犬の臭い対策はしていますか? 原因箇所や消臭方法を紹介!

あなたは、臭いに敏感ですか? あなたも気づかない内に、犬の臭いに慣れていませんか? あなたは…。

ラテ
ちょっと、落ち着いて優太君!

あ…。いきなりごめんなさい。ちょっと飛ばしすぎましたね。

優太
ありがとうラテ。
ラテ
どういたしまして!

というのも、先日友人達と食事会があったのですが、そこで動物を飼っていない友人の1人に突然「なんだか優太、犬の臭いがする」と言われてしまったのです。

正直、とても驚きショックでした。自分では臭いがしないよう、しっかりケアをしていたつもりだったからです。でも臭いに敏感な人にとっては、自分がまとった犬の臭いで不快な思いをさせてしまうこともありますよね。

そこで今回は、自分の勉強も兼ねて「犬の臭い対策」の特集です。臭いの原因となっている所や、その臭いの消臭方法まで紹介します。特に、私のように近々人と会う、または近く来客の予定があるという飼い主さんは必見ですよ。

なお、今回は「犬自身」の臭い対策ではなく、「犬の臭いがついてしまったもの」の対策なので、ご了承願います。

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意外と気づかない!? 飼い主さん自身の犬の臭い

まずは、私も気づかなかった飼い主さん自身の臭いについてみていきましょう。知らず知らずのうちに臭いをまとっていませんか?

犬の匂いはいい香り?

「匂い」は、好き嫌いがはっきり分かれるものの1つです。「匂い」を感じる「嗅覚」は、呼吸をする限り自然と感じてしまう五感の1つでもあります。そのため、人は「匂い」に敏感になってしまうのでしょう。

ちなみに「匂い」という表記は主に「いい香り」の時に、「臭い」という表記は「あまり好ましくない香り」に使うそうです。日本語って奥が深いですよね。

話を戻しますね。人によっては「犬の匂いが好き」という方もいれば、「動物全般の臭いがダメ」という方もいます。私はラテやマロンの匂いは好きですが、それでも時々「あれ、変な臭いがする」と感じることがあります。そんな時「動物全般の臭いがダメ」という人は、きっと耐えられないのだろうと思ってしまいます。

犬の匂いが好きな人も苦手な人も、お互いが気持ちよく過ごすためにも「臭い」のケアが大事になってきます。

人からも犬の臭いがする!?

動物を飼っていない人が飼っている人の近くに寄ると、「あ、この人何か飼っているな」と分かるそうです。私の友人も同じように感じていたのだと思います。

詳細はこの後書きますが、動物を飼っている人は部屋自体に漂っている動物の臭い成分が着ている服に付着する、また洗濯物を部屋干しした際、洗濯物に動物の臭いがついてしまうことが、臭いの原因と言われています。

私はラテやマロンを飼い始めてから、ほとんど「臭い」に気づくことは無くなりました。でも、飼い始める前は動物の臭いに敏感だったのです。それでも、犬などの動物の臭いを不快だと思ったことはありませんでした。むしろ好きなくらいです。

でも、先ほど書いたように「動物の臭いがダメ」という人もいます。その人が家に遊びに来ると決まった際は、臭いがしないよう気を使わないといけません。

でも、いくら気を使っても臭いが取れない時もありますよね。そんな時の解決方法については、この後解説していきます。

 

いったいどこから? 漂う犬の臭いの原因

愛犬の体は清潔にしているのに、なんだか臭いが取れないことってありますよね。ここではまず、特に臭いが気になる場所を3ヶ所あげます。

あなたの家や部屋の状況と見比べる、または思い出しながらご覧ください。

臭いが気になる場所1|リビング

臭いが気になる場所1つ目は「リビング」です。特に犬のケージを置いている場合、犬の臭いが溜まってしまう場所でもあります。

基本的に「臭い」は、その場所自体に漂うことは少ないです。その場所に置かれた「物」に、臭いの成分が付着することで「臭い」は発生するのです。

ここで思い出してみてください。ケージだけでなく、リビングのソファーやカーペットに犬の抜け毛などが絡まってはいませんか?

そう。その抜け毛などから臭いの成分が発生し、ソファーやカーペット、カーテンなどに犬の臭いがついてしまうのです。

またリビングがフローリングの場合、臭いは発生しにくいと言われていますが、それでも臭うという場合は、部屋の換気や掃除が行き届いていないことが原因として考えられます。

さらに、壁自体に臭いの元が付着すると、そこから臭いが発生する場合もあるので注意が必要です。

臭いが気になる場所2|寝室

臭いが気になる場所2つ目は「寝室」です。特に、夜は愛犬と一緒にベッドで寝ているという場合、犬の臭いが溜まってしまいます。

先ほど書いたように、臭いは布製品に付着することが多いです。もちろん、ベッドや布団も例外ではありません。

また「犬が落ち着くから」と、犬用のトイレを寝室に置いている場合、排泄物の臭いがそのままベッドや布団に付着してしまいます。もし気になるようだったら、犬と一緒に寝るのは避ける、またトイレを移動させることも考えた方がいいでしょう。

臭いが気になる場所3|玄関

臭いが気になる場所3つ目は「玄関」です。自分は何も感じなくても、外から来た人から「なんだか臭うよ」と言われたことはないでしょうか。かなりショックな言葉ですよね。

玄関には布製品がほとんどありませんが、リビングや寝室など、臭う場所の空気が玄関に流れ込んでいる場合が多いのです。

玄関は家の印象を決める場所でもあります。できればスッキリとした空気にしておきたいものです。そうなるためにも、換気や掃除をこまめにして空気を清潔に保っておきましょう

 

場所別! 部屋の臭い対策

ここまで、臭いが気になる場所を紹介してきました。あなたの家はいかがでしたか?

ここからは、臭いの原因をピンポイントで解消する方法を紹介していきます。「気になる臭いを消したい!」という方は、ぜひこの方法を試してみてください。

臭い対策1|ケージ

1つ目の臭い対策は「ケージ」です。犬が大半の時間を過ごす場所であるケージ。そのため抜け毛や皮脂などで汚れ、犬の臭いがついてしまう場所でもあります。

こまめに洗える場合は洗った方がいいですが、実際は洗えないことも多いですよね。そんな時は「アルカリ電解水」を試してみましょう。

そもそも「アルカリ電解水」とは、水を原料につくられたアルカリ性の洗浄液。水のほかに界面活性剤などの成分は加えられていなく、本当に100%の水からつくられた驚きの洗剤と注目されています。
「アルカリ電解水」秘密は、水の性質を利用していることにあります。水は電気を通すと分解がおこり、酸性とアルカリ性の2つにわかれる性質があります。この性質を利用し、アルカリ性の側の水を取り出したものが「アルカリ電解水」なんです。

引用:コジカジ

アルカリ電解水はその名の通りアルカリ性なので、酸性の汚れである皮脂などを分解する力があります。また、100%水由来なので安全性も高く、洗剤が使えない部分の汚れに適しています。

使い方は簡単。汚れている場所に吹き付けて乾拭きするだけです。内部に水が入ると困る場所には、拭くクロスに液を含ませて拭けば大丈夫です。もちろん、こまめに掃除することが大事ですよ。

優太
有名なのはこちらの「激落ちくん」シリーズのアルカリ電解水です。値段もお手頃なので、まずはこれから試してみてください。

臭い対策2|トイレ

2つ目の臭い対策は「犬のトイレ」です。トイレもまた臭いの原因になります。

おしっこのアンモニア臭をはじめ、うんちのあの独特な臭いがトイレトレー自体に染みついてしまうことが、臭う大きな原因です。「ちょっと汚れているけど、まだいいかな」と放置していると臭いが取りづらくなってしまいますよ。

対策としては「クエン酸」を使った消臭スプレーが効果的です。

クエン酸スプレーの作り方
  1. 水またはぬるま湯500mlと食用のクエン酸大さじ1杯程度を用意する
  2. スプレー容器に水とクエン酸を入れ、よく混ぜる
  3. 完成!
マロン
とても簡単だね! なんだか僕にも作れそう!

クエン酸にはおしっこのアンモニア臭を中和する効果があるので、トイレトレーはもちろん、おしっこが飛んでいるかもしれない床や壁にも効果的です。さらに食用のクエン酸なら、愛犬がなめても安心です。

優太
クエン酸は犬がなめてもいいように、必ず「食用」のものにしましょう!

また犬が排泄した後のトイレシートは、捨てる際に消臭スプレーを吹き掛けて新聞紙に包み、さらに消臭効果のある袋に入れると、臭いが気にならなくなります。それでも臭いが気になる時は、トイレシート自体をより消臭効果の高い物に替えてみましょう。

臭い対策3|布製品

3つ目の臭い対策は「布製品」です。犬が使っている毛布やペットベッドはもちろん、カーテンやソファー、カーペットなども臭いの原因になります。

一番いいのはこまめに布製品を洗濯することですが、カーテンやソファーは頻繁に洗濯なんてできないですよね。ソファーなんか絶対無理です。

そこでオススメするのが「アレスヘルスケアの重曹(食用)」です。

重曹の使い方
  1. ベッドやソファー、カーペットなどの臭いが気になる場所にこの重曹をまく
  2. 手で布製品にすり込む
  3. しばらく(できれば一晩くらい)放置する
  4. 掃除機でキレイに重曹を吸い取る
  5. 完了!

これだけで、かなり臭いを消すことができます。

ただ、布地によっては重曹の成分で色落ちする可能性もあるので、まずは目立たない部分で試してみてくださいね。

また、カーテンには消臭スプレーがオススメです。

こちらの消臭スプレーは弱酸性で有機物を除菌し、消臭後は水に戻るという安心な成分でできています。除菌と消臭ができるので、気になる所に吹き付けてみましょう。

マロン
僕達のペットベッドはいつもキレイだよね。
ラテ
優太君がこまめに洗濯してくれるからよ! 感謝しないとね。
優太
特に、愛犬が使う毛布やペットベッドは雑菌などが繁殖しやすいので、こまめに洗濯しておきましょう。

臭い対策4|壁

4つ目の臭い対策は「」です。「臭い対策場所2|トイレ」でも少し触れましたが、トイレに近い壁にはおしっこが飛んでいる可能性があり、それが臭いの原因になっていることがあります。また、壁自体が犬の臭いを吸収している可能性もあるのです。

対策としては、トイレに近い壁は「臭い対策場所2|トイレ」で紹介した「クエン酸スプレー」で壁を拭いてみましょう。

トイレから遠い壁には「臭い対策場所1|ケージ」で紹介した「水の激落ちくん」をクロスに吹き付けて拭く、またはスチームクリーナーがあればそれで壁を掃除すると効果的です。

臭い対策5|室内で干した洗濯物

5つ目の臭い対策は「室内で干した洗濯物」です。花粉や梅雨の時期、また外の天気が悪い時は、洗濯物を室内に干さなければいけませんよね。でも、その室内が犬の臭いで満ちていたとしたら…。洗濯物も犬の臭いになってしまいます。

これを防ぐには外に洗濯物を干すのが一番ですが、それが難しい場合、洗剤や柔軟剤の組み合わせを考えてみると臭い移りを防げる可能性が高くなります。

下に紹介しているご家庭では、「アリエール(粉末)」+「ワイドハイターEX」+「レノア(リラックスアロマ)」の組み合わせで、ペット臭などの臭いが消えたそうです。

補足
詳しい内容については、こちらをご覧ください。
お役立ちドットネット:加齢臭やペット臭がスパッと消える最強洗濯洗剤の組み合わせを発見!!

ただ、あくまでも一例なので、飼い主さんと愛犬に合った組み合わせを探してみてくださいね

 

ゴロゴロが原因!? 犬の匂いつけ

ここまで具体的な臭いの元への対策を紹介してきました。それでも臭いが消えないという場合は、犬の「匂いつけ」が原因かもしれません。

愛犬が気持ちよさそうに、床でゴロゴロと体を擦りつけているのを見たことはありませんか? それは犬が体につけたい」と思うような臭いがあるか、自分の臭いを床に残そうとする「匂いつけ」が理由だと言われています。

どちらにしても、愛犬がゴロゴロした部分には臭いが残ってしまうので、愛犬には悪いですが消臭スプレーなどで臭いを消しておきましょう

 

室内を漂う臭いに! 空気清浄機と脱臭機

「臭いの元はきちんと取ったのに、まだなんとなく臭いが残っている…」という飼い主さんもいると思います。それは、もしかしたら空気中に漂っている分の臭いかもしれません。そんな時は、思いきって機械の力に頼ってみましょう

臭いを消すためによく使われているものに「空気清浄機」と「脱臭機」があります。でも「どちらを買えばいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。ここでは、その違いについて解説していきます。

ホコリやダニなどの飛散物には「空気清浄機」

まず「空気清浄機」です。こちらはホコリやダニ、花粉などの飛散物を吸い取り、空気をキレイにすることを目的とした機械です。花粉症にお悩みの方にはおなじみかもしれませんね。

空気清浄機はあくまで「空気をキレイにする」ことが目的なので、犬の毛などが原因のアレルギーに悩んでいる方にオススメの機械です。

臭いを取るなら「脱臭機」

次に「脱臭機」です。こちらはホコリよりも小さな菌や物質が原因の臭いを、特殊なフィルターなどで分解し、取り除くことで臭いを消す機械です。特に、密閉空間で強い臭いを発生させるものの近くに置くと、効果はバツグンです。

空気清浄機と違い「臭いを消すこと」が目的の機械なので、臭い対策を考えるなら空気清浄機よりも脱臭機を買うことをオススメします。

 

家以外も要注意! こちらもチェック

ここまでは家や部屋などにあるピンポイントな臭いの原因について、消臭方法を紹介してきました。でも、見落としがちなポイントがもう1つあるので、最後にそこを紹介しますね。

車を持っている人は要注意!? 閉め切った車内

車に犬を乗せて遠出をする。とても楽しい時間ですよね。でも、その後のケアはしていますか? きちんとケアをしないと、後日動物を飼っていない人を乗せた時「なんだか獣の臭いが…」なんて言われてしまうかもしれませんよ。

これは、密閉空間である車内に残った犬の毛の臭いを、シートなどが吸収してしまった結果なのです。

対策としては、まず車内に付着した犬の毛を掃除機や粘着シートなどで取り除きます。。これだけでもかなり臭いが少なくなります。

それでも臭いが残る場合は、消臭スプレーや「重曹スプレー」を吹き付けてみましょう

重曹スプレーの作り方
  1. 先ほど紹介した「アレスヘルスケアの重曹」大さじ1杯と、水またはぬるま湯500mlを用意する
  2. スプレー容器に水と重曹を入れ、よく混ぜる
  3. 完成!

「重曹スプレー」は、先ほど紹介した食用の重曹小さじ1杯を水500mlに溶かしたものを使います。色落ちが無いことを確認してから、臭いが特に気になる場所に吹き付け、乾いた布で拭き取りましょう。

市販の消臭スプレーを使う方法もありますが、車内は密閉空間です。あまりにも臭いがきついスプレーや消臭剤などは、愛犬のためにも使わないよう注意しましょう。

関連記事
クエン酸スプレー・重曹スプレーについてはこちらの記事でも紹介しています。使う際の注意点も載せていますので、ぜひご覧ください。

愛犬の匂い消しに! 手作りスプレーでも悩みを解消できる!

2019年1月29日

 

まとめ

ここまで、私のように犬の臭いをまとわないよう、犬の臭い対策について紹介しました。まとめると以下のようになります。これまでを思い出しながら読んでみてください。

  1. 意外に気づかないこともある! 犬の臭いには敏感になろう
  2. 臭いの原因になっているエリアを特定しよう
  3. ケージや布製品など臭いの元を絶とう
  4. それでも臭いが気になる時は機械の力も借りてみよう
  5. 密閉空間のこもった臭いにも気をつけよう

気になる人と気にならない人がはっきり分かれるのが「臭い」です。自分では気にしない臭いでも、他の人には気になることがあります。そのため臭いのエチケットはしっかりしましょう。私も気をつけます。

でも、愛犬や飼い主さんの負担にならない程度にしましょう。過剰に臭いを気にすると、普通の生活が送れなくなる可能性もあります。無理のない範囲で、自然な臭いケアを始めてみましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたと愛犬がのびのびと生活できる手助けになれば幸いです。

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