愛犬もきっと寂しいはず!! お留守番させる時の限界は何時間?

愛犬と暮らすようになると「いつも一緒にいられたらいいのに! 」「留守番させるなんて心配! 」と一度は思ったことはないでしょうか。

一人暮らしや、共働きで、どうしても長時間わんちゃんを留守番させなければいけない時がありますよね。

私もラテを迎え入れたばかりの時は「今、何してるんだろう」「一人で寂しくないかなぁ」と心配し、後にマロンを迎え入れた時も「仲良くしているかなぁ」「いたずらしていないかなぁ」と心配ばかりしていました。

この記事を読んでいる飼い主さんも、きっと同じ気持ちになったことがあると思います。

しかし、心配はいりません。少しずつでも、きちんと練習を重ねれば、長時間でも留守番できるようになりますよ。

今回は、わんちゃんが長時間留守番をする時の時間や、留守番中のストレスを軽減できる方法を調べてみました。

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犬の留守番は何時間までが限界?

わんちゃんだって、飼い主さんと離れている時は寂しいと思います。元々、わんちゃんは群れで行動する生き物なので、ひとりぼっちになるとストレスにつながってしまうことがあります。

できる限り、留守番の時間が短くなるようにすることが理想的ですが、現実的に難しいというケースがほとんどだと思います。まずは、留守番の限界時間を考慮して、練習をしてみましょう。

留守番の限界時間とは?

では、留守番の限界時間は何時間なのでしょうか。わんちゃんの性格や生活環境によりますが、ごはんやトイレの時間を考えて、長くても12時間が限界時間でしょう。

限界時間には個体差があり、5分も留守番できない子もいれば、12時間以上でも平気な子もいるので、明確な基準はありません。わんちゃんの留守番の限界時間は、精神的な負担を考えて判断してあげることが大切ですね。

長時間の留守番になる場合は、留守番前に散歩に連れて行き、たくさん遊んであげるようにしてください。そうすることで、適度に疲れ、心が満たされるので、留守番の間は退屈せずに寝て過ごすことができますよ。

お留守番は寂しいのよ。
できる限りさせないようにしないとね。

留守番のストレスで起こる問題行動

留守番のストレスで様々な問題行動を引き起こすことがあります。例としていくつか上げてみます。

問題行動
  • 無駄吠え・遠吠えをする
  • トイレの失敗・食糞
  • 物を破壊する
  • 噛み癖がつく

症状が悪化すると安分離症」を引き起こしてしまう恐れがあるので、注意が必要ですね。

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不安分離症については、こちらの記事にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。

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留守番の練習をする

多くのわんちゃんは、初めから長時間の留守番ができるわけではありません。留守番に対応できるように、しつけをすることで、きちんとできるようになりますよ。

ポイントは「飼い主さんは必ず帰ってくる」ということを覚えてもらうことです。練習方法として、最初は5秒からでも、わんちゃんから見えない場所へ出て行きます。

吠えたりせずに、おとなしく待っていることができたら、おやつをあげたり褒めてあげてください。それから徐々に離れる時間を、1分、5分、10分、15分と少しずつ延ばしていきます。

延ばしていく段階で、おとなしく待っていることができなくなったら、一つ前の段階へ戻っても大丈夫です。これを繰り返すことで、次第に留守番に慣れていくようになりますよ。

出かける挨拶は無用

出かける時に声をかけないなんて、冷たい飼い主だと思われるかも知れませんが、わんちゃんのために必要なことなのです。

あえて声をかけなければ「家に誰もいない状態」が、特別なことだと感じなくなり、長時間でも留守番が平気な子になります。

日頃から信頼関係(主従関係)を築けていれば「飼い主さんが帰ってこないかも」なんて不安を抱くことはありませんよ。

帰宅後もすぐに構わない

帰ってきた時も、わんちゃんが喜びアピールをしていることがあると思いますが、すぐに声をかけずに落ち着くまで無視をしてください。

なぜなら、飼い主さんがそばにいる時と、いない時のギャップを感じて「留守番なんてしたくない! 」という気持ちを、わんちゃんに植え付けてしまい、悪循環が生まれてしまうからです。

帰ってきた時くらい良いじゃないかと思うかも知れませんが、留守番を嫌いにならないために、わんちゃんの気持ちと行動を理解してあげてくださいね。

迎え入れた直後は留守番をさせない

わんちゃんを迎え入れてから、すぐに8~10時間以上の留守番は避けましょう。慣れない環境下で、いきなり長時間の留守番をさせてしまうと、不安からくるストレスで体調を崩してしまう可能性があります。

どうしても留守番が必要な場合は、ペットホテルや、ペットシッターさんにお願いしてみてくださいね。

注意

わんちゃんが病気や怪我をしていたり、老犬の場合は、長時間留守番をさせないように気をつけましょう。

長時間留守番をさせなければいけない時は、ペットホテルに預けた方が安心ですよ。 

 

留守番がダメなら犬の幼稚園?!

最近では「犬の幼稚園」や「犬の保育園」という施設があるんですね。各所で名称は多少違いますが、大体同じサービスを提供しています。

人間が通う幼稚園等と仕組みは同じで、朝から登園して、他のわんちゃん達と遊んだり、みんなで一緒にごはんを食べたり、昼寝をしたり、トレーニングもしてくれる施設です。

中には送迎をしてくれる施設もあるので、朝の登園時間に預けたり、夕方に迎えに行けない飼い主さんも利用しやすいですね。

こういう便利な施設もあるみたいだよ。
幼稚園?みんなと一緒で楽しそうだね♪

利用するメリットは?

一番のメリットは「一人で寂しい思いをさせなくて良い」ということが大きいですね。たくさんのわんちゃんが集まっている場所にいた方が、ストレスを感じることが少なくなるでしょう。

専門のトレーナーさんがお世話をしてくれるので、安心して預けることができますよ。

サービスの内容は?

施設によってサービスは異なりますが、基本的なサービスとして下記のようなものがあります。

基本的なサービス
  • 集団生活の中での他のわんちゃんとの接し方や遊び方のしつけ
  • 「おすわり」「お手」「トイレ習慣」などのしつけ
  • 歯磨きやブラッシングをして健康管理をする

しつけの時間が取れない飼い主さんの代わりに、しつけをしてくれますし、社会性が身に付くので、無駄吠えや噛み癖など問題行動でのトラブルを防止することができますね

気になる料金は?

これらの施設を検討するに当たって、気になるのは料金ですよね。施設によってコース内容や料金は様々ですが、平均相場は1日当たり約5,000円と言われています。

小型犬・中型犬・大型犬など、わんちゃんの大きさによっても料金が異なる場合が多いですが、回数券や月の契約で少しお得な料金になる施設もあるので、利用を考えている飼い主さんは、是非確認してみてください。

 

犬がクレートで留守番できる時間は?

クレートでの留守番ですが、クレートのみでの留守番の時間は1~2時間であれば問題はありません。それ以上長い時間になるようだったら、クレートのみだとトイレを我慢したり、水を飲むことができなくなるので、サークルやケージに入れ、トイレや水、おもちゃを用意してあげましょう。

お部屋のスペースに余裕があれば、大きめのサークルやケージの中にクレートとトイレを用意する方法もあります。日常生活で使用していれば、安心できる場所と認識して、留守番にストレスを感じにくくなりますよ。

クレートトレーニングをしよう

クレートはサークルやケージよりは狭いですが、わんちゃんは先祖が巣穴で生活していた名残で、狭くて暗い場所の方が安心します。

クレートを安心できる場所だと認識してもらうためにも、クレートトレーニングをおすすめします。

普段からクレートに慣れておくことで、公共の乗り物乗る時や、災害の避難時などに入れてもストレスを感じることが少なくなりますよ。

こちらの動画は、クレートでの留守番に慣れさせるトレーニング方法を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

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おすすめのクレートは、こちらの記事で紹介していますので是非参考にしてみてください。

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サークルやケージの中にクレートを入れる例

サークル・ケージとクレートを併用した、わんちゃん専用のスペースを設ける例をご紹介します。

画像をクリックすると拡大します。

引用:RoomClip

こちらは、クレートに布をかけてあって巣穴感が増しているので、わんちゃんが安心して過ごせる空間ができていますね。

おしゃれでかわいいわね!

画像をクリックすると拡大します。

引用:RoomClip

こちらは、サークルのスペースが空いているので、わんちゃんが動き回ることもできますね。

サークルのスペースで遊べるね!

上記のサークルはこちらで購入することができるので、検討してみてくださいね。

おもちゃを与える時の注意点

わんちゃんが夢中で遊んでいると、思った以上に噛む力が強くなり、軟弱すぎるおもちゃだと簡単に壊れてしまうことがあります。小さな部品や、壊れた破片などを誤って飲み込んでしまう事故になりかねません。

逆に、あまりにも硬すぎるおもちゃは、わんちゃんの歯を痛めてしまう原因になってしまいます。

おもちゃをくわえたり噛んだりしながら遊ぶので、万が一、食べてしまったとしても安心なもの有害な塗料や物質や含まれていないおもちゃを選んであげましょう。

大型犬に小型犬用のおもちゃを与えると、サイズが小さくて丸ごと飲み込んでしまう恐れがあるので、わんちゃんの体型に合ったサイズを選ぶことも忘れずにしてくださいね。

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まとめ

ここまで、わんちゃんの留守番の限界時間や、ストレス軽減方法をご紹介してきましたが、まとめていきたいと思います。

  • 留守番の限界時間は12時間まで
  • まずは留守番の練習を始める
  • 犬の幼稚園や保育園を検討してみる
  • クレートのみでの留守番は1~2時間まで
  • クレートとサークル・ケージを併用してみる

「何時間までなら留守番に耐えられる」という時間は、わんちゃんの犬種や性格によって大きく変わってきますが、長時間一人で過ごすことがストレスになり、体調を崩してしまうことがあります。

少しでもわんちゃんがストレスを感じなくなるように、日頃から信頼関係を築いて、快適に留守番できる環境を整えてあげましょう。

飼い主さんの都合を押しつけるだけではなく、第一にわんちゃんの気持ちを考えて、留守番をさせるようにしてあげてくださいね。

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