愛犬のご飯の回数や時間帯、本当に今のままで大丈夫ですか?
ずっと子犬だったときと同じご飯の量や、回数であげていませんか?
犬に最適な食事の回数は、子犬時には朝、昼、夕方、夜の1日4回、成犬やシニア犬は朝、夕の1日2回がもっともよいとされています。
ご飯の回数が月齢に合ってなかったり、時間がバラバラだったりすると、わんちゃんの成長の妨げになり、最悪の場合は愛犬の命を縮めてしまう可能性もあるのです。
わんちゃんのライフステージに合ったご飯の回数やタイミングは、愛犬が健康的に成長し、長生きをするためにとても重要な役割を持っています。
かわいい愛犬は我が子も同然。
「健康」は何ものにも代え難いですよね。
そのため今回は、わんちゃんのライフステージごとのご飯の回数や時間(タイミング)、フードの種類、留守時に便利な自動給餌機についてまとめました。
ぜひ私と一緒に正しい食事の知識を学んで、愛犬と健康的な生活を送りましょう!!
いつまでが子犬? いつから成犬やシニア犬になるの?
わんちゃんも月齢によって、子犬から成犬、成犬からシニア犬と年を重ねますが、どのタイミングで成長していくかご存知ですか?
すべてのわんちゃんが同じタイミングで次の成長ステージに移るわけではなく、小型犬、中型犬、大型犬のサイズ別で、次の成長段階へ進む月齢も変わってくるのです。
わかりやすいよう、表にまとめてみました。
子犬 | 成犬 | シニア犬 | 老犬 | |
小型犬 | ~9ヶ月 | 10ヶ月~ | 6歳~ | 11歳~ |
中型犬 | ~11ヶ月 | 12ヶ月~ | 6歳~ | 11歳~ |
大型犬 | ~17ヶ月 | 18ヶ月~ | 5歳~ | 8歳~ |
子犬期から成犬期に移る間がもっとも体が成長する時期です。
この間に充分な栄養を与えなければ、強い体が作られず、愛犬の健康や寿命にも悪影響を及ぼします。
成長期を過ぎると、その先は急激に成長することはないので、成長が止まるまでの大切な時期に、1日のご飯の回数や時間、また質や量についてもしっかりと食事管理を行いましょう。
一般的に成犬時の体重により、小型~大型に犬種が分類されます。
- 小型犬…成犬時の体重が10kg未満の犬種
- 中型犬…成犬時の体重が25kg未満の犬種
- 大型犬…成犬時の体重が25kg以上の犬種
子犬期は1日4回ご飯が必要!? 最適な時間帯はあるの?
月齢 | 回数 | 時間帯(タイミング) |
2ヶ月 | 4回 | 朝・ 昼・ 夕・ 夜 |
3~5ヶ月 | 3~4回 | 朝・ 昼・ 夜 or 朝・ 昼・ 夕・ 夜 |
6ヶ月~ | 2~3回 | 朝・ 夜 or 朝・ 昼・ 夜 |
※愛犬の体調や様子を見ながら、徐々に2回食に切り替えましょう。
表のように、子犬期では2~5ヶ月頃までは、1日4回の食事回数が目安となります。
私もラテとマロンを飼うまでは、わんちゃんのご飯と言えば、1日に1~2回のイメージでした。
では、なぜ子犬の頃はこんなにも回数が多いのでしょうか?
私たち人間の赤ちゃんも、生まれて間もないころは1日に何度もミルクや授乳で栄養をとりますよね。
これは、成長に欠かせない栄養をとることはもちろん、まだ消化器官が未熟なため、一度に多くの量のご飯(ミルク)を消化できないからです。
わんちゃんも同じように、1日に4回と食事回数を増やし、一度に食べる量を調整してあげることで、消化不良を起こしにくくなります。
また、回数を増やすことは、空腹になる時間をなるべく減らせるメリットもあります。
子犬が空腹になる危険性として、
「低血糖症」があり、これは酷くなると短時間で死に至るような怖い病気です。
そのため、この時期は飼い主さんとしても大変ですが、しっかりとご飯の回数、量、タイミングを守りましょう。
ご飯をあげるのにベストな時間は?
働いていたり、外出することももちろんありますので、毎日決まった時間にご飯をあげるのは難しいですよね。
ご飯の時間は、ぴったり決まった時間でなく、飼い主さんの都合がいい時間帯で調整可能です。
例えば1日4回であれば、朝7時、昼12時、夕17時、夜22時など、だいたいの時間を決めておけば前後1時間程度はずれても問題ありません。
一定の間隔であげると、私たちも管理しやすいですね。
また、4回から徐々に3回、2回と調整し、生後6ヶ月頃から2回食へと移行していきます。
このタイミングも、個々の犬の体調などを見ながら、無理に進めることなく徐々に切り替えていきましょう。
生後間もない場合は、低血糖症の危険性もありますので、あまり空腹の時間が長くならないように注意しましょう。
成犬期~シニア期は1日2回の食事でOK
成犬期になると、体や消化器官もしっかりと成長してくるため、1日に2回の食事回数で、充分な栄養がとれるようになります。
ご飯の量は、それぞれのフードに記載されている量を守り、与えすぎないように注意が必要です。
中には、成長したら1日1回でもいいという人もいるかもしれませんが、あまりの空腹から一気に食べてしまい、消化不良を起こしてしまうこともありますので、できるだけ1日2回がオススメです。
タイミングは、朝と夕方もしくは夜の2回が最適です。
ご飯の切り替え時の注意点
ライフステージに合わせて、ご飯のあげ方や種類も切り替える必要があります。
急にご飯の種類が変わったり、回数が減ったりすると、体調を崩したり、下痢や便秘になることもあります。
約7~10日間を目安に、徐々に切り替えてあげましょう。
シニア~老犬で気をつけること
この頃になると、消化器官も弱まってくる可能性があります。
そのため、1日2回だった食事回数を増やしたり、消化しやすいフードに変える、少しフードをふやかすなどの対策をしてあげましょう。
元気だった愛犬も、必ず歳をとります。
- 食べる量が減った
- なんだか最近歩くのが遅くなった
- 階段を嫌がるようになった
そんな日常のサインをしっかりとキャッチしてあげてください。
わんちゃんは私たち人間よりもずっと早く成長していきます。
また、このような老化現象を起こす場合もあります。
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体の各部に変化
体臭の変化、毛が白っぽくなる、視力低下、耳が聞こえにくいなど
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日常行動の変化
散歩に行きたがらない、歩きたがらない、よく寝る、食欲不振になるなど
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老化による病気
痴呆、歯肉炎による口臭、心臓や内臓機能の低下による病気、白内障など
このような変化がでてきたら、シニア犬としてのステージに入ったという証拠です。
また、心臓や内臓系は症状が目に見えないこともあります。
定期的な獣医師による診断をしてもらうと安心して過ごせますね。
留守時に便利! 自動給餌機
ここまで、愛犬の健康を考えた食事回数を紹介してきましたが、中には仕事が忙しくて決まった時間にはなかなか帰れず、ご飯の時間に間に合わないという方もいらっしゃいますよね。
「ご飯をあげないといけない時間なのに、もうこんな時間になってしまった。早く帰らないと!! 」
と急ぐあまりに、慌てて仕事のミスをしたり、車の運転が荒くなってしまったり。
そんな方のために、
「これさえあれば慌てる心配なし!」
とっても便利な自動給餌器をご紹介します。
IRIS ペット用自動給餌器
こちらは、アイリスオーヤマのペットフードと水用のペットボトルがセットになっていて、便利な給餌器です。
買って良かったです。助かりました。一週間ほど出掛けることになり、猫ちゃんのために買いました。回転式の時間で出るタイプと迷いましたが、うちの子は食が細いし回転式は不具合も多そうなので迷った末にこちらを購入しました。
お値段もお安かったですし、こちらを選んで正解でした~。
引用:楽天市場
うちのこエレクトリック カリカリマシーン
こちらは、楽天ランキング1位を獲得。
テレビ番組で紹介もされており、専門家が選ぶランキングメディア「@ランキング」の特集でも第1位獲得の人気の高い商品です。
良い!声が録音できるのも良いです。
悪いところが見当たりません。
器部分も簡単に外せるので手入れも楽です。
友人にも勧めたら2台購入してました。引用:楽天市場
とても便利な給餌器はどうしてもご飯があげられない時間帯だけ使い、普段はたっぷりとコミュニケーションを取りながらご飯の時間を楽しみたいですね。
まとめ
今回は、わんちゃんのライフステージについて、子犬期からシニア期ごとの犬のご飯の回数や時間、便利な自動給餌器のご紹介をしました。
愛犬の成長や健康に欠かせない食事管理は、私たち飼い主にとってとても重要な役目ですね。
ここでもう一度、ポイントをまとめてみました。
- 小型犬、中型犬、大型犬それぞれで、ライフステージの月齢は異なる
- 成長期にはしっかりと栄養を取る必要があるため、食事回数をきちんと守る
特に子犬期では、1日4回の食事回数が必要 - 成長と共に食事回数は減ってくる
減らすときには、体調を見ながら徐々に進める - どうしてもご飯が用意できないときには、自動給餌器が便利
食事管理がしっかりとできていると、健やかな成長や長寿にも繋がります。
愛犬とのハッピーライフに、ぜひ役立てていただければ嬉しいです。