毎朝起きて我が愛犬がそばにいる。その日一日どんなことが起きようとも頑張れる気がしますよね。
そんな大事な愛犬も私たち人間と同じように、体調を崩してしまうことがあります。
みなさんは愛犬の体調が優れない時にはどのような食事をさせていますか? いつものドッグフード? でもいつものようにはなかなか食べてくれない、そんな時不安な気持ちになってしまいますよね。
そこでひとつの提案として、野菜スープはいかがでしょう。なぜ野菜スープかって? もちろんこれからご紹介します!!
いつも元気なわんちゃんの普段の食事としてもいかがでしょう? ぜひレパートリーの一つにしてみてくださいね。
野菜スープをお薦めする理由
犬に必要な水分量
みなさんは、犬の一日の水分の必要摂取量はどのぐらいか分かりますか?ここにひとつの目安を算出できる式があります。
マロンが言う通り、実際に計算しようとしてみると訳が分からなくなってしまいそうですよね^^;
実は、以前こちらの記事でも必要な水分量についてご紹介しました。
その日の運動量や気候によって摂取量は変わりますが、1kgあたり100mlを超えると飲みすぎと判断されます。
腎不全のわんちゃんでも安心して食べられる
ここで問題なのは、わんちゃんの体調が優れない時に、食事や水分補給が出来ない事です。
そんな時に一役買ってくれるのが、野菜スープです。野菜スープは栄養素を摂れると同時に水分もたくさん摂ることが出来ます。食事をスープに変えるだけで、同時に水分も補給出来るのです。一石二鳥ですね。
また、水分を取りながら栄養を摂取することで、肝臓や腎臓の負担を軽減することが出来るのです。
特に腎不全の場合、わんちゃんに水分を与えることが非常に大切です。そのため、食事と同時に水分が補給できる野菜スープは、腎不全を患ってしまったわんちゃんにぴったりな食事ということなのです。
消化が良い
市販されているドッグフードは固形物が多いのですが、スープは野菜などを煮込んで作るので、温かく柔らかい素材が胃袋に易しい食べ物なのです。
だから私達と同じように、病気の時や、病気から復帰する時の食べ物としても重宝しますよ。
ただし、野菜に含まれる食物繊維はわんちゃんにとって消化しにくいものでもあるため、与える時は小さくカットしてから与えるようにしましょう。
わんちゃんに野菜を食べさせて大丈夫?
でもちょっと待ってください。そもそもわんちゃんに野菜を食べさせても良いのでしょうか? 私達が想像するわんちゃんの食事は、固形のドッグフードではないでしょうか。
わんちゃんは、肉中心の食生活を送りながらも、人間と共存する上で穀物や野菜等もいっしょに食べて暮らしてきました。ですから野菜を食べさせても問題ありません。
しかし、ここで注意が必要です。実は野菜の中にもわんちゃんがアレルギーを起こす食べ物があるのです。
アレルギーを起こす可能性がある野菜10選
- トマト
- 大豆
- きゅうり
- にんじん
- 山芋
- じゃがいも
- なすび
- セロリ
- ピーマン
- 小麦
どうですか。意外なものも含まれているのではないでしょうか。
アレルギーは体質的なものですので、与えて良いものか悪いものかは個体差があります。そのため、最初に野菜を与える時は少量から始めて、様子を見ながら少しずつ量を増やしていきましょう。
美味しい野菜スープの作り方
愛犬に手作りスープ、なんて聞くと「難しそう」と思われるかもしれません。しかし、スープはとても手軽に作ることが出来るんですよ^^
私も不器用ながら、ラテとマロンに手作りをしてあげていますが、その中でもスープはとても簡単に作ることが出来ました!!
今回は、実際に作ってみて「簡単に出来た」と思ったレシピをご紹介します。
1.チキンとトマトのスープ
野菜たっぷり鶏挽肉のトマトスープ
材料(6kgのわんちゃん1日分)
- ササミ2.0本
- ジャガイモ3.0個
- ブロッコリー適量
- カリフラワー適量
- 人参適量
- ホールトマト大さじ5.0杯
- 水適量
作り方
- 鍋に水、ササミ、ジャガイモ、人参を入れて火が通ったらブロッコリーとカリフラワーも入れてさらに煮込みます
- 全部に火が通ったら仕上げにホールトマトを入れて出来上がり
引用:わんわんシェフ見習い中
2.チキンとかぼちゃのスープ
簡単! かぼちゃスープ
材料(10kgのわんちゃん1食分)
- 鶏肉50.0g
- かぼちゃ50.0g
- ブロッコリー20.0g
- にんじん10.0g
- しめじ3.0本
- 豆乳100.0g
- 白米80.0g
作り方
- 鍋に水を入れ、細かく切ったかぼちゃとニンジンを煮る。
- しめじ、鶏肉、ブロッコリーを加える。
- 火を止めて豆乳を加える。 かぼちゃをつぶす。
- 炊いたご飯と混ぜれば完成。
引用:わんわんシェフ見習い中
手作りのご飯は飼い主さんも一緒に同じものを食べられるところが魅力ですよね。
こちらの記事でも、野菜スープのレシピをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
手作りスープの落とし穴? 気を付けておきたい2つの注意点!!
そんな美味しいスープですが、気をつけておかなければいけない事もあります。
長期間の保存がきかない
スープは生ものです。人間が食べる料理と同じように、手作りスープも長期間の保存がききません。保存料などの添加物が入っていないからです。
そのため、スープを作る量は1~2食程度と少量にとどめておいた方が良いでしょう。食中毒が発生しやすい夏場は特に注意が必要です。
手間がかかる
食費や健康のことを考えると、自炊した方が絶対良い。そうは思いつつも、ついついコンビニや外食で済ませてしまうこともありますよね。
それと同じで、やはり手作りをしてあげようとするとそれなりに時間が必要です。あまり料理をしない、または、料理をする時間がなかなか取れない人には大変かも知れません。
しかし、想像してみてください。
時間をかけて作ったスープを愛犬が「ペロリ!」と食べてくれる。こんな幸せなことはないですよね。
最初は難しかったり、めんどくさかったりするかもしれませんが、慣れてくると料理も楽しくなってきます。ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
まとめ
野菜スープについてご紹介していきましたが、体調不良の時に限らず、普段の食事のレパートリーとしても、野菜スープは取り入れられそうですよね。
しかも、飼い主さんも一緒に食べることが出来ますので、「最近野菜不足だなあ」と感じたら、愛犬と一緒に野菜スープを食べてみてはいかがでしょうか。
それでは改めて振り返ってみましょう!!
- 野菜スープは必要な水分量を補給出来て、体調不良の時も食べやすい
- スープを作る時は小さくカットして煮込んでから与えると良い
- 野菜でもアレルギーを起こすことがあるので注意が必要
- 保存が効かないのでなるべく早く食べさせましょう
家族の一員として、大切なわんちゃんの為に家族の食事を作るように、ぜひわんちゃんにも野菜スープを作ってあげてくださいね。
小数点も苦手だし、0.75乗ってどう計算すれば良いの…?