わんちゃんも私たちと同じように日々ストレスを感じてるってご存知ですか?
お家で遊びまわったり、お昼寝してのんびりしているはずのわんちゃん。私たち人間とは違いストレスなんて全く感じていないように思われがちですが、実は犬社会にもストレスがあります。
軽度のストレスだったら症状として表れることは少ないようですが、このストレスも重なっていくと体調を崩してしまったり、問題行動を起こすようになってしまいます。
この記事では、「こんなこともストレスになっているのね」という原因を紹介していきたいと思います。
もし当てはまる原因があれば、病気に繋がってしまう前にしっかりフォローしましょう。
意外な原因① 地震

大きな揺れを感じると人間も不安になってしまいますよね。わんちゃんも同じなのです。
このときの主なわんちゃんのストレスサインはこちらになります。
- 飼い主への依存が増す
- よく吠えるようになる
- 驚きやすくなる
- 落ち着きが無くなる
この他に「ご飯を食べているとき」「水を飲んでいるとき」「トイレをしているとき」に大きな揺れを経験してしまうとそれがトラウマになってしまい、普段でもご飯を食べなくなってしまう場合があります。
大きな揺れを経験したら、できるだけ愛犬と一緒にいてあげて、緊張状態を緩和してあげましょう。
また一緒に遊んであげて、ストレスを発散させてあげましょう。




意外な原因➁ 口輪でのしつけ

口輪はしつけをするときに使う場合があると思いますが、使い方やタイミングを間違えるとただストレスを与える道具になってしまい、逆効果になる場合があります。
口輪を使うタイミング
- 病院へ診察に行くとき
- 認知症により誤飲や誤食防止
これ以外では口輪を使用することはオススメしません。
無駄吠えのしつけの為に使う方もいると思いますが、口輪は呼吸のために隙間が空いていますので、完全に口を閉じるわけではありません。
その隙間から吠えようとするので無駄吠えのしつけの効果はほぼありません。ただストレスを与えるだけですので、しつけに使うのはやめましょう。
意外な原因③ 夫婦喧嘩や離婚

夫婦喧嘩は犬も食わないということわざがありますが、実はわんちゃんにとっては放っておけばいいというわけにはいかないんです。
※「夫婦喧嘩は犬も食わない」・・・事情なんか知らないし、どうせ元に戻るのだから放っておけばいいというたとえ
夫婦喧嘩がわんちゃんのストレスになってしまう主な原因はこれです。
- 大きな声、怒鳴り声
- 不仲
怒鳴り声は私たちでも嫌ですよね。また、自分の目の前でギスギスした人間関係を見せられるのも正直嫌ではありませんか?
わんちゃんも同じなのです。
犬は群れで生活する生き物ですので、家族が不仲だったり、急に人がいなくなったりするとストレスを感じていまいます。
愛犬のことを考えるなら、なるべくこういう事態にならないようにしたいですね。


意外な原因④ 赤ちゃん

映画やドラマなどで、赤ちゃんに優しく接してあげたり、一緒に遊んでいるシーンを見たことあると思います。
しかし、現実はそんなに優しくありません(笑)
赤ちゃんがわんちゃんのストレスになってしまう主な原因はこれです。
- 家族が増えると戸惑ってしまう
- 赤ちゃんにやきもちを妬いてしまう
- 乱暴にされる
わんちゃんは家族を順位付けしています。赤ちゃんは自分より後にきた存在なのですが、その赤ちゃんが自分よりチヤホヤされることに困惑してしまったり、やきもちを妬いてしまったりするのです。
また赤ちゃんは加減を知りませんから、乱暴にされていると感じてしまったりするんですね。
育児で大変なときですが、家族全員でコミュニケーションをとって、少しでもわんちゃんの不安を解消させてあげましょう。赤ちゃんに慣れないうちはわんちゃんが逃げ込めるケージやサークル等があると安心です。
意外な原因⑤ 散歩

散歩はストレス発散には欠かせないものです。なのですが、方法を間違えるとストレスの原因になってしまいます。
散歩がわんちゃんのストレスになってしまう主な原因はこれです。
- 散歩が嫌い
- 散歩中に他人と会うのが嫌
- 散歩中にリードを強くひっぱったりする
- 過度な散歩
性格も多少は影響しますが、ほとんどは散歩中におきたことがトラウマになってしまっていることが原因です。
~番外編~ 飛行機、車での移動や旅行

わんちゃんと一緒に旅行したいと思う人も多いと思います。
でもちょっと待ってください。
わんちゃんと一緒に長距離移動するとわんちゃんに多大なストレスを与えてしまう場合があります。
飛行機に乗る場合だと、大体の航空会社が荷物扱いになりますので飼い主と離されてしまいます。
せまいところで飼い主と離され、飛行機のエンジンの音を聴かされながらおびえる姿を想像すると気軽に飛行機で旅行を、というわけにはいきませんね。
最近では座席に持ち込める会社もありますが、やはりストレスをかけてしまうことになるので、飛行機に乗る際はしっかり考えていきましょう。
では車はどうでしょう?
結論から言うと、飛行機よりは全然いいです。
わんちゃんによっては車酔いをする場合がありますが、アイテムで軽減することができます。
どうしても心配という方はかかりつけのお医者さんに酔い止めを処方してもうらうのも手だと思います。




まとめ
わんちゃんに影響するストレスの原因がたくさんあることがわかりましたね。
- 大きな揺れを経験したらアフターケアをしてあげる
- 口輪でのしつけはしない
- 愛犬の前では喧嘩をしない
- 赤ちゃんができたときはコミュニケーションを大切に
- 散歩はわんちゃんの様子を見ながら
- 一緒にお出かけする際はちゃんと考えること
わんちゃんも人間と同じで、嫌なものは嫌なんです。
ストレスは大きな病気や突然死につながる場合もあります。悲しい思いをする前にストレスのない生活を心がけていきたいですね。