最近、家で手作りジャーキーを作る人が増えてきているんですって。
手作りジャーキーってなんだか危険な感じがして避けてきてたんですが、考えてみれば無添加だし、値段も安く済ませれるし、もしかして良いことだらけではないのかと思って、今回チャレンジしてみることにしました。
愛犬達のためにいろいろ手作りおやつを作ってきましたが今回は定番の牛肉とさみみ、それと豚肉と3種類のジャーキーに挑戦したいと思います。
しっかり衛生面に気を付ければ簡単に作れますので、ぜひご参考にどうぞ。
安全なジャーキーを作る為の下準備
ジャーキーを作るうえで一番大事なのが、衛生面です!
サルモネラ菌や食中毒を引き起こす菌をちゃんと処理できなければ下痢や嘔吐だけではなく、最悪命を落とす危険性もあります。
安全なジャーキーを作るために最低限押さえておきたいポイントを紹介します。
手回り、キッチン回りを清潔にする
- 爪を切る
- まな板、包丁を洗浄(可能であれば漂白剤で滅菌する)
- シンク、作業台を清潔にする
爪の間は洗浄が難しいので、調理前には短く切りましょう。そして手を洗う時は爪の間を入念に洗い、手首までしっかり洗浄します。
まな板や包丁は菌がいっぱいいるので、可能であれば漂白剤で滅菌しましょう。作業台やシンクにも菌が存在しますので、少しでもリスクを減らすために清潔にしましょう。
お肉を選ぶときは新鮮なものを
- 可能な限り新鮮なお肉を選ぶ
- 脂身の少ない部位を選ぶ
肉の表面に付着している菌は時間とともに繁殖していきますので、リスクを減らすために新鮮なものを使います。
人間なら多少お腹を下しても大丈夫な場合もありますが、わんちゃんはそうはいかないので念には念を入れます。
また、肉の脂身は乾燥の妨げになりますので、もも肉など脂身が筋線維に入り込んでいない部位を選びましょう。
それでさっそく、牛肉のジャーキーから見ていきましょう。
必須アミノ酸が豊富! 定番の牛肉のジャーキー
人間も大好きなビーフジャーキー。私も好きです。やはりジャーキーといえば、ビーフですよね。
ということで早速作り方を見ていきましょう。
オーブンレンジとお肉だけの簡単レシピ
必要なものがオーブン、クッキングシート、牛肉だけの超簡単レシピです
牛肉はスーパーでも手に入りやすいので、気軽にチャレンジできます。
ぷ〜みぃまま♪
材 料(小型犬2人分)
牛モモスライス(暑さ2mmほど) 50g
- オーブンを110度に予熱する
- 牛モモスライスを1cm幅ほどに細長く切る
- クッキングシートにモモ肉を並べ、予熱が完了したオーブンに入れて30分乾燥焼きする
- 30分焼いたら場所を少しずらして裏返し、更に110度で30分乾燥焼きする
- 合計1時間焼き終わったら、扉を開けずにそのまま2時間ほどおいて冷まして完成♪
おいしくなるコツ
焼き終わったら扉を開けずにそのまま冷ますとカリカリに仕上がります。
引用:楽天レシピ
牛肉は、亜鉛や鉄分、ビタミンB群が多いのが特徴ですので、成長期の子犬や活動量の多い成犬に特にオススメです。
- 必須アミノ酸
たんぱく質を構成。食事でのみ摂取可能。
- 亜鉛
味覚を正常に保ったり、皮膚や健康維持を助ける。
- 鉄分
主として赤血球をつくるのに必要な栄養素で、不足すると疲れやすくなってしまう。
- ビタミンB12
赤血球中のヘモグロビン生成を助けたり、脳神経を正常に保つ。
簡単ヘルシー! 手作りささみジャーキー
ささみは牛肉に比べて安いので気兼ねなく作れますね。ヘルシーなのも魅力です。
こちらも簡単ささみジャーキー
わんちゃん用のささみジャーキーです~わんちゃんも喜ぶおいしさです♪材料
- ささみ 2本(127g)
- ささみは筋と皮がついてる時は皮も取り除き、6等分位に切ります
- 1つずつをクッキングシートで上下を挟み、クッキングシートの上から麺棒で薄く伸ばします。
- 150℃に温めたオーブンで30分焼きます。130℃に下げて7分焼きます。
- 焼き時間はお好みの硬さでやわらかめがいいなら、最後の130℃7分はしなくてもいいです。
- 一度に全部あげるのは多いので、タッパ—等に入れておきます。
コツ・ポイント
伸ばす時薄く伸ばしたほうが、カリカリに仕上がります。
七味をかけて焼いたら、人用のおつまみにもなります引用:クックパッド
ささみは、脂肪分が少ないため低カロリーで高たんぱくです。
また、消化吸収に優れており、滋養強壮や筋骨強化、疲労回復などに効果があります。
皮膚被毛の調子のよくない子や胃腸が弱い子、病中・病後の子、シニア犬にオススメです。
- ビタミンA
目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがある。
- リン
過剰摂取により、骨の損失や尿石や慢性腎疾患などの病気になる可能性がある。
疲労回復にもってこい! 豚肉のジャーキー
豚肉はタンパク質が多く、疲労回復にもいいということで、たまに茹でた豚肉を小さく切ってご飯に混ぜてあげたりもしてましたが、ジャーキーにするという発想がなかったので新鮮でした。
今年16歳になる最愛の愛犬君の為に。 余分なものは何もなし! 豚肉だけでOK材料
- 豚肉 とんかつ用 厚さ1cm 5~6枚
- 茹でるお湯 油抜き
- オーブン 焼くだけ
- 肉をゆでる。しっかり火を通す
- ゆでながら2cm幅に切る。このとき付いてる脂身も切ってください
- 油がどんどん出てくるのでゆでる!
- 10分ほどゆでたら水で洗い流しながら、かるく握って油をさらに切る!
- オーブンに並べて180度で20分~23分焼く
- 完了! 余分な油分もなく、カリカリのジャーキーができます! 老犬にぴったり!
コツ・ポイント
とにかく余分な脂分を抜く!引用:クックパッド
豚肉はビタミンB1が牛肉の10倍も含まれています。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲れの元になる乳酸が体内に溜まるのを防いだり、夏バテにも有効と言われています。
活動量の多い成犬や肥満気味の成犬にオススメです。
- ビタミンB1
糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲れの元になる乳酸が体内に溜まるのを防ぐ。
皮膚や粘膜の健康維持を助ける。
食品乾燥機(フードドライヤー)現る!
最初のうちはこまめに手作りジャーキーを作ってもいいかなと思ったんですが、時間が無い時とかはちょっと面倒に思ってしまったんです。
でも人間のおつまみとしても美味しいので、なんかいい方法がないかな~っといろいろ調べてみたら、フードドライヤーなるものがあったんですよ!
これだとフルーツのおやつとか作れますし、タイマーがついているので出かける前にセットすれば時間を有効に使えます。
ジャーキーを作る場合は薄切りにされたお肉を購入し、茹でて一回熱を加えてから乾燥させるといい感じです。
お魚のジャーキーも作れるみたいなので、今度チャレンジしたいと思います。
まとめ
今回の記事では、肉の種類別の特徴と手作りジャーキーのレシピをご紹介しました。
- 必須アミノ酸が豊富! 定番の牛肉のジャーキー
- 脂肪分が少なくヘルシー! 鶏肉のジャーキー
- 疲労回復にもってこい! 豚肉のジャーキー
- フードドライヤーもうまく利用しよう
手作りジャーキーは完全無添加なので、保存が利きません。常温保存で1ヵ月程度を目安とし、その間にわんちゃんが食べきれる量を作りましょう。
初めて作る時は、不安があったり、上手に作れないことがあると思います。
しかし、何度も作ることによってコツをつかむことができますし、何より無添加なので安心して与えることができます。
慣れてくれば、オリジナルのジャーキーを作るのもいいかもしれませんね。
私がなぜここまで無添加にこだわるのかは、こちらの記事で詳しく紹介していますので、気になった方は読んでみてください。