突然ですが、みなさんはパイナップルで思い浮かべることって何でしょうか?
南国? 甘い? 表面がブツブツしている? といったところでしょうかね。
パイナップルって、本当に甘くておいしいですよね!! 年間通じて食べられる果物でもありますから、健康のために日々食べている方も多いと思います。
そんな甘くておいしいパイナップルを愛犬に与えたら、きっと大喜び間違いなし!? って言いたいところですが、パイナップルってわんちゃんに与えて大丈夫な果物でしたっけ!?
この疑問を解消すべく、今回の記事を通じて、犬とパイナップルについて一緒に学んでいきましょう!!
パイナップルって犬が食べても大丈夫な果物なの!?
成分表からパイナップルを徹底分析!!
成分 | 期待できる効果 |
---|---|
食物繊維 | 便通を良くする効果が期待できます。しかし、この食物繊維は犬にとっては消化の悪い成分になりますので、与え過ぎには要注意です。 |
カリウム | 利尿作用があります。体内の余分な塩分をおしっこと一緒に体外に排出してくれる効果が期待できます。 |
ビタミン類 | ビタミンBやビタミンCが少量ですが含まれています。 |
ブロメライン | 生のパイナップルに含まれる成分になります。パイナップル特有の舌をピリピリ刺激させるようなあの感覚がブロメラインです。お肉を柔らかくする効果があり、消化をよくする働きが期待できます。 |
犬に与えてもいいパイナップルの適量は!?
パイナップルのカロリーは100gあたり約51キロカロリーになります。これはわんちゃんにとってはカロリーがけっこう多い部類に入ります。
- 大根 約18キロカロリー
- キャベツ 約23キロカロリー
- にんじん 約36キロカロリー
- りんご 約60キロカロリー
- ゆでたまご 約80キロカロリー
- 砂糖 約380キロカロリー
それにパイナップルは糖分が多い果物になります。当然ですが、与え過ぎると肥満なわんちゃんになってしまいます。最悪、糖尿病を患ってしまうかもしれません。
必ず少量ずつ与えるようにしましょう。
犬にパイナップルを与える際の注意点は!?
アレルギー
稀にですが、パイナップルを食べてアレルギーを発症するわんちゃんがいます。下痢や湿疹、嘔吐などの症状が出た場合はアレルギーかもしれません。その場合はパイナップルを与えることは控えましょう。
初めてパイナップルを与える場合は、ほんの少量だけにして様子を見るのがいいかもしれません。
芯や皮
わんちゃんにとってパイナップルの芯や皮は消化できない箇所になります。与えることは控えましょう。
犬にパイナップルの缶詰は与えても大丈夫なの!?
ただでさえパイナップルは糖分が多い果物です。缶詰だとさらに糖分が多くなってしまいます。与えてしまうと、糖尿病犬まっしぐらの状態です。
ですので、極力与えるならば、生のパイナップルにしましょう。生のパイナップルには成分表でも表示したようにブロメラインが多く含まれています。
わんちゃんは肉を好む動物です。それに咀嚼せずに丸のみして肉を食べます。ブロメラインには肉を柔らかくする効果が期待できますので、生のパイナップルを食べることで、肉の消化をよくしてくれるでしょう。
パイナップルは犬の食糞防止に効果あり!?
パイナップルをわんちゃんに与えることで、次のような食糞防止効果が期待できます。
- 糞の臭いがきつくなる
- 腸内環境が整う
腸内環境とうんちには密接な関係があります。腸内環境が悪いと臭いうんちになってしまいます。そしてその臭いは、わんちゃんにとって思わず食いつきたくなるような「美味しそう」な臭いなのです。
これは避けなければなりません。
そこで期待されるのが、パイナップルに多く含まれる食物繊維になります。食物繊維には、腸内から悪いものを流す働きがあります。悪いものが流されたうんちは、よりいっそう臭いがきついうんちとなります。
これによって、わんちゃんにとって食べたいとは思わないうんちができあがります。
しかし、食物繊維はわんちゃんにとって消化の悪い栄養素でもあります。与え過ぎると、逆に体調不良を引き起こしてしまうおそれがありますので、わんちゃんの健康状態をみて、与える量などは調整しましょう。
まとめ
今回は、犬とパイナップルについてまとめてみました。
- パイナップルはわんちゃんにとって食べても大丈夫な果物!!
- 生のパイナップルに含まれるブロメラインで、肉大好きなわんちゃんの消化をサポート!!
- 食物繊維が豊富なので、食糞防止効果が期待できる。
- カロリーも糖分も多い果物なので与え過ぎには要注意!! 糖尿病犬になるよ!!
飼い主さんとして必要な犬とパイナップルについての知識を深めていただけたと思います。
パイナップルはわんちゃんが食べてもいい果物になりますが、積極的に摂る必要もありません。ちょっとした栄養サポートで生のパイナップルを与えるようにしましょうね。与え過ぎはダメですよ!!
正しい知識とともに、愛犬と楽しいパイナップルライフを送りまりょうね!!