はこの方法は絶対にお勧めしません。
間違って犬に物が当たったら可哀想です。ましてや、犬は、賢いんです。万が一、『貴方がやっている』と気付かれたら、どうなるでしょう。貴方との今日まで築き上げた信頼関係は、はい、それま~で~よ~。
そんなので良いのでしょうか。違いますよね。例え少しくらい愛犬の学習スピードが遅くても、愛犬は、貴方から愛されたい一心で、毎日、健気に頑張っているんです。大切な愛犬に、どうかエールを送って下さい。
基本的に、犬が覚えられるのは、次の3つです。
- ここにトイレがあるんだ、という感触(ペットシーツを踏んだ時の足の裏の感触や、トイレトレーの感触)
- 「ちっち、ちっち」や「うんちょ、うんちょ」など、貴方からの愛情あるコマンド(指示)
- 決められた場所
ですので、失敗したからと頭ごなしに叱っても、何を失敗したのか分からないのです。
また、いたずら心のある犬は、覚えた後も「ここで失敗したら、飼い主さんはどういう態度に出るんだろう」と、わざととぼけて失敗することがあります。その時に、貴方が慌てず騒がず冷静に対応するのを見て、改めて貴方を心から信用し尊敬して、貴方に一生ついていくわ、と、決心してくれるのです。
愛犬の排泄物が部屋にあるのを見つけたら、黙って処理しましょう。犬にとってはずいぶんと時間が経ってしまった、過去の出来事です。そんな過去のことで叱られても、愛犬には何に対して叱られたのかさっぱり分からず、悩んでしまいます。
「室内でするのが悪いのか」と勘違いして、愛犬が膀胱炎や便秘になってしまったら大変です。「見つからないように隠れてすればいいんだ」なんて変な知恵を働かせて、予想外の所でこっそり排泄されたら、もっと困ることになりますよね。
うんちや、おしっこを片付けたら、専用の消臭スプレーを使って、排泄物の臭いを取ることも忘れないようにしましょう。後になってから愛犬が臭いをかいで、「あれ?ここも、トイレだったっけ?」と悩まなくてすみます。
愛犬が一人でトイレを出来るようになった、と感じても、貴方の家に来てから10ヶ月前後は、いつ汚されてもいいようにあらかじめ覚悟をしておきましょう。
サークルを使って愛犬と一緒に楽しくトイレトレーニングしよう
これまで、サークルで愛犬を飼うメリットや、トイレとベッドが別々のスペースに区切られているサークルが便利なこと、その方法についてお伝えしてきました。
最後に、今回ご紹介したトイレトレーニング方法のおさらいです。
- 初日~1週間…スペースを全てトイレにし、成功体験を積み重ねる。ほめながらなでることにより、愛犬との絆を深めていく
- 2週間目~…本格的なトイレトレーニング開始。トイレできちんと排泄できるように支援する。上手に出来たら、10分間をめどにお部屋デビューさせる。
- 3週間目~…サークルの周りで遊びながら、自主的に愛犬がトイレに行くよう支援する。
- 4週間目~…徐々に遊ぶスペースを広げていく
大切なのは、「いいから」「いいから」と、愛犬にも自分にも言い聞かせることです。失敗しても、「いいから」「いいから」。
トレーニングを終える頃に、ふと振り返ると、愛犬だけではなく貴方自身がした日常の失敗やミスも、「いいから」「いいから」と許せるようになっていることに気付くでしょう。
学校の先生や、ペットを上手にしつけながら飼っている人が、ひと目見ただけで、器の広い、あったかくて頼れる人に見えるのは、そういうわけなのです。
トイレトレーニングが完了すれば、愛犬と長距離ドライブしたり、犬の同伴OKのホテルに優雅に一泊することも出来ます。考えるだけでワクワクして、「それなら頑張ろう」と思えますよね。
変なトイレのクセが付いてしまわないように、トイレトレーニングは、愛犬を我が家に迎え入れた初日からすぐに取り掛かる必要があります。愛犬が来てから、ドタバタと慌てなくてすむように、前もってきちんと準備しましょう。