「惜しいなぁ、あともうちょっとでトイレシートの上だったのに」「なんでここにしちゃうんだろう」わんちゃんのトイレの失敗を経験された飼い主さんは多いのではないでしょうか。わんちゃんとの生活を始めてから一番最初のしつけに苦労するのがトイレですよね。
そこで、わんちゃんに囲いがあるトイレを手作りしてみませんか?手作りなら、飼い主さんの愛情がこもった素敵なデザインにカスタマイズすることができますよ。
初めから囲いの無いトイレで上手にできていれば問題ありませんが、失敗してしまった時は大惨事ですよね。床は汚れてしまうし、衛生的にも良くありません。きちんと臭いも消しておかないと今度はそこが自分のトイレだと認識してしまいます。
今回はわんちゃんのトイレの失敗にお困りの飼い主さんへ、はみ出しや飛び散り防止の救世主になる100均で揃えられる簡単にできる囲いや電動ドライバーを使用したDIYで作る囲いをご紹介します。
なぜトイレを失敗しちゃうの?
そもそも、なぜトイレを失敗してしまうのでしょうか。考えられる原因を取り除いてあげれば、囲いがなくても上手にトイレをすることができる可能性があります。
トイレがわんちゃんの体のサイズに合っていない
子犬の頃から使っているものを、大人になってもそのまま使っているということはないでしょうか。わんちゃん自身はトイレに入っているつもりでも、現在の体のサイズに合っていなければ必然的にはみ出してしまうのは当然です。
極端に大きくしてしまうとトイレだという認識がなくなってしまうので、体のサイズに合ったトイレを用意してあげてくださいね。
トイレシートが汚れている
トイレシートは清潔に保たれているでしょうか。わんちゃんは元々キレイ好きで足の裏が敏感なので、汚れることを嫌がります。汚れている場所を避けようとして、はみ出してしまっているのかも知れません。こまめにトイレシートを取り替えてあげることで失敗を未然に防ぐ効果が期待できますよ。
トイレの位置が嫌い
わんちゃんが落ち着いてできる場所にトイレを置いてあるでしょうか。人の出入りが多い場所や物音が激しい場所にあると、別のところでしてしまうことがあります。
人にはささいなことでも、わんちゃんは敏感に感じ取りますので、よく観察してソワソワしているようなら場所を変えてあげてみてください。
わんちゃんの性格などによっても原因は様々ですが、囲いを作ってあげるのもひとつの方法です。特に後ろ足をあげておしっこをするクセのあるわんちゃんには囲いがあると飛び散り防止策になりますよ。
囲いの全体像は屋根を付けるのか、付けないのか、囲いの高さや材質、掃除のしやすさ等をイメージできたところで下記を参考にしていただけると嬉しいです。
最初は手軽に入手できる材料で手作りの囲いを作ってみよう
囲いを作ろうと考えたら、まず初めに採寸ですね。わんちゃんが落ち着いてトイレができるサイズ、置く場所の幅などきちんと採寸してから材料を購入しましょう。
低価格でできるのはやっぱり100均のワイヤーネット!
引用:RoomClip
低価格でお試しに作るにはやはり100均のワイヤーネットがお得です。サイズも豊富なので作りたいトイレのサイズに合わせて選ぶことができますね。ダイソーでは「ワイヤーネット」セリアでは「ワイヤーラティス」という商品名で販売されています。
連結は結束バンドでもできますが、かじり癖のあるわんちゃんだとかじってボロボロになったり、結び目が飛んで目に入り怪我をしてしまう可能性があるので注意してください。できれば、連結ジョイントも一緒に購入しましょう。
その際、ジョイントの対応サイズとワイヤーの太さが適合しているか確認してください。サイズが合わないものを使ってしまうと緩くなったり、逆に堅くなってしまうので気をつけましょう。組み立てただけだと倒れてしまう危険性もあるので、ワイヤーネット用のスタンドもあると安心ですね。
見た目にこだわるならプラダンがおすすめ!
引用:RoomClip
「プラダン」とは「プラスチックダンボール」の略称で、丈夫で軽く、加工がしやすい素材のことです。ホームセンターや100均でも購入することができます。普通のダンボールより丈夫にできているので、カッターを使用時にダンボールを切るとき以上の力がかかります。
力いっぱい無理に切ろうとすると大怪我につながりますので、加工時は細心の注意が必要です。
「シンプルにまとめるのは物足りない!」という飼い主さんは、100均のリメイクシートやウォールステッカーがおすすめです。リメイクシートでお部屋の雰囲気に合わせてレンガ調や木目調、タイル調にしたりするのもおしゃれですよね。
ウォールステッカーもかわいいデザインやおしゃれなデザインが豊富にそろっていて、貼ってはがせるタイプもあるので季節ごとに貼り替えて楽しむこともできますよ。
ワイヤーネットとプラダンの融合でおしゃれに仕上げる
引用:RoomClip
こちらのようにワイヤーネットで囲いを作って、屋根をプラダンにするのもおしゃれですよね。屋根を付けて、飼い主さんから見えてしまう部分の側面をプラダンで隠してあげれば、恥ずかしがり屋のわんちゃんでも安心してゆっくりトイレができますね。
屋根裏のすき間がちょっとした物置きになっていてトイレシートのストックを置くことができます。収納ができてトイレの目隠しにもなるので一石二鳥のアイデアですよね。
せっかく作るなら本格的なDIYに挑戦してみよう!
電動ドライバーや工具を使ってDIYに挑戦してみませんか?木材ならアンティーク調に仕上げたり、木材にタイルを貼ってインテリアのようにしてもおしゃれになりますよ。
すのこと電動ドライバーで丈夫な囲いをDIY!
引用:RoomClip
初心者はすのこを使うと加工がしやすいです。ワイヤーネットやプラダンより丈夫でしっかりしたものが作れます。連結にはカナヅチと釘より、電動ドライバーとネジを使用することをおすすめします。万が一、失敗してしまってもネジを逆に回せば簡単に外すことができ、解体も楽にできますよ。
すのこのすき間にわんちゃんの足が挟まって怪我をしないように、すき間のサイズとわんちゃんの足のサイズを事前に確認しましょう。
側面の囲いのみなら100均のすのこで充分ですが、わんちゃんがすのこに乗るタイプを計画中であれば、100均のすのこは小さめで耐久性が低いかも知れないので、ホームセンター等で購入できる丈夫なすのこを使った方が安全性が高いでしょう。
自作でインテリアのようなおしゃれなトイレも作れる
引用:RoomClip
こちらは見た目もかわいらしいトイレですよね。隣にあるのは収納だそうです。パカッと上から被せるだけなので掃除もしやすく、臭いが広がるのを防いでくれますね。トイレを目隠しできて、お部屋の雰囲気を壊さないので、そのままインテリアにもなりそうですね。
お家で材料のカットする場所が無いという飼い主さんはホームセンターなどでカットしてくれるサービスもあるので、そちらを利用してみてください。
まとめ
今回はわんちゃんのトイレの囲いを手作りする方法をご紹介しました。最後に手作りする時のポイントについてまとめていきたいと思います。
- なぜ失敗してしまうのか原因を探してみる
- 完成形をイメージしてから作り始める
- 手作りならアレンジが自由自在にできる
わんちゃんがトイレの失敗をしてしまうのには何かしら原因があるからだと考えられます。まずは原因を探してあげれば改善の可能性があるので、諦めずにわんちゃんと向き合ってみましょう。
ただし、必ずしも囲いがあれば万全ということではありません。囲いがあることでストレスになってしまったら元も子もないので様子を見てあげましょう。
いざ、囲いを作ると決めたら、わんちゃんの体の大きさや置きたい場所の寸法をしっかり測りましょうね。作り始める前に完成形をイメージしてから、こだわりのデザインを加えたり材料、材質を決めましょう。
なんとなく作り始めると、完成してから使い勝手が悪かったとか、わんちゃんが使ってくれなかったなんてことになりかねません。一生懸命作ったのにそんなことになったらガッカリですよね。
飼い主さんが愛情を込めて作ってくれたトイレで上手にしてくれるようになったら作りがいもありますよ。簡単なものから本格的なものまで、飼い主さんもわんちゃんも快適に過ごせる素敵なトイレの囲いを作ってみてくださいね。