あなたの愛犬のおやつは大丈夫?無添加にこだわる3つの理由!

ペットショップやペットコーナーには、非常に多くのおやつが所せましと並んでいますね。どれを購入しようか迷ってしまいますが、同じ思いの飼い主さんも多いのではないでしょうか。

最近は国産や無添加にこだわった安全に配慮したおやつも多くなってきたように感じます。一般に添加物というと全て害のあるものという悪いイメージがありますが、実は足りない栄養分を補ったり、食品の品質を長持ちさせたりなどの効果を目的に添加されているものもあります。

しかし、好んで食べるようにの好きな味やにおいを付けたり、見るからにおいしそうな色を付けたり、食品を腐らせないようにする保存を目的にしたものだったり、栄養分とは全く関係のない理由で添加されるものも残念ながらあります。

私たち飼い主は良いおやつとは何かをしっかり考えて、原材料や添加物の有無をチェックしてから購入するよう心がけたいですね。

 

Sponsored Link

おすすめは無添加表示のあるおやつ!-こだわり1

市販されているおやつの中には、いろいろな目的でいろいろな添加物が入っているものがあります。食品の日持ちを良くするための防腐剤、食品の見栄えを良くする着色料、良い匂いを付ける香料等々です。中にはビタミンやカルシウム等の補助的な栄養分を添加されているものもありますが、犬にとってはこのような添加物が悪影響をもたらす場合が多いのです。

無添加食品は、それだけで大きな安心材料ですよね。安心して食べられるおやつを上手に選んで、愛犬の健康をしっかり守ってあげましょう。ペットフード法により製品の内容表示は義務付けられていますので、見た目だけで判断しないで内容をしっかりチェックして無添加である事を確認しましょう。

化学薬品らしいカタカナ記述は要注意ですよね。化学薬品などは、一回に摂取する量が微量であっても体内に蓄積されていきます。体が小さい犬たちは、その影響は人間の比ではありません。

国産という信頼
国産という表記があるという事は、日本の安全基準に基づいて製造された食品であるという事です。海外産が全て心配なものという訳ではありませんが、国産はやはり信頼がありますから安心して購入できます。

犬は穀物が苦手
穀物は天然由来ですが、犬は穀物を消化するための酵素が足りません。トウモロコシ小麦などの穀物が原料の大半を占めるようなおやつは注意しましょう。クッキータイプのおやつは、何が主原料なのかちゃんと見ておきたいですね。
他にも注意したいこと
塩分糖分が多く含まれているおやつも、犬にとっては健康を損ねる原因になります。おやつの大きさや硬さも注意する点です。歯が弱かったり、硬いものが苦手な犬もいますし、犬の大きさや年齢、健康状態も考えて選ぶようにしましょう。

 

カラフルな色≠食品の自然な色 無着色の安全性を考えてみる-こだわり2

おいしそうなくっきりとした色が付いているおやつもたくさん見られますよね。でも待ってください。それは本当に食材そのものの色でしょうか。着色は見栄えを良くして、購入する飼い主さんに選んでもらおうとする目的のため施されます。それを食べる犬のためではありませんから、犬にしてみればたまったものではありませんよね。

着色料は、製造される原料から天然着色料合成着色料に分かれます。天然着色料は天然由来で、虫や植物などが原料です。クチナシや紅花などは有名ですよね。一般に着色が薄めなので、はっきりとした色を出すには多くの量を使用します。天然由来であるからと言って安心するには早いかもしれません。

合成着色料はタール色素と言い、石油系コールタールを原材料にしています。少量ではっきりとした着色効果があるので、多用される着色料です。石油系と聞いただけで、間違いなく体に悪い気がします。

はっきりとした色を出す為に、多く使用される天然着色料と、少量ではっきりとした色がでる合成着色料ではどちらの方がいいのか?-という問題ではないような気がします。

特に危険性があると告知されている合成着色料を挙げておきます

  • 赤色3号 エリスロシンと呼ばれるタール色素です。日本では、かまぼこなどに使用されてますが、ドイツやアメリカなどでは食品への 使用が禁止されています。発がんの可能性有り。
  • 赤色40号 アルラレッドACと呼ばれるタール色素です。アレルギーを発症する危険性が有り。
  • 赤色102号 ニューコクシンと呼ばれるタール色素です。日本では使われていますが、カナダやアメリカなどでは使用が禁止されています。発がんの可能性有り
  • 赤色105号 ローズベンガルと呼ばれるタール色素です。練り製品などに使われています。発ガン性の可能性が有り。 
  • 青色2号 インジゴカルミンと呼ばるタール色素です。発ガン、痙攣の可能性が有り大変危険。 

 

長持ちするおやつのからくりを知る-こだわり3

「あれ?もうこのおやつカビが生えてるよ~」とか、「うわっ もうこれ色変わっちゃってるよ!」とかとか。せっかく愛犬に与えようとおやつを出してみたら、もう傷んでいた!ショック~。

こんな事ってよくありますよね。思ったより早く傷んでいたということは、そのおやつには保存を目的とした酸化防止剤などが添加されていなかったのです。つまり無添加のおやつを購入していたという事、あなたは愛犬の為に最良のおやつを選んでいたのです。たとえ傷み易くとも無添加のおやつを選ぶのは、愛犬の健康を第一に考える飼い主としての最高のこだわりではないでしょうか。

補足
酸化防止剤 酸化防止剤とはフードやおやつの酸化やカビの発生を防いで、食品を日持ちさせる薬品です。保存には効果的ですが、犬に悪影響を与える恐れが高い薬品です。 

食品には賞味期限があるのはご存知かと思いますが、注意するのはそれは未開封での期限です。商品によっては、開封後の賞味期限を記したものありますのでよく確認しましょう。

保存を考える
開封したその時から食品は傷み始めますので、密閉容器に詰め替える事をお勧めします。その際食品用の乾燥剤を一緒に入れておくのも忘れないでください。食品によっては、さらに冷蔵庫に入れて保存する事も考えておきましょう。

無添加であっても比較的長持ちするおやつもあります。一番先に頭に浮かぶのは、乾燥タイプでしょうか。その考えでいけば、水分が多く含まれていないタイプが長持ちしそうですよね。水分の多いものは犬も食べ易く、見るからにおいしそうですが、その分傷みやすいのが欠点です。

乾燥タイプの注意点
乾燥したおやつは、体内で水分を吸収すると膨張するものもあるので、与え過ぎには注意しましょう。膨張するとどれくらいの大きさになるかを判断する為に、与える前に水に浸すなどして試すのも良い方法です。

おいしそうなみずみずしい生タイプとカリカリの乾燥タイプ、その中間の半生タイプとそれぞれの3タイプ用意すれば、犬も違った食感を喜ぶのではないでしょうか。

 

市販されている良品おやつ5点をピックアップ!

実際ネットでも市販されているおやつを、私なりにこだわって選んでみました。思った以上に無添加で国産の商品が見つかりました。今回はさらにプラスポイントがある良品をピックアップです。参考にして頂ければうれしいです。

 

食べる事で歯磨きができてしまう飼い主にもうれしいおやつです。

 
 
 
 
 
 
 
 
低アレルギーの馬肉のおやつです。牛、豚、鶏肉にアレルギーがある犬に安心です。
 
 
 
塩分を極力控えた鯵の乾物。低カロリーなので体型が気になる犬に優しいおやつです。
 
 
 

まとめ:安心で安全そして信頼できる3つのこだわり

「どんなおやつを選べばいいのか」をテーマにお話しさせて頂きましたが、ここまでの内容を簡潔にまとめてみました。
 
  1. 無添加という安心 : 体内に摂取されるのですから愛犬の健康上のリスクを考え、いかなるものも添加されていない無添加の製品の中から選ぶようにしましょう。国産であれば、さらに信頼が上がります。
  2. 無着色の安全 : 着色料を添加されていない無着色のものを選びましょう。特に健康を害するリスクの高い合成着色料は要注意です。食品の表示内容をしっかりチェックしましょう。
  3. 長持ち製品のからくり : 長持ちする食品には酸化防止剤等の保存料が添加されています。保存料はその多くが化学薬品で犬の健康を損なうものです。傷み易くとも無添加のおやつを選ぶことは、愛犬の健康を守るための立派なこだわりです。保存方法を工夫して安心な食品を与えましょう。

 

今回いろいろ調べて思った事は、犬の食品も人間の食品も注意するポイントは同じなんだなぁという事です。私たちが普通に食べる食材も、家族がいろいろ考えて選んでくれたものですよね。原料であったり、添加物であったり、家族全員の健康を損なわないように注意して選んでくれた食材です。

犬を家に迎え入れた時から、その犬は私たちの大事な家族となりました。抱っこしたり、頭を撫でたり、時には叱ったりしながら大事な時間を過ごしてきました。その時間は私たちにとっても愛犬にとっても、かけがえのない大切な時間です。

愛犬と過ごす大切な時間が少しでも長く続くように、そしてその時間が私たちに多くの笑顔と幸せを与えてくれるようにと思わずにいられません。たかだか犬のおやつであったとしても愛犬が食べるおやつですから、安全で安心できる物を選んでいきたいですよね。

いろいろ調べてみて「あれもこれもダメですよ~」みたいな事ばかりで、実は「どうしましょう」って気持ちになっていたんです。それでも、それ以上に愛犬の健康を考えて、安全で安心なおやつがたくさん市販されている事も知りました。愛犬の食を考えるってとても大切な事なのだと改めて考えさせられました。

 

Sponsored Link