犬はカワイイですよね! お茶目な仕草、従順な行動、

犬の困ったおやつ事件Case1:犬がおやつを隠しちゃう!



ボク、知らないよ?
理由①「ボクのおやつは、ボクのもの!」という主張
「どうしたら隠さないようになるか」という対処法の前に、わんちゃんがおやつを隠す理由について考えてみましょう。
わんちゃんがおやつを隠すのは、ズバリ、オオカミだった頃から受け継いできた、生きるための知恵です。
野生で暮らしていた時代は、秋になると、来るべき冬に備えて、せっせと食べ物を貯め込む必要がありました。それ以外のシーズンでも、「100%毎日狩りが成功する!」な~んて保証はどこにもありませんから、狩りをして食べきれなかった分の食料は、穴を掘って貯蓄しておく必要があったのです。
特に、私の家のように多頭飼いしている場合や、複数人の家族の下で飼っている場合は、『エサを隠す』という本能が強く呼び覚まされます。わんちゃんが「残しておくとアイツに取られる」という危機感を抱くからです。
一方で、わんちゃんは、上下関係の厳しい群れの中で暮らしてきた動物です。飼い主である貴方をリーダーとしてきちんと認めている場合は、たとえ貴方がエサやおやつを取っても怒りません。「仕方ないなぁ。何か事情があるんだろう」と思って、しぶしぶながら、あきらめてくれるはずです。
「えっ、うち、私とわんちゃんだけだけど、隠すよ…?」という、そこの貴方は、ご用心!
愛犬にリーダーとして認められていない可能性があります。
理由② 「もっとボクと遊んで!」という切実な訴え
愛情不足のわんちゃんは、飼い主さんにもっとかまってもらいたくて、わざとエサを隠すことがあります。

食べるの我慢して隠したら、飼い主さんと一緒に、宝探しごっこが出来るんじゃないかなぁ…?
例え怒られてもいいから、こっちを見て欲しい。そんな切実な訴えを表しているのだとしたら…と、想像するだけで泣けてきますね。
理由③ めったに食べられないごちそうだと思ったから

優太君には、毎日たっぷり遊んでもらえているじゃない。

あのおやつ、とぉっっても美味しかったでしょ?
隠しておいて、ちょびっとずつ食べようと思ったんだよ…
もしも美味しいバイキングのお店で『ご自由にお持ち帰り下さい』な~んて貼り紙がしてあったら、にこにこ笑顔で持ち帰って、ラップをして、冷蔵庫にしまっておくでしょう? わんちゃんも同じです。後でこっそり食べようと思って、隠す場合もあるのです。

でも、僕も時々、買ってきた食材を腐らせちゃうことがあるからなぁ(^_^;)
「これをやっちゃあ、おしまいよ!」 NGな対処法

もう、マロン、ダメじゃない。またおやつを隠そうとして!!

ラテが、ボクのエサ、本当に取った~!!
うわぁ~ん、ラテの、ばかぁ~…!!
わんちゃんがおやつを隠している現場を目撃した時に一番やってはいけないのが、叱ったり、無理やりおやつを奪い取る行為です。「もしかしておやつを取られるのでは?」という不安が、「やっぱり取られちゃうんだ!!」という悲しい確信に変わり、わんちゃんの『早く隠さなきゃ』という本能をあおります。はっきり言って、逆効果。
最悪、わんちゃんとの信頼関係に、ヒビが入ってしまいますよ。


優太君に怒られないように、返してあげようと思ってたのに!!
上手な対処法①:犬におやつをあげすぎない!
そもそも、その場でパパッと食べられない時点で、あげすぎなのです。おやつのあげすぎは肥満の大敵です。わんちゃんが嬉しそうに食べる姿は、かわいくて微笑ましいですが、ここは、飼い主さんもグッと我慢しましょうね。きちんとカロリー計算して、必要以上にわんちゃんに食事やおやつを与えてはいけません。
上手な対処法②: 食べ残したら、すぐ片付ける

必要量を食べ終えたら、一瞬、わんちゃんは食べるのをやめます。そばで観察していて、わんちゃんが悩み始めたら、さっさと片付けてあげましょう。室内犬が、おやつをくわえてソファやベッドを前足でかいていたら、「穴を掘って隠そうとしている」というサインです(現実には、掘れませんが)。
上手な対処法③: 好きなおもちゃと交換して遊ぶ
片付けそびれて、わんちゃんがエサを隠そうとするのを目撃した場合、名前を呼び、わんちゃんの好きなおもちゃを見せましょう。わんちゃんがこっちに来たら、おもちゃと交換。「よしよし、いい子だね」と、たくさんほめてあげます。そして、思い切り遊んであげましょう。

食べれない分は、優太君に返せばいいんだね。

ラテも、お姉ちゃん出来てて、いい子、いい子♪


上手な対処法④ 散歩で気分リフレッシュ、主従関係のトレーニングも
貴方をきちんと飼い主として認めていない場合は、お散歩に連れて行ってあげるのもいい方法です。外の新鮮な空気を吸って、まずは「食べられなかった」という悲しい気分をリフレッシュ。それから、楽しいお散歩を通して
- リーダーウォーク
- 待て
- おすわり
- ボールやフリスビーを『持って来い』
という訓練を行い、主従関係を深めていきましょう。
おやつを必要以上にあげると、このように『隠す』という『困ったおやつ事件』が発生することがあります。それでも「わんちゃんがエサを隠すなんて当たり前。うちは外で飼っているから、気にしない、気にしない。それよりも私は、おやつをあげて喜んでいる姿を見ていたいの♪」と、おやつをあげ続けていたら、どうなってしまうのでしょうか?

犬の困ったおやつ事件Case2:犬がご飯を遊び食いする!

ドッグフードは、特に成長期のわんちゃんにとって、欠かせない、栄養バランス食品です。わんちゃんにご飯を与えたら、「わーい♪」と喜んで、無我夢中で食べてくれる。それが理想の姿です。
しかし、おやつをあげすぎると、わんちゃんが『遊び食べ』を始める危険性があります。何粒か口にくわえては、うろちょろして、どこかにポトンと落としたり、かと思えば、いつまでも口の中で、ころころ転がして遊んだり… 最悪、食べないというケースも見られます。
理由① お腹がいっぱいだから

ご飯なんて、いらないよ〜。
わんちゃんが『遊び食べ』をする一番の理由は、飼い主さんが無計画に、エサやおやつをあげるせいです。「今食べなくても、どうせいつでも食べさせてもらえるんでしょ?」とわんちゃんが甘えてしまうのです。
理由② わんちゃんのわがまま

カリカリ、カリカリ、もううんざり!
ご飯じゃなくて、おやつが食べたい気分なの!
色んなおやつを食べさせて舌が肥えたわんちゃんに、毎日同じドッグフードを与えると、エサに飽きてしまう危険性があります。
理由③ エサが新鮮じゃない

- 飼い主さんの留守が多くて、自動エサやり器に食事を任せっきりの場合
- ドッグフードをきちんと保存していない場合
は、そもそも、ドッグフードに含まれている脂質が酸化してしまっている危険性があります。酸化すると、まず臭いが変わって、美味しくなくなります。それでも食べると、お腹が痛くなって下痢をしたり、吐いたり、アレルギー性皮膚炎になってかゆい思いをすることになってしまいます。
保管に失敗して、一度嫌な思いをしたドッグフードは、例え新しいのを買い直しても、二度とわんちゃんに食べてもらえなくなってしまうでしょう。
上手な対処法①:ドッグフードの保管の仕方を見直そう
【 ドライタイプのドッグフードの場合 】
大袋のほうが安いので、ついつい手が伸びてしまいがちですよね。しかし、あまり多く買いすぎると、エサが酸化してしまう原因になります。わんちゃんが1ヶ月で食べ切れるだけの量を買いましょう。
保管の際は、ジップロックなど、しっかりと密閉できるフードストッカーを用意します。そして、開封したらまっ先に、2~3日分ずつ小分けにし、日付を書いておきましょう。湿度の低い冷暗所で保存します。
【 ウェットタイプのドッグフードの場合 】
「開封後は、すぐに食べきる」のが理想です。どうしても食べきれない場合は、タッパーやジップロックに入れ、冷蔵庫に保管。遅くても翌日までには食べきりましょう。
上手な対処法②: ご飯を食べないなら、おやつはあげない
上手な対処法③:ご飯の制限時間を決める
お腹のすいているわんちゃんなら、たいてい5分程度で完食します。「いつでも好きな時に、好きなだけ食べられる」という考えをわんちゃんが持たないように、ご飯をわんちゃんの前に置いておく制限時間を決めましょう。15~30分が目安です。
制限時間を過ぎたら、即座に撤収。わんちゃんが食べ残して唾液がついたご飯は、それだけ傷みやすくなっています。もったいないお化けが出てきそうですが、あきらめて捨てましょう。
犬の困ったおやつ事件Case3:骨を取り上げようとすると、うなる!

犬友達のA君が言っていた話です。
「犬って、骨をくわえてるイラストのイメージがあるけど、あれ、ほんとだよね~。うちの犬も骨が大好きだから、こないだ、奮発して、めっちゃでっかい骨を買ってあげたんだ。でも、取り上げようとしたら…」

「『ガルルルルル~!!』って、もう、いきなりよ? 低い声で、うなってきてさ。 『俺を誰だと思ってんだ!』ってきつく叱ったら、反省して大人しくなってくれたから、まぁ、許してあげたけどね。」
このように『骨のおやつを食べている時に取り上げようとして、うなられた経験のある飼い主さん』は、意外と多いですよね。
理由:大好きな骨を取られたくないから
わんちゃんは、太古の昔から、人間の食べ残した肉の骨をエサとしてもらってきたので、本能レベルで骨を求めているのです。骨の周りにこびりついている肉の破片や肉汁は、わんちゃんの食欲をそそります。かんだときに香る骨髄(こつずい)の匂いも、わんちゃんをたまらなく興奮させます。
それに加えて、わんちゃんにとっても、骨は食べづらいものです。『カニを食べている時は、おしゃべりな人間も無口になる』のと一緒です。
また、固い骨をカジカジしていると、歯が気持ちよくなり、血行が促されて、俊敏性もUPします。
『自分の食べ物は自分で守らないと!』というのも、生きるために備わっている本能です。
これら4つを考えると、ワイルドに無我夢中で食べているわんちゃんの骨を急に取りあげようとしたら…
考える前に条件反射でわんちゃんがうなってしまったとしても(わんちゃんにとっては、嫌がってるだけですが)、別に不思議ではありませんよね。

ちゃんと『離して』も、出来るんでしょ?
「出来るよ、もちろん。
でも、なにせ、でっかい骨だったから、いつまで待っても、食べ終わりそうもなくってさ。そのうち、見てるの飽きてきたから、ちょっくら出かけてきたんだよ。」

それって、時間はどれくらい?
「う~ん…1〜2時間くらいかなぁ?」

うわぁ、時間、経ち過ぎだよ~!
「えっ! 骨を食べさせるのに、時間なんて関係あるの?」

ずっと骨を食べてると、わんちゃんの頭の中が、『骨、骨、骨♪』で、いっぱいになっちゃうじゃん。
「…想像すると、それは、それで、可愛いけどな(苦笑)」
対策:骨をあげる時間を決めよう
A君のように、普段はしっかりと主従関係を築けていても、骨を与えっぱなしにすると、わんちゃんの骨に対する愛着心や支配欲は、どんどん強くなっていきます。10~20分を目安に、『離して』のコマンドで取り上げましょう。
骨を犬にあげると、もちろん、メリットもあります。
- 栄養いっぱい(わんちゃんにとって必要な、カルシウムや、タンパク質、脂肪など)
- あごの筋肉を強化できる
- 歯石を落とせる(歯磨きは別途、必要ですが)
- 固いものをかむことでストレス発散
- 歯が気持ちよくなり、口の中がマッサージされるので、満足出来る
しかし、骨はデメリットも大きいおやつです。
- 硬すぎる骨は、あごを痛めたり、歯が欠けてしまうこともある
- ある程度の大きさになると、わんちゃんは丸飲みする習性がある。喉につっかえたり、消化不良の原因になる
- 食べ過ぎると下痢してしまう
- 鳥の骨は縦にさけやすいため、わんちゃんの消化器官を攻撃する
なので、わんちゃんに骨を与えるときは、必ず、よくかんでいるか注意深く観察しましょう。一方のはしを持ったままにすると良いですね。そして、飲み込めそうな大きさになったら、即座に『離して』のコマンドを出して、食べるのをSTOPしましょう。
- 『離して』のコマンドをまだしっかり身についていないわんちゃんに、骨をあげる
- わんちゃんが骨を食べている時に目を離す
- お留守番の時に退屈しのぎに骨をあげる
ことは、わんちゃんの誤飲につながって危険ですので、絶対にやめて下さい。
『離して』のしつけが出来ているわんちゃんでも、思わぬ大きさの時に飲み込んでしまう場合があります。大きいまま骨を飲み込むと、骨が喉にささって、大変危険です。また、その他の異物を飲んでしまった場合に備えて、わんちゃんの口から異物を取り出す方法をぜひマスターしておいて下さい。
おすすめ!おやつを入れて投げられる骨型おもちゃ
『離して』をまだ完全に覚えていない、小型犬~中型犬には、『パーフェクトドッグトイ』がおすすめです。(トイ、は、英語で『おもちゃ』という意味です)
柔軟性と丈夫さで、カジカジしても大丈夫
両サイドにはおやつポケット付き
水で洗えて、いつでも清潔
カラフルな4色展開(オレンジは、蛍光色)
楽しく遊んで『離して』をしつけよう
こちらは、『持ってきて』の訓練の仕方について説明している動画です。訓練の方法は
- 方法1 おもちゃを口から離すまで待つ方法(遊んでもらえる方に興味があるわんちゃん向け)
- 方法2 他のおもちゃと交換する方法
- 方法3 食べ物と交換する方法
の3つがありました(それぞれ、別の動画になっていました)。
『持ってきて』が出来るようになると、天気が悪くてお散歩に行けない時でも、わんちゃんが室内で楽しく元気に遊ぶことができますし、なにより、『離して』の訓練にもなりますよ。
最終目標を『骨を返してもらうこと』と設定した場合、こちらの動画でご紹介している『方法2 他のおもちゃと交換する方法』をおすすめします。(お時間のない方は、1分45秒あたりから見始めて下さい)
最初は、狭い範囲(廊下のつきあたり近辺など、わんちゃんが一方向しか行けない場所)で行い、わんちゃんが慣れてきたら、徐々に広い範囲で行ないましょう。
- 大好きなおもちゃを2つ用意
- 「持ってきて」と言いながら、おもちゃAを投げる
- Aをくわえたら、オーバーリアクションでほめる
- 手を叩いて呼び戻す
- あいている方の手の平を上に出して、近くに来るのを待つ
- Bのおもちゃに興味をひきつけて、Bを投げる
しつけは、子犬の頃から、気長に楽しく行ないましょう。持ってこなくても、叱ったりしないで下さいね。
動作の素早いアクティブな飼い主さんなら、こんな方法で『持って来い』を教えることも出来ます。もはや曲芸のようですが。
犬の困ったおやつ事件Case4:おやつをくわえてクンクン鳴く!

最後の事件は、犬友仲間のBちゃんから聞いた、まだ未解決の難問です。
「この間、優太君が書いていた記事の中にあった鹿肉ジャーキー、珍しかったから買って、うちの子にあげてみたの。そしたら、くーん、くーんって鳴きながら、部屋の中をうろちょろ歩き始めちゃってね。時々、何か言いたげに、チラッ、チラッとこっちを見るから、余計に気になったのよ。」

「ううん、結局は、部屋の隅にうずくまって、美味しそうに食べ始めたの。あれ、一体何だったのかしらねぇ?」
問題行動ではありませんのでしつけは必要ありませんが、この時のわんちゃんの気持ちを考えてみましょう。
実は、Bちゃんのわんちゃんは、それこそわんちゃん自身に聞いてみないと分からないくらい、色んなことを考えていた可能性があるのです。
おやつをくわえてクンクン鳴く、わんちゃんの気持ち
甘えた声で鳴きながら、しっぽも振っている時は、「嬉しい!」という気持ちの現われです。
他の家族からもらったものを貴方の手に押し付ける時は、「これ、もらったの。大好きなあなたにあげる♪ から、かまって。ほめて」という、おねだりかもしれません。
しかし、「明らかに嬉しそうじゃない鳴き方・様子をしている」なら、「もっといいものちょうだい」という不満を訴えているのかもしれません。
「これ、なんだろ? おやつ? おもちゃ?食べてもいいの?」と、不安になって、貴方に聞いている可能性も考えられます。
おやつをくわえながら、うろちょろするわんちゃんの気持ち

でも、今は、残念ながら、お腹いっぱいなんだよね~…
そうだ♪ どこかに隠しておいて、お腹空いてから食~べようっと☆
今度こそ、ラテに絶対、見つからない場所。優太君にも、見つからない場所。
どこかな、どこかなぁ…


Column:考えよう! 犬のおやつにまつわるエトセトラ

犬のおやつ、思い切って「あげない!」って、アリ?
人間は、「スイーツは別腹」というほど、おやつが大好きですよね。特に、消化器官の未発達な赤ちゃんや、食べムラのある赤ちゃんには、糖分を補ったり、食べることに関心を持ってもらうために、おやつは欠かせない存在です。離乳食がスタートする6ヶ月くらいから、赤ちゃん用のおやつが市販されています。
では、犬はどうか、というと…
残念ながら、健康面だけで言うと、一生、必要ありません。
栄養はドッグフードで十分です。人間とは異なり、「これは主食。これはおやつ」とわんちゃんが分けて考えることはありません。そもそも、おやつをあげなければ、上記の『困ったおやつ事件』も、起きなくてすみますよね。また、あまり早い時期におやつをあげると、消化しきれずに、わんちゃんが吐いてしまうことさえあります。

そうなの? そうなの?
おやつなし、い~や~だ~!(泣)

いい子でいるから、お願い、お願い。おやつ、ちょうだい?

二人とも、もう大人だし、「明日からおやつなし」なんて、言わないよ。


犬におやつ、いつからあげる?
では、犬におやつをあげられるのは、いつからでしょうか?

子犬の消化器官が発達し、1日3回あげていた食事が1日2回ですむようになるのが、丁度この頃です。1回減った分としてあげると、わんちゃんも回数が減ったことに戸惑わずにすみますね。
『しつけが上手に出来たごほうびにあげる』という目的なら、反抗期が始まる一方で、いよいよ厳しく本格的なしつけを行う必要が出てくる、生後6ヶ月からが効果的です。わんちゃんは、食べ物をよくくれる人を信頼し、好きになります。リーダーとして確固たる地位を築ければ、しつけの成功確率も、ぐ~んとUPすること、間違いなし♪
子犬には、どんなおやつを、どのくらいの量あげたらいいの?
わんちゃんに必要なおやつの量は、成犬では、エサの10%です。
ただし、子犬のエサは、カロリーが高めに設定してあるので要注意。わんちゃんが好きなドッグフードがあるなら、おやつを別に用意する必要はありません。ご飯の分のドッグフードを少しよけといて、何粒かずつあげましょう。
ごほうびにおやつを与えながらしつけを行っている場合は、『おやつ』としての時間を別に設ける必要はありません。1回の分量は、味がするかどうか、くらいで十分。それよりも、飼い主さんの手から何度ももらえるほうが、わんちゃんは喜びます。
- 生後3ヶ月以上
…ふやかしたドッグフードや、水分量の多い野菜や果物を、ほんのちょっぴり - 生後1年以上…歯磨きガムや、ジャーキーなど
わんちゃんには個体差があります。アレルギーがある子もいますので、ドッグフ-ド以外のおやつを食べさせた後には
- うんちの状態
- 食欲の変化
- 吐いたり、具合が悪そうにしていないか
を、その都度、きちんと確認してあげることが大切です。
犬の困ったおやつ事件:謎をとく鍵は、知識と絆
- わんちゃんがおやつを隠す場合
おやつの分量を少なくしましょう。また、食べ残したらすぐ片付けましょう。 - 犬がご飯を遊び食べする場合
この場合も、おやつの分量を見直しましょう。また、わんちゃんの体調が悪くならないように、新鮮なエサをあげて、食事の制限時間を決めましょう。 - わんちゃんが骨を取り上げた時にうなる場合
骨をあげる前に必ず『離して』をしつけ、いざと言う時に取り出せる準備をしましょう。骨をあげる時は必ずそばで見守り、塊がある程度小さくなるか、10~20分程度したら、『離して』のコマンドを出しましょう。 - おやつをくわえて、クンクン鳴きながら、部屋をうろちょろする場合
「今、なんて言いたいのかな?」とわんちゃんの気持ちを考えながら見守りましょう。おやつを隠す前段階の場合は、おもちゃと交換します。 - 犬のおやつ、なくても問題ありません。が、しつけが出来たときのごほうびとして、効果的に用いましょう。
飼い主さんに問題があるケースもあるんです!!