家のインターホンや深夜の物音で、愛犬が吠えて困っちゃうなんてことありませんか。しかも成犬だから、今さらしつけることもできないと思っていませんか?
わんちゃんを飼い始めて、純粋無垢な子犬にしつけをするよりも、色々な習慣が身についている成犬にしつけをする方が誰が見ても難しいと思います。しかし、あきらめるにはまだ早いです。どんなやんちゃなわんちゃんでもしつけをすることができるのです。
今回は、成犬の吠える・噛むなどの問題行動をどのようなしつけで改善していけるのかをご紹介します。
愛犬の問題行動! 吠える・噛むにはどうすればいい?
お客さんが来たときに、わんちゃんが吠える、噛み付いてしまったなんて経験ありませんか? また、友人が飼っているわんちゃんに吠えられたり、噛みつかれたりしたことはありませんか? これらの問題行動は、しつけるのが難しく多くの飼い主さんが悩んでいることです。
私もお客さんが来たときは、ラテとマロンが吠え出して困りました。
このままだと、色んな人に迷惑がかかるなと思いしつけをしようと思ったのですが、ラテとマロンはすでに成犬でしたのでしつけができるのかなと凄く悩みました。ここで、しつけとは何だろう? と改めて調べてみました。
その結果、子犬だろうと成犬だろうとしつけをすることができるという事が分かりました。なぜなら、しつけとはルール作りをすることだからです。トイレの場所、ハウスの場所、おやつの前のおすわり、これらは全て、わんちゃんとルール作りをきちんとしたからこそできることです。
なので、今回問題にしている、吠える・噛むに対してもしつけというルール作りをしてあげればいいのです。
成犬でも正しいしつけ方で吠える・噛むはやめられる
皆さん、わんちゃんが吠えたときや噛み付いたときは、どのようなしつけ方をしていますか? 「やめなさい」とわんちゃんより大きな声を出したり、お尻を叩いたりしていませんか? このような方法は、わんちゃんたちには全く効果がありませんのでやめましょう。
このように間違ったしつけ方で育ってきたわんちゃんでも、正しいしつけ方を身につけることで改善できるので、わんちゃんと一緒にあきらめずに頑張りましょう。
では、正しいしつけ方とは、どんな方法でしょうか? なぜ、わんちゃんが吠えたり、噛んだりするのか、その原因を知らないと解決できません。一つ一つの原因を、わんちゃんと一緒に改善していくことが大切です。
物音で吠える? 状況にあったしつけ方を
ここでは、私が一番悩んだ物音で吠えることに対してのしつけ方をご紹介します。ラテもマロンも、ドアが開く音や家のインターホン、私のくしゃみだったり、いろんな物音で吠えていました。
家のインターホン
家のインターホンに吠えてしまうわんちゃんは、多いのではないでしょうか。ラテとマロンは、インターホンが鳴るたびに吠えていて大変でした。なぜ、わんちゃんはインターホンの音で吠えてしまうのでしょうか。原因を見ていきましょう。
恐怖心や縄張り意識から吠える
インターホンが鳴ると、自分の知らない人が家に入ってくる。このようにわんちゃんが学習していたら、吠えてしまいます。わんちゃんは、自分の縄張りに知らない人が入ってくることを嫌います。また、とても怖い気持ちになってしまいます。だから、吠えるのです。
わんちゃんに守ってもらうのではなく、飼い主さんが守ってあげましょう!
喜びから吠える
今回はインターホンがなると、知っている人が来て喜んでしまう場合です。わんちゃんに、キャンキャン吠えて、しっぽをフリフリしながら飛びつかれるとすごく可愛くて嬉しいですよね。しかし、わんちゃんが苦手な方、毎回吠えられてイヤだなと感じる方もいるのではないでしょうか。
せっかく可愛いわんちゃんが、知人や友人に嫌われるのはイヤですよね。なので正しいしつけをして、インターホンで興奮しないようにしましょう。
なので可愛そうですが、無視をしましょう。この時、お客さんにも協力してもらい、わんちゃんが落ち着くまで無視をします。そして、落ち着いたらおやつなどのご褒美をあげて、静かにしていたらご褒美がもらえると学習させましょう。
生活音や外の音
くしゃみやドアを開ける音、家電製品などの生活音、雷や工事現場、花火などの外の音に反応して吠えるわんちゃんがいます。こういった場合は、自分の聞いたことのない音に怯えていたり、インターホンの時と同じように家族を守るために吠えていたりします。
ラテは、非常に大きな音が苦手で、いつも雷や花火のときは吠えていました。
では、ラテのような大きな音が苦手なわんちゃんには、どのようなしつけが効果的なのかご紹介します。
安心できる居場所を作る
私たち人間でも、嫌なことや不安な気持ちになると、お家や自分の部屋で落ち着きたいですよね。わんちゃんも同じです。怖いときや不安な気持ちの時は、自分の居場所に行きたい気持ちです。
なので、わんちゃんがいつでも安心できる場所として「クレート」を用意してあげましょう。クレート内でも怯えている場合は、布をかぶせてあげたり、おやつをあげたりすると良いでしょう。
嫌がる音に慣れさせる
わんちゃんは、普段から聞きなれた音には吠えないですよね。そこで、わんちゃんが反応して吠えた音を録音したりインターネット上で探して、いつでも聞けるようにします。苦手な音は、小さい音から徐々に聞かせて慣れさせてあげれば大丈夫です。
また、くしゃみやドアを開ける音、家電製品などの生活音に反応する場合は、普段からわんちゃんの近くで音を出してあげましょう。安全な音だと理解したら、わんちゃんも自然と吠えなくなります。
成犬の無駄吠えもしつけ教室で治せる
これまで紹介したことが、うまく行かなかったりした場合はプロに任せるのも手です。しかし、わんちゃんをしつけ教室に通わせても治らない場合があります。それは、飼い主さんも変わらないといけないからです。
わんちゃんはしつけ教室に通うことで、プロの方にしつけをしてもらい新しいルールを覚えてきます。しかし、家の中でのルールはどうでしょうか。家の中でのルールが以前と変わらなければ、わんちゃんもしつけ教室に通う前の状態に戻ってしまいます。
このような事態にならないためにも、飼い主さんもわんちゃんと一緒にしつけ教室で学ぶことが大事です。しつけ教室にいるドッグトレーナーの方は、わんちゃんの飼い方のプロなので、飼い主さんとわんちゃんそれぞれの個性に合わせたしつけの方法を教えてくれます。
ぜひ、飼い主さんもわんちゃんと一緒にしつけ教室に通い、家族みんなで成長して、わんちゃんとより良い生活を目指していきましょう。
犬用のしつけグッズ!
ここで紹介させていただく、しつけグッズについては、最後の手段だと考えてください。使用するグッズによっては、大変危険なものがあるからです。ですが、正しい使い方をすれば、どの商品も安全に使うことができるのでぜひご覧ください。
無駄吠え防止首輪
この首輪をつけると、バイブや音、電気ショックでわんちゃんを刺激して、吠えさせないようにするグッズです。わんちゃんが吠えたときに、刺激を与えることで即効性のあるしつけをすることができます。
また、こちらのグッズでは、電気ショックの機能を停止することができます。刺激を与える際は、バイブや音のみでもわんちゃんに十分な効果を発揮させることができるので、可愛いわんちゃんに、電気ショックを与えるのがイヤだなと感じる人にもおすすめです。
無駄吠え防止機器
こちらは、インターホンや来客時に吠えてしまうわんちゃんに、超音波を聞かせてしつけをするグッズです。この超音波は、人の耳には影響がなく、わんちゃんにとって嫌な音波を発射することで、即効性のあるしつけができます。しかし中には、全く効かなかったり慣れてしまう子もいるので注意が必要です。
サンダーシャツ
こちらのグッズは、わんちゃん用のシャツとなります。独自の設計で着ているわんちゃんが抱っこされているような圧力をかけて、安心感を与えてあげる商品になります。サイズもXXS、XS、S、M、L、XLと豊富に用意されていてたくさんのわんちゃんがご利用になれます。
この商品は、他のしつけグッズと違いわんちゃんに刺激を与えるのではなく、安心感を与える点がとてもおすすめできるポイントです。
まとめ
ここまで、成犬でもしつけをすることができるのか、どのような方法やグッズがあるのかを紹介させて頂きました。
- 問題行動には、正しいルール作りをしよう
- 成犬でも、あきらめなければしつけができる
- 音に敏感な子には、リーダートレーニングや音に慣れさせよう
- 飼い主も一緒にしつけ教室に行こう
- 最後の手段!しつけグッズを用意しよう
成犬のしつけは、わんちゃんが今まで学習してきたことを覆すことになるので、相当な時間と労力が必要です。ですが、わんちゃんに真剣に向き合っていく誠意を見せれば、わんちゃんは絶対に言うことを聞いてくれますので、あきらめずにしつけをしましょう。
わんちゃんとコミュニケーションを深めて、家族みんなでストレスのないよりよい生活にしましょう。