愛犬の体から鼻がツーンとするような「臭い」を感じたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。わんちゃんも生活をしていく上で汚れなどが体に付着してしまうので、人間と同様に体は臭くなってしまいます。そのため、定期的に体を洗ってあげることが大事になってきます。
では、早速張り切って「わんちゃんの体を洗ってあげよう」と考えている飼い主さんもいるでしょう。しかし、ただシャワーで洗うだけではわんちゃんの臭いを消すことは難しいです。わんちゃんの臭いを消すには、シャンプーの力が必要不可欠です。さらに、わんちゃんの体を洗うには正しいやり方を覚える必要もあります。
今回の記事ではわんちゃんの臭いを消してくれる人気シャンプーの紹介と、わんちゃんの体の正しい洗い方を説明していきます。シャンプーの力と正しい洗い方であなたが飼っているわんちゃんは、いい匂いになること間違いないです。周囲からも羨ましがられる清潔なわんちゃんでいるためにも、ぜひこの記事を読んでください!
臭いや皮膚病の原因にも! 犬でもシャンプーが必要な理由とは?
シャンプーを使うと「わんちゃんの目や口の中に入るから危険」「わんちゃんはシャンプーを嫌がるんじゃないの?」という理由で、シャワーだけで済ませたいと考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかし、ただ洗うだけでは落としきれない汚れはありますし、完全な消臭は難しくなってきます。
私達人間でも体や頭を洗うときに、ほとんどの方が石鹸やシャンプーを使いますよね。それは、石鹸やシャンプーに汚れや消臭の成分が含まれているからです。逆に石鹸やシャンプーが泡立つだけで、汚れや消臭効果が無かったら誰も使わないでしょう。
もう1つ例えを出すなら食器を洗うときですね。水洗いだけだと食器に付いている汚れが落ちないことが多いです。そのため、汚れを完全に落とすには洗剤を使って洗うかと思います。
シャンプーはノミやダニの予防にもつながる
他にも、わんちゃんの体にノミやダニが付いて頭を悩ます飼い主さんも多いのではないでしょうか。しかし、シャンプーにはノミやダニを予防する効果もあるのです。ノミやダニは放っておくと血を吸われたり、病原菌が入ったりしてわんちゃんの体にはとても有害です。
ところが、シャンプーを使うことでノミやダニの予防、つまりわんちゃんに健康でいてもらうことができます。これこそまさに一石二鳥ですね。
愛犬家やトリマーがおすすめする犬用シャンプーを紹介!
それでは、愛犬家やトリマーにも人気な犬用のシャンプーを紹介していきます。殺菌効果、低刺激、匂いなど様々なメリットを考えて選びました。清潔で健康なわんちゃんでいてもらうためにも、ぜひ参考にして頂きたいです。
獣医が認めたシャンプー! ノルバサン シャンプー
また、低刺激でわんちゃんの皮膚にも優しく、消臭効果も高いです。コンディショニング成分配合でリンスも不要で手軽に使うことができます。値段は1940円ですが、効果を考えたらお手頃価格でしょう。
毛並みが爽やかに! トリートメントインシャンプー リフレッシュサボン
サラサラな手ざわりに輝く手づや、湯上りの石鹸の香りは、わんちゃんをいっそう清潔にできるのではないでしょうか。
トリートメントインシャンプー フォレストグリーン
先ほど紹介したリフレッシュサボンは湯上りの石鹸の香りに対して、こちらのフォレストグリーンはやすらぎの森の香りを出すことができます。
プロのトリマーも愛用! ハッピーピーター
シャンプーの香りは、飼い主さんとわんちゃんがリラックスできる天然ラベンダーが使われているので、家の中はわんちゃんの匂いで癒しの空間と化してしまうのではないでしょうか。
さらに、ハッピーピーターには返金保証も付いているので、合わなかった場合は返品することができます。
殺菌に特化! 抜け毛やフケも防止! 薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー
匂いが持続する!? A.P.D.C ティーツリーシャンプー
ラテを飼い始めた当初、私は最初何のシャンプーを使ってあげれば良いか迷っていました。同時にシャンプーのやり方も良く分かっていなかったので、トリマーさんにお願いしていました。
ある日、トリミングサロンに行ったときです。トリマーさんが使っているシャンプーが凄くいい香りだったので、私は「これは何というシャンプーですか?」と尋ねました。
すると、トリマーさんはこちらのティーツリーシャンプーを紹介してくれたのです。どうやらこのティーツリーシャンプーは、トリミングサロンでも多く採用されているようで、プロが認めるシャンプーだと言ってくれました。それから私もティーツリーシャンプーに興味を抱き、今では自宅で愛用しております。
このティーツリーシャンプーは、他のシャンプーと同様に低刺激で殺菌効果、フケや抜け毛の防止など多くの役割を果たします。
しかし、この商品には更なる魅力があります。それは、匂いが持続するということです。上質なエッセンシャルオイルの爽やかな香りは乾燥後も残り、長くても1週間は持つと言われています。皮膚の弱いわんちゃんから臭いが気になるわんちゃんまで、幅広い範囲での活躍が期待できます。
コンディショナーと組み合わせることで、その効果は更に大きくなるでしょう。単品での購入も可能ですがセットで購入したほうが安くなるので、セットで紹介させてもらいました。セットで2281円なので、かなりお得ではないでしょうか。
A.P.D.C ティーツリーシャンプー(シャンプーのみ)
シャンプーが合わない場合はすぐに変えよう
わんちゃんの中には、シャンプーの成分でアレルギー反応を起こしたり、フケなど皮膚が悪化する可能性もあります。悪化の症状が見られたらすぐにシャンプーの使用を止めて、一度病院に連れて行き獣医さんに診てもらいましょう。
犬のシャンプーの正しいやり方を覚えよう!
では、今度は犬のシャンプーのやり方を説明していきます。正しいやり方も覚えれば、あなたもトリマーさんの気分を味わうことができますよ。
シャンプーの手順
1.シャンプーの前にブラッシング
まず、濡らす前にブラッシングをやっておきましょう。ブラッシングをしておくことで被毛に付いたホコリやゴミを落としたり、毛の絡まりをほどいたりして汚れを綺麗に落とすことができます。逆に毛の絡まりや毛玉がある状態で行うと、余計に毛が絡まったり泡切れが悪くなったりして汚れを綺麗に落とすことができません。
そのままシャンプーをやってしまう飼い主さんが多いので、これは覚えておきましょう。
2.体全体を濡らしてあげよう
シャワーの温度は36~38℃のやや緩めが良いと言われているので、まずは温度だけ設定しておきます。それからシャワーヘッドを皮膚に軽く押し当てて、「おしり→後肢→背中→胸→前肢→顔」の順番にお湯をかけましょう。
全身をしっかりと濡らして毛穴を開くことで、汚れを浮き出させられます。
3.前肢・後肢を水洗いする
足のつけ根から汚れやすい足先まで、1本ずつ握ってもみこむように丁寧に洗ってあげましょう。また、ここから先でも共通することですが、洗うときはゴシゴシやるのではなく片手でわんちゃんの体を支えます。そして、もう片方の手で体をマッサージするようにやってあげましょう。
4.おしり・内股を洗う
ここからシャンプーの出番になります。まずは、しっぽを持ち上げておしりの穴のまわりを軽く泡立てます。内股は汚れやすい部分なので、特に丁寧に洗うことが大切です。
5.胸・背中を洗う
おしり・内股を洗ったら次は胸と背中を優しく洗ってあげましょう。
6.顔や顔のまわりを洗う
いつも両手で顔を掴んで撫でてあげるように、優しく洗ってあげます。この時、目や耳、口の中にシャンプーが入らないようにしてください。もし、入った場合はお湯でしっかりと流して、念を押して獣医さんに診てもらうようにしましょう。
7.シャンプーを洗い流す
全体をシャンプーで洗った後は、シャワーで流してあげましょう。シャンプーを洗い流すときは「頭→耳→顔→背中→胸→前肢→おなか→おしり→後肢」の順番に、体の高い位置から泡を落としていくような感じで洗い流してあげましょう。
この時、シャンプーは念入りに洗い流してください。犬は人間以上に毛で覆われているので、泡を落とし切るのに時間が掛かります。そのため、人間感覚で流すのを終えてしまうと泡が残ってしまいます。念を押して更に念を押すつもりで流してあげましょう。
8.水気を取る
シャワーで洗い終えたら、フカフカのタオルで包み込んで水気を吸い取ってあげましょう。
9.ドライヤーで乾かしたら終了
ある程度水気を吸い取ったら、最後はドライヤーで乾かしてわんちゃんのシャンプーは終了です。わんちゃんの体を濡らしたままにしておくと風邪を引いてしまうので、しっかりと乾かしてあげましょう。
また、わんちゃんの中にはドライヤーの音を嫌がる子もいます。大きな音を聞いて驚いたり、音へ対する恐怖から吠えたりします。シャンプーを行う前に、ドライヤーの音を慣れてもらうようにトレーニングしておきましょう。
トリマーさんがわんちゃんにシャンプーをやっている動画を見てみよう!
文章だけだと難しい部分もあると思いますので、トリマーさんがわんちゃんにシャンプーをやっている動画を紹介します。
犬のシャンプーの頻度は?
犬のシャンプーは月に1~2回が良いです。過度なシャンプーは犬の皮脂を取りすぎてしまいます。皮脂を取りすぎてしまうと皮膚を傷めてしまい、敏感な犬は皮膚病の原因にもなってしまいます。
また、わんちゃんにとってシャンプーは必ずしも気持ち良いわけではなく、ストレスを感じてしまうこともあります。そのため、適度な頻度でやるのがわんちゃんにとってはベストだと言われています。
シャンプーが上手くいかないときはトリマーさんの力を借りよう!
先ほども話しましたが、シャンプーでストレスを感じてしまうわんちゃんもいます。その影響でシャンプー中に暴れちゃって中々上手くいかないこともあるでしょう。そんなときは、トリマーさんの力に頼ってみるのも1つの方法です。
トリミングサロンに行けばシャンプーをやってくれるので、その際にコツを教えてもらうのも良いでしょう。
トリミングサロンの料金ですが、シャンプーだけだと2000円~4000円ぐらいです。また、犬のサイズが大きいと5000円以上かかることもありますので、料金はお店のホームページなどを見て事前に調べておきましょう。
まとめ
最後にもう一度大事なポイントを抑えておきましょう。
- 犬を洗うときでもシャンプーが必要な理由は、消臭効果や殺菌効果でわんちゃんに健康でいてもらうことにもつながるから。
- 犬用シャンプーは低刺激を始め、殺菌効果や消臭効果などわんちゃんの体を考えて作られているものが多い。
- 犬のシャンプーの正しいやり方を覚えておこう。
- 犬のシャンプーの頻度は、月に1~2回が良い。
- シャンプーが上手くいかないときは、トリマーさんの力に頼ってみよう。
- トリミングサロンのシャンプーの料金は、2000円~4000円。
あなたが求めていたシャンプーを見つけることはできましたか? 私はティーツリーシャンプーを使っているのもあって、このシャンプーを推してしまいましたが、どのシャンプーもわんちゃんの事を考えて作られているものばかりです。
もし、あなたが購入したシャンプーがわんちゃんに合っていれば、そのときは同じ悩みを抱えている愛犬家の方達にも、ぜひ紹介してあげてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。