わんちゃんを飼うと、どうしても部屋に生活感が出てしまう。
SNSには、わんちゃんがいるのにオシャレでキレイな部屋の写真がアップされているのを見かけるけれど、いったいどうやってキレイな部屋を保っているの?
そんな悩みを持っているかた、いらっしゃいますか?
実は私も同じ悩みを持っていました。うちにはマロンとラテの2匹がいるので、それぞれのお部屋やトイレ、お世話グッズで部屋はごちゃごちゃ。
どうにか部屋をオシャレでキレイにしたいと思い始めた矢先、前に友達になった柴犬のタロ君を飼っている彼がうちに遊びに来ることになったのです。
悩み相談もしたいし、マロンやラテとどんな風に生活をしているか見てみたいというのです。
友人を家に招くことはほとんどないので、慌てて片付けをはじめました。サークルやケージは少し工夫して部屋のインテリアに馴染むようにできたのですが、問題は犬のトイレでした。
どうしても生活感が出てしまううえに、置く場所にも悩んでしまいました。
片付ける前に置いていた場所は、犬にとってはいい場所ですが、お客様にとってはあまりいい場所ではありませんでした。
トイレを急に動かすとマロンとラテが迷ってしまって、トイレを失敗してしまうのではないか。でも、動かさないのもお客様に悪い。どうしよう。
どうしたらいいのか、たくさん調べてみました。そして、色々試してみました。
私がトイレの場所問題を解決して、友人を自信をもって招ける部屋にした方法を紹介します。
犬のトイレはどんな場所に置くのがベスト?ケージの中じゃダメなの?


サークルやケージを用意しているから、トイレもケージの中に置いておけばいいのでは?と思いますよね。
わんちゃんを迎えてすぐはケージやサークルの中だけで過ごして慣らすので、サークルやケージの中にトイレも用意します。
ですが、サークルやケージの外でも過ごすようになると外にもトイレがあるほうが、わんちゃんも生活しやすいということをご存知ですか?
うちのラテもマロンもトイレトレーニングをし始めた時に、サークルの外にトイレがあったほうがトレーニングがスムーズに進んだので、それ以来外にもトイレを用意しています。
わんちゃんはとてもキレイ好きです。ケージやサークルの中でトイレをしない性格のわんちゃんもいます。また、人気のないところでトイレをしたいわんちゃんもいるので、外にもトイレがあったほうがいいのです。

トイレトレーニングについてはこちらで詳しく説明しています。参考にしてくださいね。
トイレの場所を変えたい!犬にストレスのない方法は?

ラテは人気のない廊下の隅の方のトイレがお気に入りなので、お客様が来ても目立たないのでよかったのですが、問題はマロンのトイレでした。
マロンはリビングにあるソファーと壁の間が落ち着くようで、そこがトイレの場所になっていました。
さすがにお客様が来た時に、ソファーの隣がトイレだと、お客様もマロンも落ち着かないのではないかと思いました。そこで、思いきってマロンのトイレの場所を変えることにしました。
少し根気はいりますが、焦らずゆっくりすることが、無事にトイレの場所を変えるコツです。

トイレを移動させるときのポイントは、
- 新しい場所まで、毎日数センチずつ移動させる
- 闇雲に場所を変えない
- トイレの場所は、わんちゃんが落ち着ける場所を選ぶ
- 新しい場所でトイレができたらたくさん褒めてあげる
ということです。順番に詳しく説明します。
毎日少しずつ移動させる
いきなり新しい場所にトイレを移動させて、「ここが新しいトイレだよ」とわんちゃんに説明しても、わんちゃんは戸惑ってしまいます。

こうなると、トイレの失敗の原因になってしまいます。少しずつ動かすと、わんちゃんもトイレが移動していることに気づかないので、失敗もなく場所を変えることができます。
闇雲に移動させない
落ち着きたい場所がしょっちゅう変わると落ち着きませんよね。私たちも頻繁に模様替えをしたとしたら、自分の部屋が落ち着かない感じがしませんか?
わんちゃんが戸惑うことがないように、トイレの場所を変えるのは、どうしてもというときだけにしましょう。
また、家の中での移動ではなく、引越しで家が変わる時は、できるだけ今までの環境に近い雰囲気を作ってあげましょう。トイレやトイレシートは今まで使っていたものを使うとわんちゃんは安心できますよ。


犬が落ち着ける場所を選ぶ
玄関やドアの近くなど人通りが多い場所はわんちゃんが落ち着けません。エアコンの風が当たる場所や寒さや暑さの影響を受ける場所もオススメできません。

部屋のインテリアのことを考えてわんちゃんのトイレの場所を決めたいと思ってしまいがちですが、トイレの失敗を少なくするためにも、わんちゃんの気持ちを第一に考えて場所を選んであげましょう。
新しいトイレの場所でできたら、たくさん褒める
トイレを移動させる時は、もう一度トイレトレーニングをするという気持ちで行いましょう。褒められることで、場所が変わっても、ここでトイレをしていいんだということがわかりますよ。
褒める時には、「よくできたね!」と声をかけながらたくさん撫でてあげたり、遊んであげるのが1番です。
よくできたご褒美におやつをあげるのもいいですが、あげすぎはよくありません。躾とおやつについてはこちらを参考にしてくださいね。
トイレトレーニングをする時に、「場所がトイレ」と覚えさせるより、「このペットシートがある所がトイレ」と覚えさせると、トイレを移動させる時やホテルに泊まる時にもわんちゃんが戸惑いにくくなりますよ。
これからトイレトレーニングをする方は、このポイントも覚えておいてくださいね。
犬のトイレの設置場所どこにする?室内でオススメの場所は?

わんちゃんも私たちも、お互いが満足できそうなトイレ設置場所をピックアップしてみました。そして、インテリアの参考になりそうなアイディアをご紹介します。どれも真似したいものばかり。ぜひお気に入りを探してみてくださいね。
もし良さそうな場所があったら、わんちゃんが気に入ってくれるか確認してから設置してくださいね。
オススメ1 収納の下
こちらのお家は、階段下収納を使ってわんちゃんの生活スペースを作っています。奥まっているので、あまり目立たないですし、生活感が出にくいのもうれしいですね。
こんなステキな収納場所、賃貸マンションに住んでいる私の部屋にはありませんでした。ですが、階段下収納でなくても応用できそうですね。
わんちゃんのトイレスペースに良さそうなサイズのクローゼットや棚があれば、扉を思い切って外してみましょう。そうすれば、簡単にスペースを作れますよ。

オススメ2 トイレや脱衣場
私たちとわんちゃんのトイレが同じ場所だと、匂いも気にならないし、掃除もしやすいですね。また、脱衣場や洗面所にトイレを置くと、お風呂場が近いので万が一汚れがひどく洗わないといけない時でもスムーズに後片付けができるメリットもあります。
リビングにトイレがないだけですっきりするし生活感もなくせます。私たちにとっては理想的ですよね。
ただし、トイレも洗面所や脱衣場も人の出入りが多い場所なので、落ち着かないわんちゃんもいるかもしれません。また、冬の寒さが気になる場所でもあるので、寒がりなわんちゃんにはオススメできません。
それに、リビングからトイレが遠い間取りだと、わんちゃんがトイレに行きにくくなってしまうかもしれません。
また、トイレがリビングにあるよりも汚れたことに気づきにくい場所なので、わんちゃんがトイレに行ったかな、と思ったらこまめにチェックしてキレイな状態をキープしてあげましょう。


オススメ3 机の下
リビングに置くなら、机の下もオススメです。ぱっと見た時にわんちゃんのトイレが目立たないので、お客様が来た時も気づかれないかもしれません。
わんちゃんも囲まれている感じが落ち着けるので、気に入ってくれそうですね。

犬のトイレを設置するならここしかない。リビングに置く時のアイディア

置く場所はリビングしかない。収納や机もないし隠せない。そんな時はこんな方法はどうでしょうか?オープンシェルフを使ってトイレを目立たないようにするのです。

わんちゃんのトイレを置いている場所が、入口やソファーから見えないように、このオープンシェルフを置きます。
色々なテイストのオープンシェルフがあるので、インテリアに馴染むお気に入りも見つけやすいはず。少しスペースを必要としますが、うまく模様替えをすればオシャレな目隠しになるはずです。
オープンシェルフを置いているリビングは、なんだかオシャレな感じがしますよね。私の中では、洋書や趣味のものが置いてあるイメージで、オシャレな大人の男性の部屋にありそうで憧れます。
わんちゃんのトイレグッズをカゴに入れてしまっておくのもいいですね。でも、やんちゃなわんちゃんだとイタズラしてしまうので、置くものには気をつけてください。
オープンシェルフを置く場所もないよ!という場合は、トイレをおしゃれなデザインのものにしましょう。見えてもオシャレなら、どこに置いても気になりません。
気に入るデザインが見つからなければ、思い切ってDIYしてみましょう。手作りの愛情いっぱいのトイレはわんちゃんが気に入ってくれるはずです。

この記事で紹介しているからチェックしてね!
室内のトイレは使わないからいらない?外でしかトイレができないと困る理由

うちのわんちゃんはお散歩に行った時にトイレを済ませるから室内ではトイレに行かないの。
先日、マロンとラテと公園へ散歩に行った時に立ち話をした女性がこう言っていました。その時は、室内が汚れないからうらやましいな、と思ったのですが、調べてみると実はわんちゃんにとって良くないことだったと気づきました。それはこんな理由でした。
お散歩に行けないと、トイレを我慢してしまう。室内にトイレを設置しても失敗してしまう。
天気が悪かった時や、体調が悪くお散歩に連れていってあげられない時など、外に行けないとトイレを我慢してしまうことになってしまいます。
我慢すると、膀胱炎などの病気になってしまいます。我慢させることはとても危険ですので、こちらの記事も参考にしてください。
それに、お散歩に行けないからと室内にトイレを設置しても、わんちゃんはどこでしていいのかわからず戸惑ってしまい、粗相をしてしまうこともあります。
そうならない為にも、室内でもトイレができるようにトイレトレーニングをしっかりする必要があります。
マンションのベランダをトイレ代わりにしてしまうことがある
お散歩に行けない時、外に庭があるお家であれば、散歩代わりに少し庭で遊ばせてあげることができるので、トイレを済ませることもできますよね。
でも、庭がないおうちのわんちゃんは、マンションのベランダを外だと思いトイレにしてしまう事があります。
きちんと掃除するから匂いもしないし大丈夫でしょ?と思うかもしれませんが、他の人にはペットの匂いがする可能性があります。
特にペットを飼っていない人はペットの匂いに敏感です。もしお隣さんがペットを飼っていなければ、少しの匂いでも不快と思ってしまい、トラブルにもなりかねません。
また、キレイに掃除したつもりでも、少し汚れが残ってしまうだけで、虫が寄ってきてしまいます。
実際に、ハエが増えておかしいな…と思ったら、お隣さんのベランダに犬のうんちがあってハエが寄ってきていて困った。という友人もいます。
衛生的にも、トラブルを避ける為にも、ベランダをトイレにするのはやめましょう。
加齢やケガなどで犬が動けなくなった時にトイレができなくなる恐れがある
わんちゃんが元気な時はいいのですが、加齢やケガで動ける範囲が狭くなった時に、わんちゃんが外まで歩いて行けないと粗相をしてしまうのです。
室内でもトイレができるように躾をしてあれば、わんちゃんの生活スペースの近くにトイレを設置してあげることで解決する問題です。
トイレに失敗してしまうと、わんちゃんも飼い主さんも嫌な気持ちになってしまいますよね。今だけではなく未来のことも考えて、きちんとトイレトレーニングをしていきましょう。



まとめ
生活感を出さないように、わんちゃんのトイレを置く場所を考えるときにチェックしたいポイントは、
- わんちゃんが落ち着ける場所にトイレを置く
- 移動させる時はあせらずゆっくり少しずつ
- 収納の下や机の下などのスペースを有効活用してわんちゃんのトイレを置くとトイレが目立ちにくい
- 隠す場所がなければ、オープンシェルフを使ったり、おしゃれなデザインのトイレに変えてみる
- 室内にもトイレは必要。わんちゃんが外でしかトイレができないなら、すぐにトイレトレーニングを始めよう
ちなみに、マロンのトイレですが、リビングのソファーの横から洗面台の下に移動させました。
うちの洗面台は下が収納になっていないタイプなので、配管があるだけです。なので、壁と配管の間の空いているスペースにトイレを置いたところ、マロンも気に入ってくれたようで、トイレの失敗をすることもなく移動させることができました。
リビングと洗面所が隣にある間取りで、しかもソファーが洗面所が近い場所にあったので、マロンもそれほど違和感がなかったのだと思います。
毎日数センチずつ移動させて、約2週間くらいかけて移動させました。根気がいる作業でしたが、マロンもがんばってくれたおかげで、少し生活感のないオシャレな部屋に近づけました。
無事にトイレの模様替えも終え、いよいよタロ君達が遊びに来る日が近づいてきました。彼はこの部屋を見てどんな反応をするのか楽しみです。
「わんちゃんがいるのに、こんなオシャレな部屋なんてステキだね!」と言わせたいので、彼が来る日まで部屋の掃除や模様替えは続きそうです。
あなたのお部屋も、わんちゃんと一緒にリラックスできるオシャレな空間になりますように!