ペットショップを歩くと、様々なおやつが並んでいる光景を目にすることがたくさんあります。
うちの子はどんなおやつが好きなのかな、喜んでくれるかなと想像を巡らすのも、わんちゃんを飼っている楽しさともいえるでしょう。
おやつをあげたいけど、いろいろありすぎて何がいいかわからない、そもそも必要なのかもわからないと思っていませんか?
大切な家族のことですもの、食べ物にはこだわりたいところですよね。
そこで今回は、絶対に知っておきたい犬のおやつのノウハウとおすすめについて紹介したいと思います。
偏食の原因?しつけとしておやつを与える理由


わんちゃんにおやつを与えると、とても喜んでくれますよね。
それが見たくてついついおやつを与えてしまいがちですが、見境なくあげてしまうと栄養の与えすぎで太ってしまうだけではなく、実は偏食の原因にもなってしまうんです。
わんちゃんの食べるドッグフードには、決まった量だけあげれば必要な栄養がとれるようになっています。小型犬には小型犬の、大型犬には大型犬のとわざわざ犬種によって分けられているのには、そのような理由があるからです。
でも、うちはドッグフードをあまり食べてくれないから…と、代わりにおやつを与えてしまってはいませんか?
おやつの与え方として特に、ドッグフードを食べないからといって欲しがるおやつのほうを与えてしまう、これが一番危険です。
わんちゃんが食べなくなってしまうのは心配ですが、体調が普段と変わらないようであれば心配する必要はありません。体調に問題がなければ、わんちゃんは1週間食べていなくても平気なのです。
わんちゃんのためにとおいしいものを次々と与えてしまっては、「食べなければさらにおいしいものが出てくる」と思ってしまい、偏食の道へとどんどん進んで行ってしまいます。
ですから、おやつはむやみに与えないほうがいいのです。
あげないことに越したことはありませんが、どうしてもあげたい場合にはきちんと目的をもってあげることが大切です。
コミュニケーションの手段に
ひとえにコミュニケーションといえどいろいろありますが、散歩のときにすこし与える、程度でいいと思います。
散歩をすると嬉しいことが起きる、というようにわんちゃんに覚えさせることで、飼い主さんとの間に信頼関係が芽生えるいいきっかけになってくれます。
しつけとして
「これをやるとおやつがもらえる」と覚えさせることで、しつけがしやすくなる場合もあります。
ただし、量や時間を誤るとご飯の時間までにおなかが減らなくなってしまい、食生活が乱れてしまう原因にもなりますので、少量にとどめておくのがが一番です。
やっぱりあげたい!大型犬にも合ったおやつの選び方


あげなくてもいいとはわかっていても、ショップに並ぶたくさんのおやつを見ているとあげたくなってしまいますよね。
しかし、おやつは「おやつ」であり、「食事」ではありません。いろいろな種類をあげたいのはわかりますが、ここはぐっとこらえて、これだと思う種類を選ぶ必要があります。
また、大型犬だからといって、おやつの大きさまで大きくする必要はありません。わんちゃんはおやつの大きさにかかわらず、飲み込めるサイズのものなら噛まずに飲み込んでしまいます。噛まずに飲み込まれたおやつはなかなか消化をしてくれないので、ご飯の時間までおなかが空かず、わんちゃんの食生活を崩してしまう原因にもなります。
ですから、小さくちぎって何度かに分けて与えることも大事なのです。
そしてなにより、飼っているわんちゃんにとって必要なおやつであることが重要です。せっかく食べさせるなら、わんちゃんにとっていい効果のあるおやつをあげたいですよね。
ではわんちゃんにとっていいおやつとは一体どういうものなのでしょうか。
無添加
人の食べ物でも食品添加物が入っているものは避けたいところですが、それはわんちゃんの場合も同じです。
おいしそうな見た目にするために使われたりしていますが、わんちゃんにとって見た目は関係ないので、食品添加物は必要ないものと言えるでしょう。わんちゃんの健康を考えると、無添加であることが一番優先すべき条件だと思われます。
無添加であることと原材料を見て買う癖をつけましょう。
ストレス発散に、かたいおやつ
わんちゃんはもともと噛むのが大好きです。
人や家具を噛んでしまって、机や椅子の足がぼろぼろになってしまった、なんて経験がある飼い主さんはたくさんいることでしょう。
そんなわんちゃんには牛皮のガムや骨などのかたいおやつを与えることで、ストレスを解消してあげられるかもしれません。
わんちゃんもガムなどをバラバラにするのは好きなようで、結構長い時間楽しんでくれているみたいです。
また、少しですがわんちゃんの歯垢を取り、歯磨きの補助のような役割をしてくれます。人に比べ、わんちゃんの歯垢は歯石になる期間が短いので、時間をかけて食べさせるとある程度歯垢を落とすことが出来るといいます。
歯垢を除去したり歯石を予防したりする方法としてかたいおやつが推奨されることがあります。ただ、この考えは必ずしも適切で安全な方法だと言い切ることができないというのが最近の獣医学の見解です。
引用:GREEN DOG
あくまで補助なので、歯磨き目的での使用はおすすめしません。歯磨きは日常的に行うようにしましょう。
わんちゃんの歯は折れやすいので、かたくしすぎてはいけません。
歯を痛める原因にもなってしまうので、わんちゃんの歯よりも柔らかいものを選んでください。
結局どれがいいの?おすすめしたいおやつランキング


あれもこれも気を付けなければいけないし、結局どれを買ったらいいのかわからないと思うでしょう。
実際私も、これだ!というものを見つけるまで結構な時間がかかりました。
結局は愛犬が喜んでくれるものが一番ですから、いろいろ試してみたいと思うかもしれません。
ですので、今回はわんちゃんの健康を考えたおやつをピックアップして、ランキングにしてみました。
1位「和の究み」

小さいタイプもあるので、試しで買いたい場合も大丈夫です。
国産無添加で獣医師のお墨付きなので安心ですね。
ガムですがミニサイズなので、わざわざ小分けにする手間や、もしも誤って飲み込んでしまっても心配ないですね。
2位 「ドギーマン 無添加良品 アキレススティック」

幅広い年代に使用可能な、無添加のおやつです。
他のおやつに比べて種類があり、固さも選べるようです。小型犬も大型犬もいますという飼い主さんにおすすめしたいです。
価格もそれほど高くないので、多く買ってもお財布に優しいです。
3位 「ペットキッス (PETKISS) 食後の歯みがきガム」

歯磨きに近い効果の得られるスティックです。
歯磨き粉などでおなじみの会社から出ているのですから、効果は期待してもいいのかもしれません。
使用用途が限定されているので、食べさせすぎて太らせてしまうということはまずないでしょう。
まとめ
わんちゃんのおやつについて、たくさん考えなければならないことがありましたね。まとめるとこのようになりました。
- 喜ぶからといって、むやみにあげてはいけない
- おやつは「食事」ではないということ
- 最低条件は無添加であること
おやつをあげることは一概に悪いというわけではありません。ですが飼い主さんのあげ方次第で、わんちゃんにとってはプラスにもマイナスにもなるものです。
もしあげるなら、わんちゃんにとってプラスになるようなおやつのあげ方をしたいですね。