愛犬がおいしそうにご飯を食べてる姿を見るのはすごく楽しいですよね! 愛犬がご飯を食べている姿を見るのが、生きがいという方もいることだと思います。
毎日おいしそうにご飯を食べている愛犬が、ご飯を食べなくなったという経験はありませんか? 愛犬がご飯を食べなくなる理由には、病気が隠されている可能性もあるのです!
犬がご飯を食べなくなるのは、どんな病気が隠されているのか一緒に見ていきましょう。
犬がご飯を食べなくなる病気と理由
わんちゃんがご飯を食べないときにまず思い浮かべる病気は胃腸系の病気だと思います。しかし、わんちゃんがご飯を食べないときに考えられる病気は胃腸系以外にもあるのです!
胃腸系以外の病気でも食欲不振になるといわれても、ピンとこないと思います。そんな方のために、わんちゃんがご飯を食べない理由を簡単にまとめてみたいと思います。
- 腎不全
- 癌
- リンパ腫
- 前庭疾患
- 腸炎
- フィラリアの薬
- ストレス
わんちゃんがご飯を食べない原因がこんなに多くあるということにはビックリしますよね! どうしてこれらの原因で食欲不振になるのか紹介したいと思います。
①腎不全
腎不全になると体の様々な調節ができなくなってしまい食欲が減少します。食欲が減少するだけでなく、ぐったりしていたり嘔吐することもあります。
②癌
癌になると化学療法をしたりすると思います。病気と闘うために体力を消耗してしまい、上手くご飯を食べることができなくなることがあります。また、末期になるとご飯が喉を通らなくなってしまい食欲が減少してしまいます。
③リンパ腫
リンパ腫は全身の痛みや発熱という症状がでることによってわんちゃんから体力を奪っていきます。また、リンパ腫の特徴として消化管にできやすいことから悪影響を及ぼし食欲を減少させます。そして、抗がん剤治療を行っているとその副作用によっても食欲を減少させてしまいます。
④前庭疾患
前庭疾患になると三半規管や平衡感覚に異常が起きてしまいめまいが起こります。めまいが起こることによって、気分が悪くなってしまい食欲が減少します。
⑤胃腸炎
胃や腸に感染が起きてしまい嘔吐や下痢といった症状を起こします。嘔吐や下痢といった症状が続いているときは食欲が低下しやすくなってしまいます。
⑥フィラリアの薬
フィラリアの予防のためにフィラリアの薬を与えたら、ご飯を食べなくなったという経験を持つ方もいると思います。フィラリアの薬には食欲不振になってしまう副作用があるのです。フィラリアの薬の副作用でご飯を食べなくなったら、心配になると思うのですが、フィラリアに感染する方が怖いので、しっかりと予防するようにしましょう。
⑦ストレス
犬が食事をしない理由は腎不全かも!
わんちゃんがご飯を食べない理由の1つに腎不全があるのですが、腎不全の特徴やサポートの仕方を知っていますか? 愛犬が腎不全になったときにもしっかりとサポートできる飼い主になりましょう。
腎不全の特徴は?
わんちゃんが急にご飯を食べない、元気もない、嘔吐する。こんな症状が現れたら、腎不全を疑ってみてください。腎不全は高齢のわんちゃんに多いという特徴があります。わんちゃんが高齢でこのような症状が現れたら、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
また、腎不全は水をたくさん飲んで尿をたくさんするという特徴があります。いつもより水を多く飲むから元気そうだと思うのではなく、食欲の低下は起きてないかというところにも着目するようにしてくださいね。
愛犬の腎臓をサポートする食事! 余命だって延ばせるかも
わんちゃんが腎不全で食事をしない…そんなときに飼い主として何ができるのだろうか? そんな風に思う方は多くいると思います。
飼い主さんは、腎不全のわんちゃんの腎臓をサポートする食事を作って、わんちゃんを支えてあげることができるのです! 腎臓をサポートする食事がどんなものなのか紹介したいと思います。
①リンの過剰摂取に気を付ける
腎不全のわんちゃんがリンを過剰に摂取してしまうと、生存率を下げてしまします。逆にリンをあまり摂取しないと生存率を上げることができるのです!
リンが多く含まれる食材は骨、小魚、肉、食肉加工食品、乳製品です。これらの食材を多く与えすぎないように気を付けてくださいね。
②タンパク質の過剰摂取に気を付ける
腎臓病のわんちゃんが、タンパク質を過剰に摂取してはいけない理由は、タンパク質からの老廃物を排出することができないからです。腎臓の機能が低下しているわんちゃんが、老廃物を排出できずにいると、尿毒症を引き起こしてしまいます。
尿毒症になると取り返しがつかなくなってしまうので、タンパク質を過剰に与えないように注意しましょう。
③ナトリウムの摂取量を調整する
ナトリウムは生きていくために大切なのですが、過剰に摂取してしまうと、腎不全を進行させてしまいます。過剰に摂取しないようにとナトリウムを制限しすぎてしまうと、脱水を起こしてしまいます。脱水になると腎臓への血液量が減ってしまい、腎不全をさらに進行させてしまいます。
ナトリウムは取りすぎも、取らなさすぎも腎不全のわんちゃんにはよくないので、しっかりと摂取量を調整するようにしましょう。
手術後に犬がご飯を食べないのは病気なの?
わんちゃんが手術をしたら、ご飯を食べなくなったという話を聞いたことはありませんか? 手術をした後にご飯を食べてくれないと、何かあったのではないかと心配になると思います。しかし、手術をした後に食事をとらなくなるということはよくあることだそうです!
ここでは、どうして手術後にわんちゃんがご飯を食べなくなるのかについて紹介していきたいと思います。
手術後の痛みでご飯が食べられない!
わんちゃんが手術後にご飯を食べないというときに考えられるのが、手術後の痛みで食べられないということです。人間も手術をした後にご飯を食べるとなると、傷が痛んで食べられなかったりすることがありますよね。
犬も人間と同じで、痛みを感じている間は食欲が出ないということがあります。手術後の痛みで食事がとれないようなときは、フードにわんちゃんの好きな食べ物をトッピングしてあげることで、食べてくれることもあります。
手術後もしっかりと栄養を取らなくてはいけないので、上手く栄養を取れるように工夫しましょう。
手術後の痛みがもうないだろうというときになっても、ご飯を食べないときは、すぐに動物病院に連れて行って、獣医さんと相談するようにしてくださいね。
手術後のストレスでご飯が食べられない!
わんちゃんが手術後にご飯を食べない理由として、手術後の痛み以外に手術後のストレスが原因としてあります。手術をして、そのあとしばらく入院をしていて、飼い主さんと離れ離れになっていたりすると、ストレスが溜まってしまいます。
また、繊細な子だと手術後の痛みがトラウマになってしまっていたり、慣れないエリザベスカラーでストレスが溜まってしまっている可能性もあります。
手術をするということは、飼い主さんと離れ離れになったり、慣れないことの連続になってしまいますよね。人間も手術とかがあると戸惑ってしまうように、わんちゃんも戸惑ってしまうのです。
手術後にわんちゃんがすごくストレスをためているようであれば上手く発散させてあげましょう。
まとめ
- わんちゃんがご飯を食べなくなる病気と理由は腎不全、癌、リンパ腫、前庭疾患、腸炎、フィラリアの薬の副作用、ストレスである。
- わんちゃんがご飯を食べず、元気もなく、嘔吐しているという症状があれば腎不全の可能性がある。
- わんちゃんが手術後にご飯を食べない理由として考えられるのは手術の痛みと手術後のストレスがある。
わんちゃんがご飯を食べないということがあれば一大事だと思ってしまいますよね。病気で食欲不振になっているのか、たまたま食欲がないのかによって変わってきますよね。普段からわんちゃんの様子をしっかりと観察しておくことで、異変があった時にすぐに気づくことができますよ!
食欲低下の原因が病気なのではないかと思ったら、すぐに動物病院に行って獣医さんと相談するようにしてくださいね。早期発見をすることで、病気を早く治すこともできます。