犬と過ごしている時間は、飼い主にとっては幸せな時間そのものと言えるでしょう。私も同じで、ラテとマロンの二匹と過ごす時間は、外での嫌な出来事をすぐに忘れてしまうほどです。
しかし、そんな幸せな時間もずっと続くわけではありません。私達人間は、生活をする上で仕事や用事を済ませるために、外に出なければいけません。そうなると、愛犬にはお留守番をお願いする必要があります。
ところが、いざお留守番をお願いしようと思うと、心配になりますよね。でも、大丈夫です。この記事に書いてあることを知ってもらえれば、その心配も最低限に抑えることができます。
この記事ではわんちゃんの気持ちを見ながら、それに見合った対策案を紹介していきます。わんちゃんに快適なお留守番生活を送ってもらうためにも、最後まで読んでみてくださいね。
犬はお留守番をどう感じている?犬の気持ちを見てみよう!

最初にわんちゃんがお留守番中に感じている気持ちを見てみましょう。これは、しつけでも同じなんですけど、わんちゃんの気持ちを知ることはとても大事になってきます。わんちゃんの気持ちを知ることで、どのように対策や改善をしていけば良いかが見えてきますよ。
「まだかな~」と首を長くして飼い主を待っている
飼い主があんまり長い時間留守にしていると、犬は「まだ帰ってこないのかな?」や「いつ帰ってくるんだろう?」と、不思議な気持ちや不安な気持ちを抱えています。
睡眠を取っている
犬は1日に平均12~15時間の睡眠を取ると言われています。犬は長い時間起きているイメージがありますが、人間以上に睡眠時間を取っているのです。


のんびり過ごしている
誰もいない時間だからこそ、まったり過ごすわんちゃんも多いと言われています。窓の外をじっくり眺めたり、普段とは違う場所で遊んでいたりすることがあります。



「お散歩に行きたいな~」と思っている
外を眺めて他の家のわんちゃんが散歩をしている様子を見たり、退屈になったりすると散歩に行きたい気持ちが強くなります。散歩はわんちゃんにとって1日のメインイベントなので、散歩に連れて行った際は臭いを嗅がせたり、存分に歩かせたりして思いっきり楽しませましょう。
「お腹が空いたな…」とエサを待っている
長時間お留守番をしているとわんちゃんは、お腹を空かせてしまいます。犬は胃液が多く分泌する動物なので、空腹時間が長いと胃液を嘔吐してしまいます。10時間以上は、食事の間隔が空かないようにしましょう。
飼い主がいなくなってしまうことで不安やストレスを感じてしまう
普段飼い主と長い時間過ごしているわんちゃんは、飼い主がいなくなってしまうと強い不安に襲われてしまいます。強い不安はストレスへとつながってしまい、自傷行為や長時間に渡って吠え続けてしまうと言われています。
この状態のわんちゃんは分離不安症の可能性が高く、しつけも踏まえて改善していく必要があります。詳しい改善方法については、また後ほど説明いたします。
犬が快適にお留守番できるようになるための対策案を見てみよう!

このように、わんちゃんがお留守番中に何を思っているかが分かりましたね。のんびりしていたり、寝ていたりと、安らぎの時間を過ごしているわんちゃんも多いです。
しかし、お留守番中にお腹を空かせたりストレスを感じていたりするようでは、わんちゃんが快適にお留守番をしているとは思えませんよね。
この項目では、わんちゃんに少しでもお留守番を快適に過ごしてもらうための対策案を説明していきます。状況別に見ていきましょう。
正しいしつけで分離不安症を克服してお留守番できるようにしよう!
先ほど少し触れた分離不安症ですが、これはわんちゃんが飼い主さんと離れてしまうことで強い不安やストレスを感じてしまう症状になります。
分離不安症の症状がどういうものかを見てみましょう。よくみられる症状と症状が酷い例で見ていきましょう。
- 数時間以上に渡って吠え続ける。
- 家の中(ケージやサークルを含める)で動き続けて暴れ回る。
- 足や尻尾を噛むなどの自傷行為を繰り返す。
- 普段は排泄をしない場所で排泄をしてしまうことがある。
今度は症状が酷い例を見ていきましょう。
- 7~8時間吠え続けて声が枯れてしまう。
- 暴れて家の壁に穴を開けたり、ソファーや座布団などをボロボロにしたりする。
- 家の中で暴れすぎて鼻先や顔周りをぶつけたり、爪が剥がれたりして流血してしまう。
- 毛が抜け落ちて皮膚も破れ、肉が見えてしまうぐらいに前足を舐めたり噛んだりする。
以上が例になりますが、分離不安症は放置しておくとわんちゃんの傷を深めてしまいます。大事なわんちゃんに元気で居てもらうためにも、正しいしつけを行って克服していきましょう。


分離不安症の克服方法
分離不安症を克服するには、わんちゃんに1人で居る時間に慣れてもらうことが大事になってきます。また、分離不安症の克服は、留守番を成功させるためのしつけにもなります。他にもトイレの失敗や吠え続けるのを防止することもできます。
ストレス解消に!おもちゃを与えて退屈な時間を乗り過ごそう!
わんちゃんでもずっと家の中にいると退屈だと感じてしまいます。しかも、退屈はまた別の意味でストレスが溜まってしまうんですよね。
退屈な時間を少しでも減らすために、わんちゃんが留守番中でも楽しむことができるおもちゃを紹介させて頂きます。
エサやおやつを取り出すのに夢中にさせてしまうコング
画像をクリックすると拡大します。
引用:Amazon
チキンペースト味、レバー味、ミルククッキー味、ピーナッツバター味と色々な種類がありますね。

- 犬によっては、食物アレルギーを起こす可能性があります。獣医師さんと相談してから使用するようにしましょう。
- 開封したら早めに使い切ってください。
- 最初は少量で与えるようにしましょう。
アレルギーの心配が無いようでしたら、色々な味でわんちゃんを楽しませてあげてください。
チキン味ペーストは、こちらのリンクより商品ページに飛ぶことができます。→チキン味ペースト
レバー味ペーストは、こちらのリンクより商品ページに飛ぶことができます。→レバー味ペースト
ミルククッキー味ペーストは、こちらのリンクより商品ページに飛ぶことができます。→ミルククッキー味ペースト
ピーナッツバター味ペーストは、こちらのリンクより商品ページに飛ぶことができます。→ピーナッツバター味
ペット用おもちゃ RINGJ
Nylabone ナイラボーン ウィッシュボーン
カメラの設置で外からおやつをプレゼントしよう!
飼い主さんの中には、外にいてもわんちゃんの様子が見れるように、家の中にペットカメラを設置している方もいます。
このペットカメラなんですけど、スマホの遠隔操作でおやつを与えられるタイプもあるのです。現在我が家でも愛用している商品なので、この記事を読んでいるあなたにも紹介します。
おやつが飛び出す!?Furbo ドッグカメラ


他にも画質の良さやスマホから飼い主さんの声を送ることができるなど、充実な機能が整っております。
私も外出中に、愛犬達とコミュニケーションが取れるなんて思ってもいなかったので、この商品と出会えて本当に良かったと思っております。
わんちゃんの好きな音楽を流してみよう!
人間が癒される音楽があるように、犬にも癒される音楽があると言われています。分離不安症の記事でも紹介したのですが、こちらの記事にも載せておきますね。
また、動画サイト以外に商品として売っているものもありますので、紹介いたしますね。
犬から訊いた「お留守番のストレスがやわらぐ」CDブック
テレビを付けておくのもいい
テレビの映像を見せることで、楽しい雰囲気をわんちゃんにも伝えることができます。これによって、わんちゃんは安心することができます。
しかし、テレビの内容によっては不安に感じたり、気になる映像を見てしまうと興奮したりして、吠えてしまう可能性があります。最悪の場合、テレビに攻撃してしまう恐れもあります。


一緒に過ごしているときに、テレビに対して強い反応を見せるようであれば、留守番中にテレビを付けておくのは避けたほうが良いでしょう。
犬をお留守番させるときの注意点

犬をお留守番させるときに、注意してもらうべきことがいくつかあります。命の危険につながる恐れもありますので、頭に入れておきましょう。
部屋の中は片付けておく
部屋が散らかっていると、わんちゃんが部屋に置いてある物を口に加えたり飲み込んだりしてしまう恐れがあります。誤飲を避けるためにも、犬の届かない場所に置いておく必要があります。
電源コードによる感電が起きないように予防対策をしておく
わんちゃんの中には、電源コードをおもちゃと勘違いして噛み付いてしまうことがあります。電気コードの絶縁ゴムを噛みちぎって感電してしまう事故もあると言われています。
このような事故が起きないためにも、予防対策をしておく必要があります。
- カーペットの下をはわせる。
- 家具の裏にはわせる。
- カバーを付ける。
- 壁に沿って貼り付ける。
犬が感電してしまったときの対処法
もし、わんちゃんが感電してしまったときの対処法の手順も載せておきます。
- 犬が感電したらまずは、すぐにブレーカーを落としてください。間違えても犬やコードに触れてはいけません。飼い主さんも感電してしまう恐れがあります。
- ブレーカーを落としたら、コードをコンセントから引き抜きましょう。
- このとき、まだ電気が放電せずにそこに帯電している可能性があります。犬を横向きにする際には、ゴム手袋やプラスチックの製品など、電気が通らない絶縁素材のものを使用しましょう。
- その後、ゆっくりと犬の口を開いて、舌を出し呼吸を確保し、鼻と口に手をかざし呼吸を、胸に手を当て心拍の確認をします。そして、急いで動物病院に連れて行ってあげましょう。
焦らず冷静に対処することが大事ですね。


室内の温度管理には気を付ける
夏場や冬場は特に要注意です。夏であれば熱中症、冬であれば体が冷えてしまいます。
冬は毛布や湯たんぽなど、体を温められるものを用意してあげましょう。
夏は気温が上がる12時~15時を目処にタイマーを設定したり、飲み水を多めに用意したりして脱水症状が起きないようにします。また、ペット用のクールマットを使って暑さ対策をすることもできます。
まとめ
最後に、今回お話したポイントをもう一度おさらいしておきます。
- 犬が留守番時にどう思っているかを理解することで、対策案が見えてくる。
- 犬が快適にお留守番をするための対策案を知っておこう。
- 犬をお留守番させるときは、部屋の片付け、電気コードによる感電の予防、室内の温度管理に気を付けよう。
わんちゃんによっては、しつけを行う必要がある子もいれば、おもちゃを与えるだけで大丈夫な子もいます。わんちゃんの様子を見ながら、正しい方法で対応してあげるようにしましょう。わんちゃんが留守番中であっても快適に過ごすことができれば、飼い主さんも安心して外出できますね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。