愛犬のこと理解してる?犬がおもちゃでアピールする心理とは?

私はラテとマロンを飼い始めてから、たくさんの時間を2人と過ごして来ました。しつけの一環で、厳しくしてしまったことや勿論、2人と一緒にいる時間を大切にしているので、思いっきり2人と遊んでコミュニケーションを取って信頼関係を築いたりしてきたので、私はラテとマロンのことを理解していると少し自信を持っていました。

でも、たまに「あの時は、どういう気持ちだったんだろう?」、「何を思っていたのだろう?」と分からなかったり、不安に思う時もありました。「ラテとマロンとも、お喋りしていつでも意思疎通出来たら、どんなに嬉しいか、どんなに楽しいか。」と思うこともあります。

実際、愛犬とお喋りしてコミュニケーションがとれないので、きちんと理解出来ているのか不安になったり、ストレスが溜まるということはありませんか。

「きちんと愛犬の気持ちを理解したい。」、「もう少し愛犬と通じ合いたい。意思疎通したい。」など、願う飼い主さんも多いのではないでしょうか。私も、もっと「ラテとマロンをきちんと理解したい、意思疎通したい」と思い、私なりにですが、色々と調べてみました。

そこで今回は、もっと愛犬を理解出来る!?愛犬の行動に隠された愛犬がおもちゃを使ってとる行動の心理について、そしてその注意点や対処法などもあわせてご紹介したいと思います。

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犬がおもちゃを飼い主に持ってくる時の心理とは?

うちのラテとマロンは帰ってきた時、たまに、おもちゃを持って来て「遊んでアピール」をするんです。

私も帰ってきたばかりでやることがあるものの、ついその姿が、可愛くてつい一緒に遊んでしまうんです。 この何気無い行動には、「遊んで欲しい」という理由の他に2つの心理があるんです。

飼い主さんのことが大好きで認めている

1つ目の理由は、飼い主さんのことが大好きだからです。飼い主さんのことが、大切で大好きな存在だから、自分が大切にしているおもちゃを「あなたにならあげるね。」という気持ちや「一緒にこのおもちゃで遊ぼう!!」と共有したい気持ちで持って来るのです。

対処法は?

愛犬に「大好き」とアピールされたり、「信頼される」のは、飼い主としてとっても嬉しいですよね。なので、愛犬にとったら飼い主さんが大好きという気持ちを込めての行動なので、時間が許す限り、愛犬と思いっきり遊んでコミュニケーションを取りましょう。より愛犬と信頼関係を強く出来ますよ。

飼い主さんにもっと自分のことを見て欲しい

2つ目は、飼い主さんに「もっと僕のことみて!!」という気持ちで持って来るのです。この場合も、少し寂しい気持ちにさせていたり、遊び足りない時などに、「もっと僕を見てアピール」をするんです。

そして、わんちゃんは飼い主さんの気持ちにとっても敏感です。ぼーっと何気無く愛犬の頭をなでたり、遊んだりしていると、「ちゃんと僕のこと見てない。」と察知して、飼い主さんの気を引こうとするのです。

 注意点とは?

毎回、「僕を見てよ!!」とおもちゃを持って来たからといって、忙しい時も無理をして遊ぶ必要はありません。飼い主さんが無理をしてでも遊んであげたら、忙しい時も「おもちゃを持っていけば、遊んでくれる」と勘違いをしてしまうからです。

忙しい時などは、可哀想な気持ちもありますが、無視をして諦めさせましょう。そうすることで、「構ってもらえない時もある」と学習するので、しつけにもなります。そして、ゆっくり遊べる時間が出来たら、思いっきり遊んであげましょう。

 

犬がおもちゃを押し付けて来るのってどうして?

みなさんのおうちの愛犬は、おもちゃを押し付けて来るということはありませんか。何でいつもおもちゃを押し付けて来るんだろう?と思っていた飼い主さんもいるのではないでしょうか。その理由をお話ししますね。

飼い主さんへの遊んでアピール

この場合は、ただ単純に「これで一緒に遊ぼう!」や「ねぇ、構ってよ!」などという気持ちから、自分の好きなおもちゃを押し付けて「遊んでアピール」をしているのです。

愛犬がおもちゃを押し付けて来た時は、「遊んでアピール」をしているので、もし飼い主さんに遊ぶ時間があるようなら、思いっきり遊んでコミュニケーションを取りましょう。

注意点とは?

やはり、この場合も忙しいのに無理をして、愛犬と遊んだりするのではなく、時間がある場合に限って、愛犬の「遊んでアピール」に応えるようにしましょう。

 

犬がおもちゃをくわえて鳴く理由とは?

「愛犬が、おもちゃやぬいぐるみをくわえて鳴いているから心配。」という飼い主さんもいるのではないでしょうか。その理由は、意外な理由かもしれません。

偽妊娠の症状

1つ目の理由は偽妊娠。偽妊娠とは、女の子のわんちゃんに多い症状なのですが、避妊手術を行っていない、そしてヒート(生理)の際に交配をしなかった場合にホルモンバランスの変化でなる症状の1つなんです。

そして、おもちゃやぬいぐるみをくわえて鳴いている理由は、おもちゃやぬいぐるみを我が子だと勘違いをしていて、飼い主さんに「私の子が動かないの。」、「全然、鳴かないし、どうすればいいの?」と助けを求めているのです。

うちのラテは、そういうことが無かったので、こういうことがあるんだと、正直驚きました。そして何だか切ない気持ちにもなりますよね。

注意点とは?

ヒート(生理)から2~3か月位経って、ホルモンバランスが落ち着いて来たら、症状も無くなって来ますが、またヒート(生理)の際に同じような症状になって繰り返してしまう場合もありますので、気を付けてあげることが大切になります。

また、子宮蓄膿症という病気で、同じような症状を引き起こすこともありますし、何よりも、愛犬の体にも負担が掛かってしまうことなので、「症状を繰り返しているから心配。」という飼い主さんは1度、獣医さんにご相談されることをおすすめします。

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イライラしていて心が不安定な状態

2つ目は、私たち人間も、何かうまく行かなくてイライラしたり、機嫌が悪い時もありますよね。わんちゃんにも、私たちと同じように、イライラしたり、ご機嫌斜めの時もあるんです。

何がきっかけかは様々ですが、なかなか飼い主さんが忙しくて、遊んでもらえていない時、あるいは遊び足りない時などにそれを不満に思っていたり、ストレスを感じている場合などに、おもちゃをくわえて鳴いていたり、反抗的な態度をとって来ます。

注意点とは?

愛犬がご機嫌斜めと分かったからといって、むやみに「相手をしょう。」、「遊んであげよう。」としてはNGです。愛犬は、ご機嫌斜めなのですから逆効果になってしまう場合もあるからです。

愛犬の様子を見ながら、飼い主さんもおもちゃで、愛犬を惹き付けてみましょう。もし、反抗的な態度をとられたら、しつこくせずに、その時は諦めることが必要になって来ます。

その状態を繰り返すことで、次第に愛犬がおもちゃをやり取りしてくれたり、ご機嫌も良くなって来ますので、そしたら、思いっきり遊んであげて下さいね。

 

犬がおもちゃで遊びながら唸る時の心理は?

大好きなおもちゃで遊んでいる時、突然愛犬がそのおもちゃに向かって唸り始めたりしたことはないでしょうか。飼い主さんにとったら「あれ?楽しそうだったのに、どうしたんだろう?」と心配になる方もいますよね。そこには2つの理由があるんです。

テンションが上がって心から楽しい!!

1つ目の理由は、私たち人間も、すごく楽しかったり、嬉しい時には、大きい声で喋ったり、笑ったりしますよね。

それと同じで愛犬が遊んでいるおもちゃに向かって唸り始めた時は、すごくテンションが上がっていて、「すごく楽しい!!」と心の底から感じているからなんです。そう感じているからこそ、遊んでいるおもちゃに唸るという行動に繋がるのです。

「僕のおもちゃだ!!」という独占欲の表れ

2つ目の理由は、お気に入りのおもちゃで遊んでいる場合、誰にも取られたくない」、「このおもちゃは僕のおもちゃだ!!」と独占したい気持ちから、おもちゃに向かって唸ることがあるのです。

注意点とは?

どちらの場合も、すごくテンションが上がっていたり、興奮している状態ですので、周りが見えなくなっていることもあります。取られたくない一心で、一緒に遊んでいたわんちゃんや飼い主さんを噛んでしまうこともあり、力がが強ければケガや愛犬がくわえているおもちゃを誤って飲み込んでしまう可能性もあります。

また、一緒に遊んでいたわんちゃんとケンカになったりする場合もあるので、そうならない為にも、すごく興奮してると感じた時は、無理にでも愛犬とおもちゃを離して冷静になる時間を作り、愛犬を落ち着かせましょう。

飼い主さんやいつも一緒に遊ぶわんちゃんときちんと信頼関係を築けていれば、大事にはなりにくいですが、万が一のことを考えて、遊んでいる時には、興奮し過ぎていないか気を付けて見ててあげましょう。

 

犬がおもちゃを離さない時の気持ち

「さぁ、もう遊ぶ時間は終わり。」と飼い主さんが、おもちゃを片付けたり、帰る素振りを見せると、かをアピールするように、「おもちゃをくわえたまま離してくれない」、「そのおもちゃだけ渡してくれない」ということはありませんか。その場合は2つの意味があるんです。

飼い主さんともうちょっとだけ遊びたい!!

1つ目は、「もうちょっと遊んでいたい。」、「遊び足りない」という場合に、好きなおもちゃを離さないということがあります。

好きなおもちゃを離さず持っていることで、「もうちょっと遊ぼう。」と飼い主さんへアピールしているのです。

注意点とは?

「もうちょっと遊ぼうアピール」をしたからといって、毎回愛犬の要求に応じる必要はありません。しつけの一環として飼い主さんが忙しい時などは「もう遊ぶ時間は終わりだよ。」と教える必要があるからです。

きちんとメリハリをつけて遊ぶことを学ばせるきっかけにもなりますし、遊ぶ時間は思いっきり遊ばせて、「遊ぶ時間」、「帰る時間」をはっきりさせましょう。

主従関係が分からず、主導権は自分が握っていると思っている

2つ目の理由は、きちんと信頼関係が築けていなかったり、主従関係が分からず自分に主導権があると思っているわんちゃんに多い行動になります。

小犬の頃やしつけを行うタイミングで、うまく信頼関係や主従関係を理解させることが出来ずにいた場合に、「自分がリーダーなんだ。」、「僕がまだ遊ぶと言っているんだから遊ぶんだ。」とアピールしているのです。

注意点とは?

改めてきちんと信頼関係を築いたり主従関係を理解させる必要があります。遊んだ後、飼い主さんがおもちゃを片付けたり、冷静な態度で愛犬に接しましょう。

「僕がリーダーだ!!」と愛犬がアピールしてきても主従関係を理解させる為に、無視をしてしまいましょう。そうしているうちに、愛犬の方が「あれ?僕がリーダーじゃないの?」と理解し始めるので、それまでは、冷静に対処することが大切です。

 

犬がおもちゃを隠すのはどうしてなの?

愛犬が、おもちゃなどを隠す仕草は、とっても可愛い姿ですよね。その行動は犬が元から持ち合わせている習性でもあるのですが、他にもこの行動に繋がる理由があります。

飼い主さんに構ってアピール

普段、愛犬をお留守番させることが多かったり、あまり遊んでコミュニケーションをきちんと取れずにいる飼い主さんもいるのではないでしょうか。

そういう場合に、本当はすごく寂しい気持ちでいたり、寂しさがストレスになっている時など、「僕と遊んで!」、「構ってよ!」と飼い主さんとコミュニケーションが取りたくてアピールしているのです。

対処法は何?

この場合も上記にもあるように、飼い主さんが愛犬とゆっくり遊べる時間を作り、思いっきり遊ばせてあげたり、少しの時間でも、きちんとコミュニケーションを取っていくのが大切になります。

決して無理をしたり、適当に愛犬と接してはいけません。わんちゃんは飼い主さんの気持ちに敏感なので、すぐ察知します。なので、思いっきり可愛がってあげて下さいね。

犬がおもちゃを振り回すのはどうして?

愛犬が、おもちゃなどを振り回すから困っている飼い主さんもいるのではないでしょうか。2つの理由があるのです。

元から持ち合わせている狩猟本能がある

1つ目の理由は、犬の祖先は、おおかみになります。おおかみは狩りをして生活していたので、その名残で犬にも狩猟本能があり、習性としておもちゃで遊んでいた時に、興奮すると、おもちゃを振り回してしまうのです。

注意点とは?

あまりにも興奮し過ぎてしまって、激しくおもちゃなどを振り回してしまうこともありますので、興奮し過ぎないように気を付けてあげて下さい。もし、興奮し過ぎているようなら、おもちゃを取り上げて冷静にさせるようにしましょう。

ストレスが溜まっている

2つ目の理由は、愛犬を寂しい気持ちにさせていたりした時に、それが原因でストレスが溜まってしまう場合があります。

おもちゃなどを振り回して遊ぶことで、愛犬自身に溜まっているストレスを、適度に発散させることが出来ます。あまり激しくなければ様子を見てあげていれば大丈夫ですが、飼い主さんが気を付けて見てあげて下さいね。

注意点とは?

稀に、おもちゃを振り回す力が激しくて、おもちゃを壊してしまう場合もあります。その場合、破壊行動にも繋がり、分離不安症の症状でもある可能性がありますので、注意して見ていく必要があります。

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まとめ

今回は、わんちゃんの心理についてお話しさせていただきました。

  1. メリハリをつけて遊べる時に思いっきり遊んであげよう。
  2. 時間がある時は、「遊んでアピール」に応えてコミュニケーションを取ろう。
  3. 偽妊娠などの症状や心が不安定な場合があるので、適切に対処しょう。
  4. テンションが上がり過ぎないように、飼い主さんが気を付けて見てあげよう。
  5. 遊び足りない時や主従関係を理解していないことがあるので、冷静な判断と態度で接しよう。
  6. 愛犬と思いっきりコミュニケーションを取ろう。
  7. あまり興奮し過ぎないように飼い主さんが見ててあげよう。

愛犬がおもちゃを使って表す行動の心理が、たくさん見えてきましたね。本当にたくさんの意味や理由があり、知れば知るほど面白く感じました。単純に「構って欲しい!」、「遊んで欲しい!」という場合だけじゃなく、偽妊娠などの病気の症状だったり、テンションが上がり過ぎての行動だったり、主従関係を理解出来ていなかったりと様々な意味や理由がありました。

愛犬の1つ1つの行動にも、きちんと愛犬なりの意味や理由が存在しています。自分の愛犬はどれに当てはまるのか見極めたり、注意点や対処法などもありますので、うまく愛犬と信頼関係を築きながら接していって欲しいと思います。

忙しいからと、知らないふりや適当に相手をするのではなく、1つ1つの愛犬の可愛い行動や仕草にも飼い主さんはきちんと見てあげることが大切なのではないでしょうか。

そうしていく中で、今よりももっと愛犬との絆が強く、深くなり信頼関係が増していきます。せっかくわが家に来てくれて、同じ時間を過ごしているのですから、愛犬の気持ちや心理にもう少し目を向けて、きちんと理解し合ったり、信頼し合って素晴らしい時間を過ごして下さいね。

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