愛犬におやつを与えて良いの?無添加や国産などのおやつの選び方!

ペットショップや、お店のペットコーナーでは、多くの種類ののフードやおやつが所狭しと並べてありますよね。どんなものから作られているのか、添加物が入っているのか、無添加なのかも気になるところです。

だって化学物質とかいろいろ問題になっているじゃないですか。生産国もさまざまで、国産もあれば海外産の製品もたくさんあります。

みなさんはこんなにも多くの種類の製品から、どうやって愛犬のおやつを選んでいらっしゃるのでしょう。大事な家族の一員の愛犬に与えるものだから安全な製品を選びたいですよね。

私も可愛いラテやマロンが、ご褒美のおやつが原因で体調を崩してもらいたくないので、しっかり選ぶ事にしているんですよ。でも、ちゃんとフードで食事をしているのに、犬におやつを与えて本当に良いんでしょうか。太ってしまわないか心配だなぁ。

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太る原因?そもそもおやつは必要なのか

「最近愛犬が太ってきた気がする」「体重が明らかに増えた」など、愛犬のダイエットで悩む飼い主さんは多いですよね。体重の増加の原因を考えてみると、やはり「おやつ」が原因でしょう。

みなさんが毎日与えているフードには、その犬の大きさ(大型犬、中型犬、小型犬)や成長段階(仔犬、成犬、老犬)に合わせて、一日に必要なカロリーを摂取できる栄養がきっちり入っています。だから毎日ちゃんと必要量分のフードさえ与えていれば、栄養不足で犬が痩せ衰えるなんて事はありません。つまり、おやつを与えなくても犬は十分育ってくれるです。

逆におやつを与える事で栄養過多になって、愛犬の太る原因となってしまいます。軽い気持ちでおやつを与えるのは、犬にとっては良くない事なのかもしれません。

 

それでもおやつをあげたい!人間がおやつを与える理由

残念ながら「犬におやつは必要ない」と、上の項目でご紹介しましたが、それでも愛犬におやつを与えている飼い主さんは多いと思います。

理由として挙げられるのは、言う事を良くきくとか、吠えるのをやめるとか、私たち飼い主の事情によるものが多いと思います。愛犬の喜ぶ姿を見たいから、というのも飼い主の事情に入りますよね。

たとえば、テレビなどでドッグトレーナーさんが、「トイレトレーニングや、散歩のトレーニング等のしつけで、上手にできた時のご褒美として与える」とご紹介していますが、これはかなり有効な手段ではありますよね。

実際に挑戦されている方も多いと思いますが、けれどこれも飼い主の事情になっちゃいます。

ご褒美=おやつ ?

愛犬を褒める時におやつを与えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。私もそうなんですが、ラテやマロンがおとなしくお留守番をできた時に、「いい子だね~、よしよし」と言いながら与えてしまっています。

しかし、実はこれも必要のないことなんです。

犬を褒める時は、「ラテ がんばったねー」「マロン えらいねー」と声に出しながら、身体をおもいっきり撫でてあげる事が一番なんです。犬は飼い主の声と撫でてもらった事に十分満足し、飼い主との信頼を深めていきます

確かに仔犬の時っておやつを欲しがらなかったですよね。私がおやつを与えていなければ、ラテやマロンも欲しがる事も無かったのでしょうね。これは反省です。ラテやマロンの健康を考えれば、おやつを減らす事も考えないといけないのかもしれません。

どうしてもおやつを欲しがる様なら、量を減らす方向に修正していきましょう。どれ程の量でいいかと言えば、人の小指の先程の量でも十分なんだそうです。うわぁ、私も多く与えすぎていました。

 

おやつの選び方!無添加や国産物を意識する

おやつの必要性や量についてご紹介しましたが、実際にはどんなものを選べばいいのか悩むところですよね。

ここでは、多くの飼い主さんが気にしてらっしゃる「無添加」と「国産」についてご紹介します。

無添加

先日、家の近くの大型スーパーのペットコーナーへ立ち寄ると、多種多様なフードやおやつがいっぱいありました。

いくつかのおやつを手に取って見たのですが、詳しく商品の内容を記載しているものもあれば、申し訳程度にしか記載がないもの、中には全く記載されてないものまでありました。

本来であれば、原材料や賞味期限などの表示は法律で義務付けられています。

 ペットフード安全法では、問題発生時に製品や原因を速やかに特定し、ペットの健康被害を未然に防止するため、ペットフードの名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所の5項目の表示を義務付けています

引用 : http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

2007年にアメリカでは、中国産原料を使って生産されたペットフードに「メラミン」が混入していた為、2.200匹の犬と、1.950匹の猫が死亡する事件がありました。日本でもこの悲惨な事件を受けて、2年後の2009年に『ペットフード安全法』が施行されました。

添加物は「ペットフードの名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所」の5項目のうち、原材料名の項に記載されています。自然由来のものならいいのですが、あきらかに化学薬品の名前はチェックですね。

もちろん栄養バランスを考えて、足りない栄養分を補うための物質が入っている場合もあります。でもできれば、人工物などは入っていない自然に近い方が安心ですよね

また賞味期限や添加物の有無も大事です。無添加なら安心。

でも無添加という事は、防腐剤等の食品を長く保つ為の薬品も入っていませんので、その分食品が傷みやすいという事です。保存する場所や方法もちゃんと理解しておかないといけないですし、痛む前に食べきってしまう量のものを買うということも大事になってきます。

「う~ん、痛む前に全部あげてしまえっ」とならないよう注意しないと、本末転倒になってしまいますよね。

国産という信頼

海外産が全て悪いという訳ではありません。海外産であっても、良品を作っている企業はたくさんあります。

ですが、国産の表記があるという事は、日本の安全基準に基づいて作られた食品であるという事です。これだけでとても安心できる材料になりますよね。

どれを選んでいいのか迷った場合は、「国産を選ぶ」という考えを基準にするのも良い方法でしょう。

また、国産のおやつには「無添加」をアピールして作っている商品も多いです。やはり国産と無添加についてはみなさん気にしていて需要があるのでしょう。

ネットショップを見ると「国産・無添加」のおやつがたくさん売っているので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

 

どんなおやつなら我が家の愛犬に与えてもいいのか、選ぶのは私たち飼い主です。もちろん値段も大事ですが、添加物の有無や消費期限等、どんなものが入っているのかを確認することが大切です。

できるなら5項目がしっかり記載されたものの中から、吟味して購入することをお勧めします。

 

犬のおやつの選び方まとめ

愛犬とおやつをちょっと真面目に考えてみましょう。

  • おやつを与えなくても、犬は健康に育つ。
  • おやつを与える理由は、ほとんどが飼い主の事情。
  • 犬にとってのご褒美とは、飼い主との物理的、精神的なふれあい。
  • ペットフード安全法で記載された内容を確認して、安全なものを選ぶ。
  • 迷った時は、国産と記載されたものを選ぶ

 

愛犬におやつを与える事、傍から見れば微笑ましい光景です。

でもそれは、飼い主にとって気持ちが良かったり都合が良かったりの、言わば飼い主の事情に他なりません。犬の健康に気を配れば、必要以上のカロリーは「百害あって一利無し」なのです。おやつを与える場合は、最小限の回数と量になるよう気を付けてあげましょう。

大事な家族の一員である「愛犬」の健康を考えて、みんなで楽しく暮らせる時間がが少しでも長くなるようにしたいものですね。

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