毎日ドッグフードを美味しそうに食べる愛犬の姿は飼い主から見たら微笑ましい光景でしょう。しかし、毎日同じものを食べる姿を見て同時にこうは思いませんか?
「この子は毎日同じ食事で飽きることはないのだろうか?」
実際、犬がどう思っているかは分かりません。毎日同じものを食べていても飽きることなんてないでしょうし、むしろ同じものを食べているからこそ幸せとも言えるかも知れません。
ですが、飼い主は可愛い愛犬に少しでも多くの愛情を注いでやりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。当然、多くの愛情を注いであげれば愛犬もそれに応えてくれます。
では、愛犬をより幸せにするにはどうすれば良いのか?
それは他でもなく、飼い主であるあなたが愛犬に手作りのおやつを与えてあげることです。
今回、当記事では手作りのおやつを作る意味を始めに、犬に与える食材の注意点、私がオススメする手作りおやつのレシピ紹介を行っていきます。
また、料理と聞くと手間がかかってしまうイメージがありますが、今回する紹介するおやつは初心者でも簡単に作れるものを纏めましたので、ご安心ください。
そして、この記事を読むことであなたは犬の事に今よりも詳しくなって、愛犬へ対する愛情もいっそう強くなります。是非ともこの記事を最後まで読んで愛犬との絆を深めていきましょう。
手作りおやつであなたも愛犬も幸せになろう!

おやつと聞いたら手作りしなくても店で買えばいいんじゃないかと思われるでしょう。確かに店で買ってしまえば料理をする手間は省けますし、安全面においても信用できます。
でも、やっぱり何か物足りないとは感じるのではないでしょうか。
それは他ならぬ飼い主であるあなたの真心です。
弁当作りでの例え話
例えば、あなたに子供がいたとしましょう。
そして、子供がいれば必ず一度は弁当作りを経験されることでしょう。それで、あなたはこう思います。
「今日は張り切って弁当を作っちゃうぞ!」と。
何故、そう思うのかと聞かれたら答えは簡単です。あなたにとって子供は誰よりも大事で誰よりも愛しい存在だからです。
そう、子供に対して少しでも幸せな気分を味わって頂きたいと思うのです。そんな子供を少しでも幸せにするために、あなたは自分の真心を込めた弁当を作るのです。
飼い主と愛犬の幸せ
これが犬でも一緒です。愛犬に手作りのおやつを作ってあげることは、愛犬に少しでも幸せな気分を味わって頂きたいからなのです。
そして、あなたが作ったおやつを犬が喜んで食べているシーンを想像してみましょう。
私もラテとマロンが喜んでいる姿を想像するとニヤニヤが止まりません。
つまり、愛犬にとっての幸せは飼い主であるあなたにとっても幸せと言えます。愛犬が幸せになり、あなたも幸せになる。これであなたとあなたの愛犬の絆は今まで以上にグンと深まります。
そう考えるととてもワクワクしてきますよね。では、次の項目ではおやつ作りをする上で大切なことを説明していきます。
犬に食べさせては駄目な食材と大丈夫な食材を把握しておこう!


では、早速おやつを作ろうかと張り切る方もいるかと思いますが、食材を選ぶ際に注意して頂きたいことがあります。
多くの方がご存知かと思いますが、人間にとっては大丈夫な食材でも犬にとっては駄目な食材がたくさんあります。これは命に関わる問題なので、知識がある方も復習を兼ねて必ず目を通すようにしてください。
犬に食べさせてはいけないNG食材
犬に食べさせてはいけない食材をまとめましたので、1つずつ見ていきましょう。
玉ねぎや長ネギ、ニラなどのネギ類
ネギ類には、溶血作用のある物質を含んでいるので、貧血や血色素尿を起こす危険性があります。
ブドウやレーズン
腎不全を起こす危険性があります。パンのあまりを犬に与える飼い主が多いですが、間違ってもブドウやレーズンの入っているものはあげないようにしましょう。
鶏や魚の骨
鶏や魚の骨は噛むとナイフ状に割れてしまい、臓器を傷付けてしまいます。犬は骨を普通に食べてしまうイメージがありますが、実際は食べてはいけないものなので与えないようにしましょう。
生のタコ・イカ・カニ・エビ・タケノコ・ピーナッツ
これらの食べ物は喉を詰まらせてしまったり、消化管を閉塞させてしまう恐れがあります。また、下痢や嘔吐の症状が出る恐れもあります。
唐辛子やコショウなどの香辛料
内臓に負担がかかり、下痢を起こしたり消化不良の原因になったりします。
じゃがいもの芽
これは私達人間にもあてはまりますが、ソラニンによって中毒を起こす危険性が高いです。
柑橘類(かんきつるい)の外皮
これはミカンやレモンなどがあてはまるのですが、外皮を与えると下痢や嘔吐をすることがあります。
もち
のどに詰まって窒息死する恐れがあります。
牛乳
牛乳に含まれる乳糖を消化できずに下痢をしてしまうことがあります。
ハチミツ
ハチミツそのものは危険ではありませんが、ハチミツは極稀にボツリヌス菌に感染する可能性があると言われています。ボツリヌス菌に感染すると下痢や嘔吐を起こすので、可能性が低いにしろ与えないようにしましょう。
加工食品
ちくわやハム、ジュースやケーキといった塩分や糖分が過剰なものは、犬の健康を害する恐れがあります。
犬に与えても大丈夫な食材
犬のおやつには味が薄くてカロリーもそんなに高くなく、栄養価が高い食材がおススメです。下記の食材は、犬に与えても大丈夫な食材になります。
じゃがいも
じゃがいもにはビタミンCが多く含まれており、老化の防止につなげることができます。犬は通常よりも多くビタミンCを必要としているので、じゃがいもはオススメ食材の1つと言えます。
ただし、上述したじゃがいもの芽は、ソラニンが含まれているので絶対に与えないでください。
かぼちゃ
かぼちゃにはビタミン、カリウム、鉄分などの栄養が豊富に含まれているので、風邪や老化の防止につながります。
にんじん
にんじんは低カロリー且つ高栄養価です。ドッグフードに含まれていることでも有名です。
キャベツ
キャベツにはビタミンCやビタミンKが多く含まれており、栄養豊富です。
ただし、芯は食べさせないようにしてください。キャベツの芯には硝酸イオンが含まれており、硝酸イオンは胃液の分泌が少ないと亜硝酸に変化してメトヘモグロビン血症が生じ、中毒症状を起こす危険性が高いです。
この症状は、人間でも胃液の分泌が少ない赤ちゃんや老人が発症しやすいと言われており、犬も個体が小さく胃液の分泌が少ないので、中毒症状へとつながる危険性があります。
豆腐
豆腐にはタンパク質を始めに、豊富な栄養素が多く含まれています。しかし、人間のように冷やしたり熱くしたりして与えるのはわんちゃんの胃に負担がかかるので、常温で与えるようにしましょう。
また、醤油やポン酢等で味付けするのも胃に負担をかけてしまうので、味付けはしないようにしましょう。
ささみ
ささみは高タンパクで腹持ちにも良いと言われています。ささみジャーキー等で普段から与える機会も多いのではないでしょうか。
初心者でも簡単に作れる優太おすすめのおやつレシピ3選

犬のレシピには、多くのレシピが存在します。でも、料理経験が少ない方や普段なかなか時間が取れない方は、手間のかからない料理を作りたいですよね。
そういうことで、手間がかからなくて尚且つ料理経験の少ない方でも簡単に作れるレシピを紹介していきます。
ささみジャーキー
ジャーキーはお店でも普通に売っていますし、犬を飼っている方のほとんどがおやつとして与えているでしょう。
そんなジャーキーですが、実は結構簡単に作れるのです。しかも、ささみさえあれば作れてしまうので、あなた特製のささみジャーキーで愛犬を大満足させてしまいましょう。
手順
ささみは筋と皮が付いてる時は皮も取り除き6等分位に切ります。
1つずつをクッキングシートで上下を挟みクッキングシートの上から麺棒で薄く伸ばします。
150℃に温めたオーブンで30分焼きます。130℃に下げて7分焼きます。
焼き時間はお好みの硬さでやわらかめがいいなら最後の130℃7分はしなくてもいいです。
一度に全部あげるのは多いのでタッパー等にいれておきます。
引用:クックパッド
かぼちゃクッキー
かぼちゃにオリーブオイル、小麦粉さえあれば作れてしまう簡単レシピです。「犬に与えても大丈夫な食材」の項目でも書きましたが、かぼちゃはビタミン、カリウム、鉄分などの栄養が豊富に含まれており、風邪や老化防止の効果があります。
かぼちゃの栄養は人間にも共通していることなので、あなたも愛犬と一緒に15時のおやつで召し上がってみてはいかがでしょうか。
手順
かぼちゃは皮ごと1センチくらいの厚さに切って、ラップをしてレンジ500wで5分加熱。
袋にかぼちゃと小麦粉、オリーブオイルを入れて1つにまとめる。冷蔵庫で30分休ませる。
生地がベタついたら打ち粉をしながら薄く伸ばし、型抜きして天板に並べる。余熱なし160℃35分ほど焼いて出来上がり。
引用:クックパッド
さつまいもとにんじんを使った簡単ケーキ
ケーキと聞くと私達人間でもついつい手を出したくなるおやつですね。このさつまいもとにんじんを使ったケーキは、2つの材料さえあれば作れてしまいます。
調理法もシンプルで茹でて押し固めるだけです。2つの食材による甘みが混ざり合ったケーキで、愛犬をニッコリさせてしまいましょう。
手順
さつまいもにんじんを数枚ほど薄切りする。
薄切りしたものをクッキーの型で型抜きしておく。
型抜きに使わなかった部分は乱切りし、にんじんとさつまいもを別々の鍋で茹でる。その際型抜きしたものも同時に茹でる。
茹で上がったら型抜きしたものは取り出しておく。
乱切りしたものは、にんじんさつまいもを別々にマッシャーで潰す。
※歯ごたえの残る方がいいと思います!ケーキ型に押し固め取り出して型抜きしたにんじんさつまいもを飾りつけして完成!
とっても簡単です。
老犬も喜んで食べてくれたバースデーケーキです。
引用:クックパッド
当記事で紹介するレシピは以上になります。私も実際に作りましたが、簡単に作れて感心しました。
今回は3つだけ紹介しましたが、犬用のおやつレシピはまだまだたくさんあります。おやつ作りに慣れてきたら、少しレベルの高いレシピを考えて挑戦してみるのも良いでしょう。
おやつを与える上での注意点

無事に手作りのおやつが完了すれば後は、わんちゃんに召し上がって頂くだけです。しかし、おやつを与える上でも注意して頂きたいことがあります。
この注意点さえ把握して頂ければ、あなたは愛犬に安心しておやつを召し上がって頂けます。
おやつの与えすぎは肥満化につながってしまう
自分で作ったおやつを嬉しそうに食べている愛犬の姿を見たら、思わずたくさんあげたくなるでしょう。ですが、おやつの与えすぎは肥満化につながってしまうので、程々にしておきましょう。
目安としては1日の食事量の10~20%と言ったところで3、4回に分けて与えるのが良いでしょう。
例えば、犬が1日に摂取するカロリー量を500kcalにするのであれば、ドッグフードを450kcalにしておやつを50kcalにするのが好ましいでしょう。
本来、犬の栄養補給はドッグフードで十分と言われています。何故なら、ドッグフードには犬が健康を維持するための栄養素が十分に含まれているからです。
なので、何らかのご褒美や15時のおやつ感覚として与えるのが良いでしょう。間違えてもおやつに偏ってしまうような食生活は避けてくださいね。
いくら愛犬の喜ぶ顔が見れても、愛犬が体を壊してしまったら元も子もありません。
細かく刻んで飲み込みやすい形状にしてあげよう!
犬はほとんど噛まずに食べ物を飲み込んでしまうので、喉に詰まらせてしまわないように細かく刻んだり消化しやすい形状にしたりして胃腸に負担をかけないようにしましょう。
キャベツで例えるなら千切り、レシピで紹介したケーキのような食べ物であったらミートボール、団子サイズにちぎってあげるのが良いでしょう。
まとめ
最後にもう一度おさらいしておきましょう。
- 市販のおやつよりも手作りのおやつを与えることで、いっそう愛情を注げてあなたも愛犬も幸せになれる。
- 犬に食べさせてはいけない食材と大丈夫な食材は、必ず事前に把握しておく。
- 私オススメのレシピは初心者でも簡単に美味しく作ることができる。
- 1日のおやつ量と回数は、1日の食事量の10~20%にして3~4回に分けて与えるのがベスト。
- 犬はほとんど噛まずに飲み込むので、キャベツの千切りや団子サイズのように細かいサイズにして与える。
これらのポイントを抑えておけば、あなたと愛犬の生活は、より楽しくて幸せに満ち溢れたものとなるでしょう。美味しいおやつを作って、是非とも愛犬と一緒に幸せな気分を味わいましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。