愛犬がご飯を食べ終えたばかりなのに、すぐにまた欲しがるのであげるべきか悩む、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。適量をあげているはずなのに足りないのかな?と不安になってしまいますよね。
それだけでも大変ですが、飼い主である人間の食べ物まで欲しがるという場合、わんちゃんにあげてよいものは限られているし、ゆっくり落ち着いて食事はできないし、いろいろ困ったことが起きてしまいますね。
また、わんちゃんが欲しがるままにごはんをあげてしまうと肥満で健康を害したり、しつけの観点からも問題が出たり、ということになりかねません。そこで今回はそんなわんちゃんの行動の原因や対策をぞれぞれご紹介したいと思います。

お腹いっぱいのはずの愛犬が食べ物に執着するのはなぜ?

そもそも食事は足りている?
ただしこれはあくまでも目安で、わんちゃんの年齢や運動量などによっても変わってきます。与えているドッグフードがあれば、パッケージに細かく表示されているものを必ずご確認ください。




野生時代の習性の名残かも?
わんちゃんはもともとは野生の肉食動物で、集団で狩りをして暮らしていましたが、いつも必ず食糧が手に入るわけではありません。また、食糧が手に入っても仲間同士で分け合わなくてはなりませんでした。
そんな過酷な野生の暮らしの中では、エサにありつけなかった時のために、食べられる時に「食いだめ」をする習性があり、その名残で、お腹いっぱいでも食べ物を欲しがるといわれています。
また、他のわんちゃんにとられまいと急いで食べて丸飲みする習性もあり、そのせいで満腹感が得られずにたくさん食べてしまう可能性もあります。噛まずに食べてしまうと、お腹がいっぱいになりにくいのは人間と同じなんです。
こちらの動画は、早食いをしてしまうわんちゃんに早食い防止の食器に変えてからの変化の動画になります。
ストレスが原因で食べてしまう!?
最近、引っ越しをしたり、家族に変化があったり、忙しくてなかなか遊ぶことが出来ていなかったりすると、わんちゃんはすぐ敏感に察知して、ストレスを感じてしまいます。急にご飯を食べても欲しがるようになったのならば、ストレスが原因かもしれません。愛犬がストレスを感じていないか1度チェックしてみて下さい。
愛犬が人間の食べ物を欲しがる時の注意点と対策は?

わんちゃんにはわんちゃん用のごはんを用意しよう!!
わんちゃんが飼い主である人間の食事も欲しがってしまうことありますよね。可愛くてつい一口あげたいって思ってしまいます。でも、待ってください!わんちゃんには食べられない食材がたくさんあります。
代表的なもので、たまねぎ、ネギ、にら、チョコレート、ぶどう、アボカドなどがあります。これらの食材に気を付けることはもちろんですが、食べられる食材でも人間の食事では塩分や油分が多く、わんちゃんの健康を害するおそれもあります。
また、食べてしまった場合に、アレルギーなどを引き起こす可能性もありますので、細心の注意が必要になります。わんちゃんにはわんちゃんのご飯を必ず用意して、人間の食べ物と分けるようにしましょう。


ご飯の回数を変えてみよう!!
わんちゃんのご飯の回数は通常の場合、1日2回の朝と夜ではないでしょうか。もし、愛犬がご飯を食べても欲しがるのならば、1日3回の朝昼晩に変えてみてはどうでしょうか。適量を3回に分けてあげることで、空腹時間が減るので、効果的な方法です。
いずれのパターンも飼い主さんの管理が大事!!

あげる時間や量を決めて、それ以上は与えない!!
わんちゃんが欲しがるままにご飯をあげてしまうと、おねだりすればもらえると学習してしまいます。そうすると際限なく与え続けなくてはならなくなり、後々しつけをやり直すにしても大変になってしまいます。
それどころか食べ過ぎで肥満になってしまうと、ヘルニアや骨折の不安や心臓への負担や糖尿病の危険があり心配事が尽きなくなります。あげる時間や量を決めて、それ以上は与えないように気を付けましょう。
しつけが大事!従順性を育てると、誤食事故も防げる!!
わんちゃんにご飯をあげる時には、「待て」から「よし」でGOサインを出し、飼い主さんとわんちゃんの主従関係や信頼関係を築くのが良いとされています。
これができるようになると、わんちゃんが飼い主である人間の食べ物を勝手に食べてしまうということも防ぐことができます。是非、徹底してトレーニングしたいところです。
まとめ
今回は、愛犬がご飯を食べたのにご飯を欲しがることについて、お話しさせていただきました。振り返ってみましょう。
- 食事が足りていなかったり、ストレスが原因でご飯を食べた後でも欲しがるわんちゃんもいる。
- 人間用とわんちゃん用をきちんと分けよう!!
- あげる時間や量を決めたりして適量をあげるように工夫しょう。
わんちゃんがご飯を食べたのに欲しがる原因には様々なことがありました。わんちゃんのタイプや環境などによっても違いますので、愛犬の様子を見て判断してみて下さい。
また、早食い防止の食器やご飯を食べたのに欲しがる時の対策もありますので、可愛い愛犬ですので健康で長生きをして欲しいですよね。そのためにも、飼い主さんがきちんと愛犬のことを把握して食事の管理もしっかりしてあげたいですね^^