犬にバナナを食べさせて大丈夫なの? 身体には良いとは知っているけど、犬にバナナが大丈夫なのかなんてあまり考えたことがない…なんていう飼い主さんも多いのではないでしょうか?
先日、実家からバナナをたくさんもらって来てさぁこのバナナどうしたものか、と眺めて考えていたとき..。
マロンがクンクン食べたそうな素振りをみせるのであげるか悩みました。なので、今回ちょっと真剣にバナナについて調査することにしました!
バナナ調査ではバナナの効力や効能、犬はバナナを食べることができるのかや食べれるとしたらどのくらい与えて良いものかなど注意点といっしょに解説していきます。それでバナナに対する曖昧さをスッキリさせることができれば幸いです。
もちろん愛犬にバナナは大丈夫! 手軽に食べれるご飯やおやつにも!!
バナナは不足しがちな栄養を補ってくれたり、手軽に食べれるおやつとして大変親しまれていますね。
でも犬がバナナを食べれる! みたいなブームは聞いたことないですよね。本当に犬にバナナを与えて大丈夫なのでしょうか?
世界で見ると、インドではバナナの葉を皿変わりにしたりベトナムやラオスではモンキーバナナを焼いたものをおやつとして屋台で売ってたりとバナナは食生活に馴染みがあります。
そんな食用果実として犬にバナナを食べさせることは大丈夫なのでしょうか??
答えは【はい、大丈夫! 】です。犬もバナナは大丈夫です!
ではバナナを食べることにどんなメリット、効力や効能があるのか見ていきましょう!
これで分かる! バナナのメリット、効能や効力の謎!?
ここではバナナのメリットや効能、効力について解説していきます。
万人から愛されるバナナ。そしてサルにとっては主食のバナナは私たち人間にとっては低カロリーで栄養豊富な果物。たくさんの栄養成分が入っています。
のちに栄養成分を詳しく解説しますが、バナナにはカリウムやマグネシウムやミネラル食物繊維など栄養バランスを保ってくれる成分が豊富に入っています。
なので飼い主さんへのバナナ効力と言えば沢山ありますが、運動される前に食するとエネルギーが素早く取れてパワーアップ! 長く持続される、ストレスが緩和される成分セロトニンが含まれていたり、またお酒で二日酔い、頭痛したときにはスムージーやシェイクなどにバナナを入れて飲むとアルコールを分解する成分ナイアシン効果で血行促進、改善されるなど良いことづくしです!
また、ビタミンB類がたくさん! 入っており、美容効果にも期待できます!!
ではワンちゃんへの効能はどんなものがあるでしょうか? こちらをご覧ください。
- ダイエットに効果的!
- ストレスに強くなる
- お通じもスムーズ便秘解消!
- 熱中症予防になる
ではさまざまな栄養成分があるので他の果物と比較しながら見ていきましょう!
栄養成分
- 血液や筋肉などからだを作るエネルギーの素【タンパク質】
- 免疫機能を強化してむくみ予防、心臓の機能を調整してくれる【カリウム】
- エネルギーの代謝やカリウム吸収を助けて動脈硬化を防いだり骨を形成する【マグネシウム】
- フラクトオリゴ糖は、腸内の善玉菌・ビフィズス菌を増やす働きがある【糖質】
カロリー | 水分(g) | タンパク質(g) | 脂質(g) | カリウム(mg) | マグネシウム(mg) | |
バナナ | 86 | 75.4 | 1.1 | 0.2 | 360 | 32 |
みかん | 46 | 86.9 | 0.7 | 0.1 | 150 | 11 |
りんご | 61 | 83.1 | 0.2 | 0.3 | 120 | 5 |
更なる果物比較やすべての成分表はこちらを参照ください。
下痢や吐くこともあるって本当!? 与える前に覚えておきたい4つの注意点!!
愛犬もバナナが大丈夫で食べれるということが分かりました。でも人間が食べるバナナと犬が食べるバナナの量や影響は違ってきます。
そこを間違えないようにしましょう! 確かに栄養抜群なバナナですが犬がバナナを食べれると分かって、欲しがるだけ与えていたのでは逆に健康を損ねてしまう危険性があります。
では今度は何を気をつけたら良いのでしょうか?
こちらに注意点をまとめましたので確認してみてください!
- 犬にとっては高カロリーである。また糖質が多いということを理解し体重に合わせた摂取量にすること。
- アレルギー反応がある場合は与えるのをすぐ止める。
- バナナの皮は消化に悪く吐いたり下痢の可能性があるので与えない。
- 犬も好き嫌いがあるので無理強いしない。
肥満には要注意!?
バナナは1本86kcalでごはん1/2杯分、食パン半分(6枚切り)になります。人間にとっては低カロリーですが犬にとっては高カロリーな果物。また犬は甘いものが大好きなのでついついあげすぎてしまう人もいるのではないでしょうか?
あげすぎてしまうと肥満の原因になるばかりかドックフードを食べなくなってしまう恐れもあるので1日の摂取量を決めて与えましょう。
初めて愛犬にバナナを与えるには?
愛犬が初めてバナナの匂いを嗅いだとき、どんな反応をしていましたか? そして食べる時そのまんま皮を剥いて「はい、どうぞ!」と丸ごと1本あげていませんか?それは絶対ダメです。とても危険です。また後で詳しく解説しますが理由はバナナに含まれているカリウムを多く摂取してしまい肝臓の働きを低下させてしまい病気にさせてしまう。
また愛犬へのバナナのあげ方にも問題があり誤嚥で喉にバナナを詰まらせる、消化不良で下痢する。アレルギー反応が出る、と最悪で危険な状態に陥ってしまうことがあるので必ず細かく切るようにしてください!
愛犬はバナナ好き派? 嫌い派?
犬がバナナを好きだったり、匂いを嗅いだだけで逃げて嫌いだと分かったりいろいろだと思います。そのことは研究されていないので嫌いな理由までは分かりませんが、ワンちゃんが好きな食感としてショリショリしたものやカリカリしたものがありますね。
ここではそういったワンちゃんが食いつきがいいお菓子を紹介します!
カリカリがいけるワンちゃんにおススメなおやつです!値段もお手頃でおやつにピッタリですね! カリッとバナナチップス、うちの子たちもハマって食べてます!(^^)!
ミックスフルーツで食べやすい大きさに切ってあり100gとコンパクトサイズです。
こちらはバナナにちなんでバナナクッション! バナナの色とデザインで愛犬も幸せな気分ですね。
バナナで起こるあらゆる症状は?
ところで先ほど犬にも好き嫌いがあるということをお伝えしました。犬がバナナを食べれるとは言え、愛犬がバナナを嫌いな場合もあるわけです。
また好きだと思って初めて食べさせた時に起こる反応もあるのでここではそのことについて先生に解説していただきたいと思います。
まとめると犬にバナナを与えることが大丈夫であっても吐いたりアレルギー反応を起こしたり、下痢したりする場合があるということです。普段食べてるドックフードで十分栄養が取れている場合は、無理してあげようとしなくてもいいです。ただしこういった症状がなく、愛犬が好きで欲しがるなら躾の練習の時に数回決めて食べさせるやドックフードのバランスと見合わせておやつにバナナを混ぜたものを食べさせる程度には適していると言えます。
- バナナを与える分量は犬の大きさ(体重)によって変わってきます。詳しくは次でご紹介します。
- また愛犬が肝臓病を患っているならバナナを与えないでください。危険です!
- 愛犬のバナナのアレルギー反応は身体が痒くなってきたり、皮膚が炎症することを指します。
先ほどお伝えしましたがバナナにはカリウムが多く含まれているので、犬が肝臓病を患っている時にバナナを食べさせると肝臓に
非常に負担をかけることになります。肝臓機能を悪化させて死に至る場合もありますので必ずかかりつけ医に相談するようにしましょう。
愛犬がバナナを食べれるシチュエーションを作ろう!
ここまできて、犬がバナナを食べることが大丈夫だということや食べれるんだけど人間と同じくバナナの好き嫌いがあるワンちゃんがいるということが分かってきたと思います。
ここではバナナを見ると食べたそうにしてるワンちゃんやバナナを食べても反応が良いワンちゃんに向けてのバナナの食べさせ方やどんな時に食べるかをシチュエーション(場面)別にご紹介していきます!
では実際どんな場面で食べさせるのが良いか見てみましょう。
- 朝食時に与える(ヨーグルトに小さく切ったバナナを適量入れる。はい!できあがりお通じもスッキリですね!)
- ダイエット(ドックフードと配分を考え調節して与える)
- ストレスが溜まっている時(トリプトファンという成分がセロトニンに変わり、リラックス効果が期待できる)
- ご褒美のおやつとして与える(躾の練習回数を決めてそのご褒美に1個ずつあげる。小さく切ると小分けで何回も使える!)
- 誕生日ケーキ(バナナのスポンジケーキでヘルシー特別気分)
愛犬がバナナを食べたい、そう思って食べれる姿も可愛らしいものですね。でも与えすぎは絶対避けたいので
今度は与える量についてご紹介していきます。メモのご用意を!
愛犬喜ぶ栄養豊富なバナナの正しい食べさせ方とは?
バナナを与える分量
1kg | 3kg | 5kg | 10kg |
6g | 15g | 22g | 37g |
15kg | 20kg | 30kg | 40kg |
48g | 62g | 83g | 103g |
まとめ
犬にバナナを与えても大丈夫という結論からただバナナを好きなだけ与えて良いということではないことが判明しました。
でもバナナは適量であれば楽しくそして健康に食べれます。
人間の食べるものをつい何でもあげたくなるのが飼い主の愛情の表れでもありますが、普段の食生活が愛犬の長生きに繋がるということを是非覚えておきたいものです。
- 犬にとっては高カロリーであるので体重に合わせた摂取量にすること。
- アレルギー反応がある場合は与えるのをすぐ止める。動物病院へ受診する。
- 犬が肝臓病を患っている場合は与えない。
- 犬も好き嫌いがあるので無理強いしない。
何でもそうですが、新しい食べ物を試す場合は既存の食べ物に少しずつ小分けで加えて混ぜ、食べたあとの愛犬の反応を重視するようにしてください。そうすることでワンちゃんも安心して口にすることができるでしょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました!