犬には食べ物が沢山あります。ですがわんちゃんには食べさせてさせていいものと悪いものがあります。ペットショップやきちんとした団体から犬を譲り受けたり、買い受けたりしたら注意事項などできちんと教えていただけるはずでしょう。また今の時代だとインターネットで色々調べたりする事もできます。
しかしながら雑種、昔ながらの感覚のままの人も中にはおりドッグフードさえ与えていれば間違いない!! もしくは・・・
「昔は犬は何だって食べさせたもんだ!! 犬は雑食だから大丈夫!! 」
ガハハ、と田舎の犬小屋に鎖で繋がれ銀ボウルに残飯を入れて与えるが如く、気にしないであるものを与えてしまうなんて人も未だにおられるかもしれません。
犬は肉食に近い雑食ですが与えていい食べ物とダメなものがあります、そして普段の食べるものを工夫することでわんちゃんの病気を防ぎ将来の健康寿命に直結していきます。
今日はわんちゃんの食べ物について、飼い主さんの愛犬の健康管理についてNG食材と健康寿命を延ばすのに役立つ食べ物について書いて行きたいと思います。
犬の食べ物、NG集!!
今現代、犬に与えてはいけないとされる食べ物集!!
ネギ類(長ネギ、玉ネギ類) |
血液中の赤血球を壊す成分が入っているため、血尿や下痢、嘔吐などを起こす可能性があります。要注意点としてこれらは加熱しても成分が分解されません。 納戸や自宅の冷暗場所で野菜を保管しているご家庭などでは、わんちゃんが自由に行き来できる環境下だと注意が必要です。 興味本位で齧ったりしていないか?もしくは手の届かないところに保管したり入れ物を使うなど注意が必要です。 |
香辛料(コショウ、ワサビ、唐辛子等) |
香辛料はわんちゃんの胃腸を刺激して下痢を引き起こします。 また、感覚麻痺などを起こす可能性もあり、実に危険です。 |
チョコレート |
チョコレートはカカオの含有量が多いため、わんちゃんにとっては非常に危険な食べ物です。下痢や嘔吐などの症状のほか、最悪の場合、急性心不全になってしまうこともあります。 |
ぶどう |
中毒症や腎臓障害の原因になります。意外な事にぶどうの皮が特に危険です。 干しぶどうも同様です。 |
与えたらダメ!! 絶対!!
アニメの後とかに小さい子供がコショウを持って近寄ってきたら、全力で隠れると僕は決めてるんだ。
(ゴミはさすがに・・・病院だぞココは!! と諌めないと行けないところだが、気付いたみたいだし多目にみてあげよう、うん。)
え?! コレも与えたらダメなの実はNGリスト。
○牛乳、ヨーグルトなどの乳製品。
・消化が悪いので下痢や嘔吐の原因になる場合があります。子犬用のミルクを上げましょう。(よく子猫を拾ってきたときにも牛乳を上げないように子猫用ミルクを上げるようアドバイスされますね。)
○生の甲殻類(エビ・カニなど)、イカ、貝類。
・ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあります。イカは消化が悪いので消化不良の原因になります。
○ナッツ類。
・消化が悪いので消化不良の原因になります。
○鶏の骨。
・鳥の骨は硬く縦に裂けるため、食道や消化管を突き刺して傷つける可能性があります。(某フライドチキンの食べ残しを骨のまま豪快にあげないようにしないといけませんね)
○生卵。
・白身に含まれるアビジンという酵素が成長不良を引き起こすことがあります。
○野菜。
・生野菜はほとんど消化できません。そのため、消化不良などから下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。
○ニンニク・ラッキョウ。
・ネギ類と同じ注意が必要です、症状:血尿、下痢、嘔吐、発熱などがあります。
○ホウレン草。
・シュウ酸が多く含まれているためにシュウ酸カルシウム尿石症の危険があります。ゆでてアク抜きをすればシュウ酸の量を減らすことができます。
○じゃがいもの芽。
・中毒を起こすソラニンという物質が含まれています。調理するときにしっかり取り除いてください。
○ハム・ベーコン・チーズ。
・人間が普通に食べているハムやベーコン、チーズを常食すると塩分の摂取量が過剰となり、心臓や腎臓に負担がかかることになります。
○キシリトール。
・人間用のガムなどに含まれていますが、少量でも血糖値の低下や嘔吐、肝不全などを起こすことがあります。
○コーヒー・紅茶・緑茶。
・カフェインが含まれているため、下痢、嘔吐、体温不調、多尿、尿失禁、動悸、ふるえなどを起こすことがあります。
こうして改めて見てみるとわんちゃんが食べたら危ない物って、凄く多いですよね。特に昔の漫画やアニメのワンシーンなんかでは普通に骨ごとわんちゃんが鳥をぽりぽり食べてるワンシーンを見たことがあります。わんちゃんだけにワンシーンをかけてる訳ではありません。至って真面目です。
ではそろそろ食べてはいけないものから、食べてもいい物に移りますがただいいものではつまらないので尿路結石にいい!もしくは予防するph数を下げる食べ物を紹介して行きたいと思います。
犬のphを数を下げる!? 食べ物でコントロール!
僅か数ミリ1~2ミリほどの小さい石が激痛を与え、大の大人が悲鳴を上げ救急車を呼ぶこともあると言います。それがわんちゃんにも起こり得るのです。
この角ばった結石が輸尿管を傷つけ、時には引っ掛かり血尿や激痛を生じさせ長い間保有者を苦しめ抜くのです。尿毒素により最悪死に至る場合だってあります。結石を作らないためには尿のPH数を下げて適正に保つ必要があります。
そもそもPH数とは何かと言いますと尿PHは体内の酸塩基平衡を示す指標です。腎臓では体内の過剰なアルカリを尿中に排泄するという調節機構があります。PH7を中間に数字が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性で1~14で表します。
通常、尿は中性から若干酸性よりのpH6~6.5が理想とされています。
では結石を防ぐ食べ物、もしくは尿の数値をコントロールしやすい食べ物をご紹介します。
愛犬用新鮮生馬肉
水分量も多く良質なたんぱく質は尿のPHを中性に落ち着かせてくれます。また水分も多いのでドライフード中心の水分不足の子にお勧めです。(ただし生肉は寄生虫のリスクがあるのでなるべく冷凍にて寄生虫を死滅させたものを与えることを個人的にはお勧め致します。)
THAT’S IT(ザッツイット) ラムトライプ
食いつき抜群のトライプを仕様したシチュータイプの缶詰! 水分不足の子のトッピングに最適です!
FORZA10療法食 結石ケア
ストルバイト結石に悩む愛犬の療法食です。メチオニン・低リン・低マグネシウムで酸性尿生成とミネラルの結晶化に配慮されております。
尿路元気
尿路の健康維持をサポートするウラジロガシとチャンカピエドラをブレンド配合しております。チャンカピエドラは「石砕き」とも呼ばれるハーブで尿の排出サポートと、体内でのシュウ酸カルシウムの結晶化から守る働きがあります。
犬の免疫力を高める!! 食べ物!!
病気に負けない、怪我から早く治る身体になるには人も動物も免疫力が大事です!! わんちゃんにも当然、免疫力があります。人間でも免疫力が下がると風邪などの病気にかかりやすいように、わんちゃんにとっても病気から体を守るために免疫力が必要です。愛犬の免疫力が下がってしまうとどうなるのでしょうか。
外部から入ってくるウイルスや細菌から体を守って戦ってくれる自己防衛のシステムが弱くなると、抵抗力がなくなってしまうので、体調が悪くなったり病気を引き起こしてしまうことがあります。寒い季節になると、人間と同じように風邪の症状が出やすくなったり、またアレルギーの症状や皮膚病にかかりやすくなったりもします。
免疫力がさらに下がり続けると、もっと危険な病気にかかる可能性も高くなります。例えば自己免疫性疾患、甲状腺機能低下症、リウマチ、さらにガンにもかかりやすくなります。これらの難病にかかってしまうと、命の危険もあるので飼い主としては気を付けたいですね。病気から大事な愛犬を守るためにも免疫力を強化することはとても大切なことだということがわかります。
1加齢
2睡眠不足
3運動不足
4ストレス
5食事のバランスが偏っている
加齢は自然の摂理で仕方ないとしても、2~5の要因は飼い主の生活習慣や飼い方などにも左右されるあたりなので7割方、愛犬の健康状態は飼い主の責任と言っても過言ではありません。
では愛犬の免疫力をアップさせる生活習慣はその逆をすればいいのです。
・眠れる環境を作ってあげる。
・適度な運動を毎日。
・ストレスをためないようにする。
・日光浴。
・清潔な環境を保つようにする。
・バランスのいい食事。
・サプリで腸内環境を整える。
これらをする事で愛犬の自律神経が整い、代謝が上がり、全てがいいサイクルになります!
動物性たんぱく質 |
いわし、サンマ、アジなどの青魚、サーモン、タラ、チキン、鶏レバー、ハツなどは免疫力を高めてくれる食材ということができます。 サーモンやタラにもオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。またチキンや鶏レバー、ハツなどは体を温めてくれて消化器官の働きを助けてくれるので、免疫力の強化に適した食材です。 |
きのこ類 |
キノコ類の活性酸素の抑制作用はガンの発生や老化防止の効果があります。免疫力を高めてくれる食材ですが、繊維質が豊富なため消化に悪いとも言われています。 それで生ではなく干ししいたけを使用することができます。干ししいたけはミキサーなどで細かく粉末状にして消化吸収しやすいようにして食べさせることができます。 |
野菜 |
野菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、免疫力をアップさせる抗酸化作用があります。 わんちゃんに食べさせることができる野菜には、ダイコン、ピーマン、ニンジン、かぼちゃ、サツマイモ、ブロッコリー、トマト、キャベツ、小松菜、白菜などが挙げられます。 消化吸収しやすいように細かく刻んで加熱するようにしましょう。ダイコンはすりおろしたり、キャベツは細かく刻んで生のままで食べさせてもかまいません。 |
納豆 |
豆類は消化吸収に良くないとされていますが、発酵した納豆はタンパク質と繊維質が分解されているので消化吸収が良くなっています。 納豆にはアグリコンという免疫力を高めてくれる物質が含まれていて、がん細胞の抑制に効果があります。また発酵食品に含まれる酵素によって胃腸の働きを活性化させる効果も期待することができます。 |
ヨーグルト |
ヨーグルトは乳酸菌によって腸内環境の改善を期待することができます。また酵素による消化不良を改善する働きもあるので、結果として免疫力をアップさせることができます。 ヨーグルトを与えるときは量と種類に注意してください。 量が多すぎたり加糖タイプを与えると、肥満や糖尿病、またお腹を壊す原因になってしまいます。わんちゃんの様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。 |
犬にもミネラルは必要! 食べ物で取ろう!
わんちゃんに必要な栄養素は人間が多く必要とする栄養素とは多くの点で異なります。そのため飼い主が愛犬の栄養バランスを考えた食事を用意する事は大変な事ですが、愛犬の健康のためには必要な事であります。
そして一番コントロールが難しいのがミネラルです。与えすぎたら尿結石が出来やすいきっかけになるし、足り無すぎても身体に影響が出てしまいます。食糞や性器を舐める取った行動を取るのはミネラルを補給しようとして行っている行動とも言われており、決して老化による痴呆じゃないんです。
- カルシウム・・・カルシウムは骨に沈着して骨格を形成したり、筋肉の収縮に関わります。
- リン・・・リンはカルシウムと共に骨や歯を丈夫にします。
- カリウム・・・カリウムはナトリウムと共に血管の機能を正常に保つ作用があります。
- 塩化ナトリウム・・・塩素とナトリウムの化合物で、いわゆる塩のことです。地球上の大半の生物にとって必要不可欠な物質です。
- マグネシウム・・・マグネシウムはカルシウムと共に筋肉の収縮を助けます。
- 鉄・・・鉄はヘモグロビン中で酸素の運搬に役立ちます。
- 亜鉛・・・亜鉛は酵素を活性化し、細胞分裂を正常に行わせます。
- ヨウ素・・・ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分となり代謝に影響します。
例えばミネラルが補給できる食べ物として煮干しならばカルシウムが摂取できますし、豆腐はリンとマグネシウムを同時に摂取できる食材ですのでおすすめです。また野菜からもとる事が出来ます。
こちらはすでに過去の記事で色々解説をしたり話題やテーマで食べられる野菜などで上げたことがございますので、関連記事を貼っておきたいと思います。
上記記事にて野菜の栄養価の内容や、また上記ミネラルが摂取できる野菜などがまとめられておりますので野菜に特化したテーマページを是非ご覧ください。
犬と鉄分!食べ物から!
わんちゃんも鉄分が欠乏すると貧血になります。そして人間同様、レバーが効果てきめんです。レバーには、血液をつくるのに必要なビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸など)が多く含まれています。
しかし生食は食あたりの問題や寄生虫の問題もあり、抵抗力や免疫力の弱った体には厳しいものがあります、そして鶏よりも豚のレバーのが効果的なため加熱調理してあげるようにしましょう。
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犬の貧血にはレバーが効果的! 特に豚が効果的!
ポイントは過熱しましょう。レバーを茹でたり、ごま油などで炒めると犬も食欲をそそられて食べてくれます。
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卵と青魚も効果的!
卵は高タンパク・低カロリー。このタンパク質も、犬の貧血を改善するために大切な食べ物です。卵黄に多くの鉄分が含まれているのもポイントが高いですね。なお、卵を犬に与える場合はしっかりと火を通してから与えてください。
青魚は貧血の改善には鉄分やビタミンB群、タンパク質が大切な要素になりますがそれら全てを含んでいる万能食材です。カツオやイワシ、マグロなどが代表ですね。
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野菜と果物
野菜や果物にも貧血に役立つ栄養素が入っています。葉酸、ビタミンB群、ビタミンCといった栄養素を含む食べ物を犬に与えて、貧血を改善していきましょう。
※ミネラルの項目にも載せましたが、関連記事で野菜テーマの詳しい過去記事を載せましたので詳しくはそちらをご参照ください。
愛犬の健康寿命は普段の食事の積み重ねから!!
今回のテーマはわんちゃんの食べ物を中心に書かせていただきました。
人間と同じくわんちゃんも食べる物で健康が阻害されたり弱ったり、また種族特有の食べてはいけない物があるという事が分かりました。それと共にバランスよく普段からきちんとした生活と食事を心がけていれば健康寿命はきちんと維持持続できるという事も分かりました。
要は匙加減とバランス、そして規則正しい生活が大事なのです。
『それでは改めてまとめてみました』
- 種族特有の食べてはいけないものNG!これだけはしっかり避けねばなりません。時代や発展と共に見解や真実は変わる場合があります、「これはNGだ!! リスト」をしばらくはご利用ください。新しい最新情報が出たり新事実が判明した場合は『わんちゃんすまいる工房』で最新記事にて紹介いたします!
- 尿結石を避けるため、食べ物やバランスを意識していく必要があります。
- 免疫力を高めてくれる食べ物がありますが、普段からやはり生活や運動など気を使ってあげましょう。
- わんちゃんに鉄分は大事なものです、うまくバランスを生かした食生活を心がけてあげましょう。無論『このこのごはん』ドッグフードの中でも万能性の高い、私が自信を持って選び抜いた一品と組み合わせれば間違いなし!
健康的な生活リズムは勿論、適度な運動は健康な身体があってこそです。おろそかにしていいものは1つもありません。栄養バランスもですし食べてるからといって運動を軽視してもいけません。健康寿命は健全な肉体があってこそ成り立つのです。
やりすぎもよくありませんし、取りすぎもよくありません。何事もバランスが一番ですし、やらないといけない!! ととらわれて必死になるのも良くありません。飼い主がきちんと愛犬を見ているように愛犬もまた飼い主を見ています。
飼い主のストレスは愛犬のストレスでもあるんです。
楽しみながら愛犬と一緒に健康管理と生活ができなければ意味がありません、そして100%を目指したらいけません。出来ない自分を責めないでください、家族で頑張る毎日の生活を楽しんで欲しいと思います。
この記事が頑張る皆さんのお役に立てたら幸いです。