子犬をはじめて飼い始めた時は、何から何まで初めてで、どうすれば良いか悩む場面も多いですよね。
私もラテが家に来た時は、ご飯の事もトイレの事も、必死にネットや本で調べて色々試した記憶があります。
実は1番悩んだのが、犬の散歩はいつから始めるのかという事です。すぐに散歩に行けるのかと思っていたら、ワクチン接種の後じゃないとダメという話を聞いたり、早く行った方が良いという噂を聞いたりして、どの選択肢が1番良いのか分からなくなりました。
これからわんちゃんを散歩デビューさせる飼い主さんに知ってもらいたい、散歩デビューのポイントをまとめました。
わんちゃんが楽しく安全に散歩デビューできるように、ちゃんと準備をしておきましょう!
子犬の散歩デビューはいつにする? ワクチン接種が終わってから?

子犬の散歩デビューで気になるのが、ワクチンが終わる前に散歩デビューをするかどうか、という事ではないでしょうか。
友人達に話を聞いてみましたが、3回目のワクチン接種後に行った人もいれば、1回目のワクチン接種後に抱っこで散歩に行った友人もいました。
調べてもはっきりいつがいいのかわからなかったので、ラテやマロンを病院に連れて行った時に、先生に聞いてみる事にしました。




私個人的には、ウイルス感染しないように対策をしたうえで、社会化の時期に外に出る事をオススメしています。


ワクチン接種が全て終わるまでは、抱っこで外の景色を楽しませてあげるのがいいですね。歩かせる散歩はワクチン接種が全て終わってからをオススメしています。
先生は、「外に出るのは社会化の時期に、散歩はワクチン接種が全て終わってから」と言っていました。具体的にどれくらいの時期に外に出るのが良いのでしょうか。
社会化の時期を逃すな! チャンスは生後何週頃?

子犬が様々な刺激に触れて社会に適応していく事を学んでいく期間を「社会化期」といい、生後4~13週頃と言われています。この時期は好奇心が強く不安を感じにくいので、外の刺激に慣れさせるにはぴったりの時期です。
この時期に様々な経験をしておかないと、成長した時に、他の犬に異常に吠えたり、ビクビクして散歩に行けない等の問題行動が出てしまいます。
ちなみに、犬の生後4~13週は、人間でいう生後6ヶ月~3歳くらいの期間です。例えば子供が3歳まで家の中から1歩も出ず、外の世界を知らずに育ったらどうなるでしょうか。
きっと車も自転車も怖いでしょうし、他の子供にも怖くて近づけないかもしれません。幼稚園に通う事もできないかもしれませんね。
子犬も同じです。赤ちゃんがベビーカーで外の景色を楽しむように、わんちゃんにもたくさんの物を見せてあげましょう。
外に出ると、家の中では体験できない事がたくさんあります。工事や車や踏切などの様々な音、他の犬や人とすれ違う事、太陽の光や風もわんちゃんにとってはひとつひとつが新しい発見です。
例えば、車が目の前を通り過ぎた時、その速さや音はわんちゃんにとっては少し怖いものかもしれません。でも、それは社会では日常的に起こる事で吠えたり追いかけたりする必要はないんだということ(威嚇する必要はないこと)を学んでいかなければいけません。
もしそれが身につかないと、今後散歩に出る度に車に吠えて威嚇したり、追いかけていこうとしたりしてしまうかもしれません。車以外でも大きな音がした時に吠えるようになってしまうかもしれません。
抱っこで外にでて慣れていくうちに、車が速いスピードで走っていく事も大きな音がする事も怖いものではない(威嚇する必要はない)と理解していきます。
飼い主さんが怖がっていない姿を見て、これは安心して大丈夫なんだとわかってくれるのです。なので、わんちゃんと外の景色を楽しみながら、たくさんの刺激を求めて抱っこ散歩してみましょう。




実は生後16週を過ぎると、不安や恐怖心を感じやすくなってしまいます。この時期に初めて外に出したとすると、好奇心よりも不安な気持ちが大きくなり、初めて見るものや聞く音が怖くなってしまいます。そうなると、刺激に慣れるのにも時間がかかってしまいます。
ワクチンを3回接種すると、終わるのが生後14~16週頃になってしまいます。なので、ワクチン接種が終わるのを待ってから外に出すと社会化期を逃してしまいます。子犬を迎えたらできるだけ早く外に出して刺激に慣れさせてあげたいですね。
ウイルス感染対策をきちんとすれば、外に出ることは可能です。子犬を初めて外に出す時の注意点をチェックしましょう
子犬を安全に外に出してあげるための4つのポイント
子犬をウイルス感染から守り、安全に外に出す為のポイントが4つあります。
- 子犬が家に慣れて、健康状態も良い時に連れていく
- 地面には絶対に降ろさない。他の犬と接触させない。
- 場所と時間に注意する
- 犬が逃げないようにカートやスリング、リードと首輪やハーネスなどを使う
子犬の健康状態をチェック!

まず大切なのは、わんちゃんがお家に慣れているかどうかということです。先程、子犬は早いうちに外に連れて行ったほうがいいと説明しましたが、子犬が新しい環境に慣れているということが大前提です。
子犬を家に迎えてから1週間はわんちゃんがお家に慣れるためにとても大切な期間です。新しい環境に慣れるために最低限のお世話だけを行い、遊んだりするのは我慢が必要です。
お家にも慣れてきて、元気があるのなら外に出しても大丈夫でしょう。うんちの状態や食事もチェックしましょうね。
- 家族にも環境にも慣れてきた
- うんちの状態も良好
- 食事もきちんと摂り、健康で元気に過ごしている
- 元気が有り余っている
地面には絶対に降ろしたらダメ

地面には病気の原因になってしまうものがたくさんあります。他の犬の排泄物、水溜まりなど、どんなウイルスがいるかわかりません。
子犬はまだ体ができあがっていないですし、免疫も未完成です。ワクチン接種で防げる病気も、まだ免疫ができていない子犬はかかりやすく重症化しやすいのです。
例えば地面に足が触れてしまい、その足を舐めてしまったら、ウイルス感染するリスクは非常に高くなります。なので地面に降ろす事はやめましょう。
ただ、ご自宅にお庭があり、外から他の動物が絶対に入って来ないのであれば、庭で歩かせても大丈夫です。
マンションのベランダを綺麗に掃除して、ベランダを歩かせながら外を眺めるのも刺激になるのでオススメです。
ウイルスに感染するのは接触する他に空気感染も有りうるので、他のわんちゃんに接触したり近づく事もオススメしません。他のわんちゃんと仲良くするのはワクチン接種が全て終わってからにしましょうね。
場所と時間に気をつけて!
歩く場所や外に出る時間帯にも気をつけなければいけません。例えば真夏の暑くて日差しが強い時間帯はわんちゃんのストレスになってしまいますよね。
季節ごとに時間を変えて外に出た方がいいでしょう。
【春】1日を通して過ごしやすい気温なので、飼い主さんの都合の良い時間帯でOK! ただし、花粉はお昼前後と日没すぐが多く飛ぶようなので、花粉症の人はその時間帯は避けた方が良いでしょう。
【夏】日が出ている時間は暑さも日差しも厳しいので避けましょう。早朝や日没後に外に出るようにしましょう。
【秋】春と同様で、飼い主さんの都合の良い時間帯でOK!
【冬】できるだけ気温が上がる時間帯に外に出ましょう。天気にもよりますが、10~15時くらいは1日の中で1番暖かくなるので、晴れた日のお昼頃は気持ちよく散歩ができますね。
雨や雪の日、暑すぎる日寒すぎる日など、わんちゃんがストレスを感じてしまいそうだと思ったら外に行くのはやめましょう。
外に出す時間は5~10分くらいで大丈夫です。回数にも決まりはありませんので、朝と夕方2回くらい出られると気分転換にもなるので良いですね。
その他に、少し手が空く時間や、わんちゃんが退屈そうにしている時、しつけをしていて何か上手にできたときのご褒美として、2~3分でも玄関先に出たり、窓から外を眺めるだけでもわんちゃんはとても喜びますよ!



ただ抱っこするだけじゃダメ? 脱走防止対策をしよう!
もし、大きな音でビックリしてわんちゃんがパニックをおこしてしまったら、腕の中で暴れるわんちゃんを落とさないようにするのは大変です。
ものすごく暴れたら、もしかしたらあなたの腕から逃げてしまう可能性もあるかもしれません。そうなると、ウイルス感染だけでなく事故の危険もあります。
そうならない為に、抱っこで外に出る時もリードと首輪やハーネスをつける習慣をつけましょう。慣らしておけば散歩デビューした時もスムーズですし、わんちゃんが「散歩=リードと首輪(ハーネス)をつける」と覚えてくれますよ。
その他に、わんちゃん用のスリングやバッグなどの便利グッズもあるので、抱っこ散歩にオススメグッズを紹介します。
【バッグタイプ】iDog アイドッグ セミハードボトム トートキャリーバッグ スター

キャリーバッグもオシャレなものにしたい方にオススメなのはこちら。一見普通のトートバッグのようですが、底のみセミハード素材を使っているので、わんちゃんが中で安定して座る事ができます。取り外しができるクッション入り中敷きも付いています。
上部はファスナー式のメッシュカバータイプです。抱っこ散歩だけではなく、散歩デビューしてすぐや病院に行く時にも使えますね。約540グラムと軽いですし、お値段もお手頃なのも嬉しいポイントです。
【カートタイプ】4輪ミニタイプ PETCART 折りたたみ式

抱っこでお散歩は体力に自信がない、という方はわんちゃん用のペットカートでお散歩に行きましょう!
こちらのカートは軽量タイプで段差も持ち上げやすいとクチコミでも評判です。出入口は前面・背面どちらからでも開けられますし、メッシュが付いているのでわんちゃんとのアイコンタクトもとれますね。日除けにもなるので夏の散歩にもオススメです。
わんちゃん用カートは1万円前後の価格帯が多い中、こちらは半分くらいのお値段で購入できるのも魅力的です。
ただ、小さめでハンドルの位置が低めなので、背の高い方は押しにくいというデメリットもあります。小柄な女性の方にはぴったりかもしれませんね。
【スリングタイプ】エブリデイ・コンパクトコットン・ドッグスリング[飛出し防止フック付]
スリングタイプは密着感が安心できて、わんちゃんも気持ちが良くなってしまうかもしれません。畳めばコンパクトでカバンにしまえるので、とても便利です。
肩にかかる部分が幅広なので肩も痛くなりにくく、わんちゃんが驚くほど軽く感じるそうです。抱っこ必須のお店やエレベーターに乗る時にもスリングがあると楽に抱っこできますよ。
バッグは苦手なわんちゃんも、スリングだと大人しくしていてくれたり、眠ってしまう子もいるそうです。ビビりさんだったり怖がりな性格のわんちゃんはスリングのほうが気に入ってくれるかもしれませんね。
散歩デビューの前に室内で練習をしよう!

散歩デビューの前に、ひとつやっておきたい事があります。それは、首輪やハーネスとリードをつけて室内で歩く練習をする事です。
わんちゃんによっては、首輪をする事に違和感があり、ずっと掻きむしっていたりする事もあるようです。嫌がるようなら1日数分から初めて徐々に付けている時間を長くしていきましょう。
- まずは首輪(ハーネス)だけをつけて慣らす。おもちゃで遊ぶ時に付けると、首輪の事をあまり意識しなくて良いので、遊びながら慣らしましょう。
- 首輪(ハーネス)に慣れたら、リードもつけてみましょう。わんちゃんはリードにとても興味を示し、遊んだり座り込む事もあるので、他の物で遊びながら慣らしましょう。

リードと首輪に慣れてきたら、室内を少し歩いてみましょう。もしできれば、飼い主さんの横を歩かせたり、障害物を避ける練習を遊びながらするとお散歩デビューした時にも役にたちます。
抱っこ散歩の時にもリードや首輪をつけて外に出た方が良いので、早めに練習を開始しましょうね。
いよいよ散歩デビュー! 初めて外に出る時の持ち物は?

ワクチン接種が全て終わった2~3週間後から100日後くらいがお散歩デビューにオススメの時期です。ワクチンを3回接種したなら、生後14~16週頃に終わるでしょう。(獣医師によっては2回で終わる場合もあり、その場合は生後10~12週頃に終わるでしょう。)
ワクチンが終わってすぐはまだ免疫が安定していないので、2~3週間後までは抱っこで外に出るだけにしましょう。
ワクチン接種が全て終わったら、お散歩デビューに向けて必要なアイテムを揃えていきましょう。
お散歩に必要な持ち物は、うんち処理用品・リード・ハーネスまたは首輪・給水器 ・散歩用バッグ、この6つはわんちゃんのお散歩に必須アイテムです。
この他にお散歩デビューの時に必要な持ち物は、キャリーバッグやスリングなどお散歩する目的地までわんちゃんを連れていくためのアイテムです。
散歩デビュー前に外に出る時に使っていたバッグやスリングで出かけて、目的地についたら降ろしてあげましょう。


お散歩デビューだからといって、いきなり玄関から歩かせるのは危険がいっぱいです。抱っこ散歩で見ていた景色とはいえ、実際に降りてみるとわんちゃんにとっては刺激がいっぱいで、どんな行動をとるかわかりません。
興奮や驚きで急に飛び出したり、パニックになった時に危険なので、必ず公園やドッグランのような車や自転車の行き来がなく、広くて安全な場所でデビューさせましょう。
どれくらいの頻度で行けばいい?ベストな距離やルートは?

どれくらいの距離を散歩すれば良いのか悩みますよね。体の大きさで必要な運動量も変わってくるのですが、子犬の散歩は距離ではなく時間を目安にしましょう。
なぜ時間を目安にするかというと、子犬はいろいろな物に興味があって進んだと思ったら戻ったり、また怖がって動かなくなってしまったりと何が起こるかわかりません。
距離でお散歩ルートを決めてしまうと、帰るまでに何時間かかるかわからないといった事にもなりかねません。
子犬はまだ体力もついていないし、骨も成長途中です。負担をかけすぎないように、外に出て30分くらい経ったら抱っこやキャリーバッグに入れて家まで帰るようにしましょう。
【子犬】1日2回、各30分程度
【小型犬 成犬】1日2回、各15~30分程度
【中型犬 成犬】1日2回、各30分程度
【大型犬 成犬】1日2回、各30~60分程度



ドッグランや公園での散歩にも慣れたら、生後半年を過ぎたくらいからは、成犬と同じような散歩に切り替えて大丈夫な時期です。
自宅周辺で安全なルートを確認して、少しずつ練習をしていきましょう。いきなりたくさんの車が行き来する大きな道路沿いを歩いたり、踏み切りや工事現場など大きな音がする所は、わんちゃんがびっくりしてしまいます。少し静かで人通りがあまり多くない道からスタートするのが良いでしょう。
犬の散歩はこんな事に注意! 時期や時間帯別の注意点は?

わんちゃんのお散歩デビューを楽しいものにするためには、色々と気をつけなくてはならない事があります。
まず、犬の散歩に法律で決められているマナーがあるのはご存知ですか? 例えばリードをつけなくてはいけない、公共の場を汚してはいけない、などわんちゃんの安全を守る為にも必要な事が決められています。
また、他に注意しなくてはいけないのは気温や天候だけではないのです。それぞれの季節で気をつけたいポイントをチェックしておきましょう。
【春】暖かくなり目を覚ます◯◯に注意!?

ぽかぽか暖かくなりお散歩が楽しい季節ですね。暖かくなり目を覚ますのは、ハチやクモ、毛虫やムカデ、その他にダニやノミも活発になる季節です。
公園や道路沿いの草むらの中には目を覚ました虫達がたくさんいるかもしれません。中には毒を持っていたり、病原菌やウイルスを媒介する生き物もいます。
子犬は好奇心旺盛なので、虫を見つけて追いかけて触ったりするかもしれません。できれば草むらにはあまり近づけないように気をつけましょう。
その他に、犬にとって毒になる植物も咲き始めます。草むらでもぐもぐしていたら注意が必要です。
- チューリップ
- ヒヤシンス
- スズラン
- ツツジ
- スイセン
- ベコニア
- ユリ など

【夏】暑さと急な天気の変化に注意!
夏はとにかく暑さからわんちゃんを守ることが1番大切です。夏はアスファルトが高温になり、肉球を火傷してしまう恐れもあります。
子犬の散歩デビューの場合は、次の5つのポイントを考えながら、体調を崩さないように注意しましょう。
- 早朝か日が沈んで涼しくなった時間帯に外に出る(ただし、あまり暗くならない時間帯をオススメします)
- 公園やドッグランなど土や芝生などの場所を選ぶ(アスファルトは高温で危険です)
- 大きな木でおおわれた木陰のある公園など涼しく過ごせる場所がオススメ
- こまめな水分補給をする
- 30分経っていなくても、気温や天候とわんちゃんの様子を見て散歩を切り上げることも大切

【秋】実りの季節はわんちゃんの拾い食いに注意!?

食欲の秋、いい匂いに誘われてわんちゃんが何かをパクっとしてしまうと大変です。
秋にも犬にとって毒になる植物や、トゲがあるものも実る季節です。こんな物に注意しましょう。
- イチョウ
- イチジク
- ショウメイギク
- キク
- ベコニア
- サフラン
- シクラメン
- ナンテン
- ヒガンバナ
- クリ など

【冬】雪を溶かすアレが危ない!?
雪が降らない地域にお住いでしたら、寒さに気をつけてあげれば他の季節と変わりなくお散歩できます。ですが、雪の積もる地域の方は雪の他に、雪を溶かす融雪剤などにも注意が必要です。
雪が積もったり道路が凍結した時に、雪や氷を溶かす為に使われるのが「融雪剤」「凍結防止剤」「凍結抑制剤」です。
じつは、これらを含む水をわんちゃんが口にすると消化器に炎症を起こしたり、融雪剤などに直接触れると肉球が炎症を起こす可能性があるのです。
冬に溶けている水を見かけたら、融雪剤などが使われたと考えて良いでしょう。わんちゃんが口にしたり触らないように注意しましょう。

それに、雪の寒さでしもやけにならないように防寒をしっかりして出かけようね!
散歩デビューの服装はどうしよう? 子犬にオススメなのは◯◯な服!

我が子にはかわいい洋服を着せて散歩をさせてあげたいですよね。特に散歩デビューの時はどんな洋服を着せようかワクワクしますよね。
子犬が洋服を着て散歩に出る事にはたくさんメリットがあります。見た目がカワイイだけではなく、体温調節や感染症予防にもなるのです。
メリット1:体温調節ができる
子犬は成犬に比べて体温調節がまだ上手にできません。そこで洋服の出番です。なんとなく、冬の防寒のイメージが強いかもしれませんが、春夏秋にも洋服を着せたほうが良いのです。
春や秋は、少し肌寒くなったり日差しが出ると暖かくなったりと気温も不安定です。薄手の洋服で調節してあげましょう。
夏は暑いから洋服はいらないのでは、と思いますよね。実は夏も洋服を着せておくと、ある方法で涼む事ができるのです。
犬は汗をほとんどかかないので、熱が体の中にこもってしまいます。成犬なら少し水浴びをして体温調節ができますが、デリケートな子犬には「服を濡らす」方法をオススメします。
洋服を少し濡らして着せてあげましょう。散歩の途中で少し水をかけてあげても良いですね。そうすることで、洋服の水分が蒸発する時に体の熱を下げてくれるので少し涼しくなります。
びしょびしょに濡らすのではなく、少しずつ様子を見ながらにしましょうね。
メリット2:感染症予防の為
子犬は毎日シャンプーをしません。皮膚もデリケートなので、シャンプーをし過ぎると、炎症を起こしてしまう可能性があります。
お散歩から帰ってきたら体を拭きますが、洋服を着せて出かければ体の汚れも最小限で済みます。
それに、洋服を着ていればノミやダニや害虫が皮膚につくリスクが減るので、感染症予防の為にぜひ着せて出かけたいですね。
帰ったらすぐ洋服は脱がせて室内には汚れを持ち込まないようにしましょう。あまり汚れていないように見えても、目に見えない汚れは付いています。必ず毎回洗濯をして清潔を保ちましょう。






洋服にボタンやアクセサリーが付いていると、慣れないわんちゃんは、マロンのようにカミカミしてしまうかもしれないよ。誤飲の危険があるから、初めはシンプルなデザインをオススメします!
まとめ
社会化期に外に出てたくさんの刺激を受ける事がとても重要です。この時期の過ごし方がわんちゃんの人生を左右するといっても過言ではありません。
外に出るだけでなく、友人を自宅に呼んで家族以外の人との関わりを持ったり、パピーパーティに参加したり、家の中で過ごす時もCDやYouTubeで生活音や電車の音などの環境音を聞かせるのも社会化期にはオススメです。
接種するワクチンの種類や回数は、地域や獣医師によって違います。必ずかかりつけの獣医師に相談したうえで、いつ散歩デビューするか決めましょう。社会化の為に外に出したいという事を伝えれば、アドバイスをもらえると思いますよ。
社会化の為に外に出すポイントや散歩デビューについてまとめると、
- 生後4~13週までの「社会化期」に抱っこ散歩で外に出よう。
- 抱っこ散歩は安全対策とウイルス感染対策をしっかりとしよう。
- 散歩デビューはワクチン接種が全て終わって2~3週間後からスタートしよう。
- 公園やドッグランなど安全な場所で散歩デビューさせよう。
- 季節や天候を見て、体温調節や雨対策などをしっかりしよう。
- 犬の洋服は感染症予防にもオススメ。初めは誤飲の心配のないシンプルなデザインにしましょう。
好奇心旺盛な時期は、できるだけわんちゃんが見たい・触りたい・匂いを確かめたいなど、やりたい事をさせてあげたいですね。
そっちはダメ、それはダメ、とリードを引っ張られる散歩はわんちゃんも楽しくありません。安全にのびのび遊べる環境を探して、思いっきり遊ばせてあげましょう!