毎日の愛犬のご飯にカリカリ(ドライフード)をあげている飼い主さんは多いですよね! でも、「わんちゃんがカリカリを食べてくれない・・・。」「食いつき悪くて・・・。」と悩んでいる飼い主さんも多いと思います。
私の愛犬マロンとラテは今はしっかり食べてくれますが、あまり食べてくれない時期があったんです。主食のカリカリを食べてくれないってどこか悪いの? ガリガリに痩せたらどうしよう。といろいろ考えて心配ですよね。
わんちゃんが食べないのは食べたくない、食べれない理由があります! 今回はわんちゃんのカリカリを食べない心理や原因についてお話ししますので改善のお役に立てたらと思います。
カリカリを食べてくれない! 理由は何?
カリカリ(ドライフード)は犬種、年齢に合せてたくさんの種類が販売されていますよね! 今は高品質のドライフードが増えていますし、わんちゃんに必要な栄養素がバランスよく詰まっているので、ご飯はカリカリだけ与えていれば犬の健康促進できると言われています。
他にも顎の強化に役立ったり、ウエットタイプのフードに比べ歯につきにくいので歯垢ケアにもいい! 飼い主にとっても保存がきき、手間もかからず、価格的にもコスパも良いので食べてほしいと思いますよね。
わんちゃんはなぜカリカリを食べないのか・・・。それはいろいろな理由があります。わんちゃんの様子をみてチェックしてみてください。
わんちゃんの体調は??
元気はありますか? 下痢や嘔吐などありませんか? 人もですが胃腸の調子など体調が悪いとき、食欲がなくなってしまいますよね! 暑い時期は夏バテしているなどの理由で食べれない可能性があります。
元気がない場合はいろいろな原因が考えられます。食べれていない日が続いているのなら自己判断せず動物病院に連れて行ってくださいね。
ストレスは溜まってない??
わんちゃんはとってもナイーブな動物です。不安がったり、ストレスが溜まっている様子はありませんか?
〈例〉わんちゃんだけでのお留守番が多い。臆病な子だと近所で工事をしていて大きな音を怖がっている。などなど意外な事でストレスを溜めてしまうのです。
遊んであげたり、いつもと違う所へお散歩に連れて行ってみたりして一緒にストレスを発散してみてください。お散歩しながらカリカリを少しずつ与えてみると食べるようですよ!
年はいくつですか??
子犬・老犬ではありませんか?
- 生後4ヶ月過ぎた子犬の場合は、歯が生え変わるのに乳歯グラグラして、または歯が抜けて上手く食べれないことがあります。歯が安定するまでは丸飲みしないように軽くふやかして、様子をみながらカリカリに変えていくと安心です。
- 老犬(約7歳頃から老化していく)の場合は、消化器官が弱っていて胃の負担になっている。若い頃と比べてあまりエネルギーを必要としなくなるので、食べる量が少なくなっているのかもしれません。
老犬の場合は少量しか食べれないので、少量でも栄養素がとれて消化に優しいシニア用、老犬用を選ぶ必要があります。
季節的なもので(恋の季節)
発情期で食欲が減少するなどあります。ご飯より本能が勝つので優先順位が変わってしまうんですね! 恋に夢中なのです。
発情期は2週間ほどで終わればまた食欲も元に戻ります。年に2回あるので心配であれば去勢や避妊をするのも一つの案です。
おいしいおやつを与えてる?
普段から味の濃いおやつをあげていませんか? 食べないときは別の食べ物をあげていませんか?
賢いわんちゃんは、カリカリを食べなくても、もっとおいしい食べ物を貰えるからいらない! て思っている可能性があります。
当てはまるものがありましたか? わんちゃんの体調不良だったり、ワガママだったり、食べなくなる理由はさまざまです。わんちゃんがSOSを出しているのかもしれないのです。
理由にかかわらずご飯を食べない日が続くのならば行きつけの動物病院の先生に相談してみてくださいね。
カリカリが嫌い? 飽きた? 原因はわんちゃんの舌にあった!?
もちろんわんちゃんも牛肉が好きだったり、鶏肉が好きだったりそれぞれ好みはありますよね。実はカリカリは食欲を増進させるためのフレーバーや着色料が使われているものもあるので、その特有の匂いが嫌! と思っているわんちゃんもいるはずです。
無添加のカリカリもいっぱい種類があります!! 好みの素材のものに変えてみると食べるわんちゃんもいますよ。
基本的にわんちゃんは、冷たいものより温かいものを好み、乾燥したものより半生を好むそうです。狩をしていた野生の本能が残っているからなのかもしれません。
でも、ウエットタイプやおやつは普通に食べるのに、カリカリは最初だけ食べてすぐ食べなくなるわんちゃんは、グルメさんになっているのかも・・・。
ん? でも、どうしてカリカリを食べなくなってしまうんですか??
匂い→食感→味→見た目の順で食べ物を判断しているから、濃い味付けのおやつや人間の食べ物を食べると味覚が刺激されて「おいしい!」て思うんだ。そして、犬用に味付けされたドライフードを薄く感じて食べなくなるんだよね~。
ふやかすと食べる? 愛犬がカリカリを食べなくなった時の対策!
健康なわんちゃんがご飯を食べない時のほとんどの理由は、人間の食べ物を食べたり、おいしいおやつを食べて「カリカリよりもっとおいしい食べ物が食べたい」という理由です。
私も愛犬のおいしそうな顔を見るのは嬉しいし幸せです。食べたい物をあげたい気持ちはありますが、それでもわんちゃんにとってカリカリは栄養バランスが優れていて、健康のためにも食べさせるべき主食なのです。
カリカリを食べなくなったわんちゃんに食べさせるための対策はどんなことができるでしょうか。
ドライフードはふやかすといい!
カリカリはレンジで温めるか、白湯(ぬるま湯)でふやかすことで匂いが強くなります。わんちゃんが水分の多いもの、温かい食べ物を好むのもありますが、味覚よりも嗅覚が優れているので匂いを強めることで関心を持ちます。
ただ、やわらかいご飯ばかりだと顎が弱ってしまうので、徐々に硬めにしていくといいと思います。
温度は人肌くらいで与え、ふやかした水分は栄養素が溶け出しているので捨てないでくださいね。
カリカリにトッピングをする!
わんちゃんの好むようなささみや羊肉などをカリカリに混ぜてあげてください。最初はトッピングだけを食べようとする子もいると思います。匂いが全体になじむようなものがいいかもしれませんね。
食べるようになったら少しづつトッピングの量を減らしていくとカリカリだけでも食べるようになります。
今は市販でも良いトッピングは販売されています。
国産、無添加で安心なささみ削りふりかけです! ふりかけタイプで、トッピングだけ食べた! なんてことも回避できそうなので、参考までにひとつご紹介します。
- ご飯、おやつを与える時間をしっかり決める。
- 食べなくてもご飯を置いたままにしないで、時間を決めて片付ける。
- お腹空いてるだろうと別の食べ物やおやつを与えない。
ご飯を食べなくてもおいしいおやつをもらえると学習してしまったわんちゃんには可哀想に感じますが、飼い主さんとわんちゃんの根気比べになります。
おやつは絶対あげたらダメ! というわけではありません。あげたいと思う飼い主さんもいると思います。手作りで素材の味で調理するレシピもたくさんありますし、市販でも無添加で余計な味付けがされてないおやつもあります。
わんちゃんは賢いので、今食べないと別のご飯も貰えないと学習します。カリカリを主食と習慣つけることが大事なのです。わんちゃんの健康のために頑張りどころです!! ご飯にも主導権を握らないといけないんですね。
まとめ
「カリカリ(ドライフード)を食べない理由や原因」についてお話しました。
- カリカリを食べない原因は体調不良、ストレス、子犬や老犬だから、発情期、ワガママといろいろな理由。
- 犬の舌は人間の味覚の5分の1。濃い食べ物を食べるとカリカリの味が薄く感じる。
- 時間を決めてカリカリを食べてくれないときは下げる。食べないからと他の食べ物を与えない。
理由が分かっていても食べてくれないのは心配だと思います。でも、理由が分かれば対策ができます。しっかりご飯を食べさせての量を管理していれば、病気のSOSにも早めに気がつくこともできます。
私はおやつもあげたい派です。ただ人間と違うわんちゃんの味覚などは想像つきませんよね。想像つかないからこそ、人間の感覚での食べ物の与え方や味付けは、飼い主である私達がわんちゃんの健康のために気をつけるべき大事なことなのだと思います。
カリカリはわんちゃんが健康に生きていくための栄養バランスの良いご飯なので、カリカリ主食の習慣をつけるためにも、このお話がお役に立てたら嬉しいです!