みなさんは愛犬のおもちゃ、どうしてますか?
ほとんどの飼い主さんは、ペットショップやインターネットで買っているかと思います。私もそんな飼い主のうちの1人でした。でも、最近インターネットを見ていたら、「犬のおもちゃを手作りしている」という飼い主さんが多いことを知りました。
たしかにわんちゃんは噛むことが大好きなので、あっという間におもちゃが壊れてしまったり、すぐに飽きてしまったりします。そのたびに別のおもちゃを買わなければいけないので、意外とお金がかかってしまいます。
わが家の愛犬たちはぬいぐるみが大好きなのですが、じゃれて引っ張りあいっこをして遊んでいるうちに、ぬいぐるみを壊してしまいました。買ってきてから3日もたっていなかったので、とてもショックだったのを覚えています。
そこで、おもちゃを手作りしてみようと思い立ったのです。手作りのおもちゃならお金もあまりかからないし、きっと愛犬たちも喜んでくれるはずです。
今回は、お金をかけずにできる手作りおもちゃを紹介します。
手作りで犬のおもちゃを作る3つのメリット
なんと言ってもお金がかからない
せっかく手作りでおもちゃを作るのですから、お金のかからない材料を選びましょう。
たとえば着なくなったTシャツや、くつ下、ペットボトルやタオルなど、おうちにあるもので簡単に作れます。いらなくなったものを使えばリサイクルにもなるし、すぐに壊されても平気ですよね。
おうちに材料がなくても100円ショップやホームセンターで安く手に入るものでおもちゃを作ることができるので安心です。
飼い主のにおいがついている
よくわんちゃんが洗濯物のTシャツやくつ下で遊んでしまうことはありませんか?せっかくたたんだのに、とつい怒ってしまいますが、実はこの行動にも理由があります。
洗濯物には、大好きな飼い主さんのにおいがついているからなのです。そんなにおいがするTシャツやくつ下で作ったおもちゃならわんちゃんは安心感を覚え、きっと気に入ってくれるでしょう。
わんちゃんとの絆が深まる
飼い主さんが愛情を込めておもちゃを作ると、わんちゃんにもその気持ちは伝わってきっと喜んでくれるはずです。
飼い主さんも自分で作ったおもちゃで喜んでいるわんちゃんを見るとうれしくなって、また新しいおもちゃを作ってあげたくなったり、かわいく思えたりより一層絆が深まります。
もともと捨てようと思っていたものやお金もかかっていないので、壊されたり、飽きられてもストレスにならないこともいいですよね。
意外と簡単!! 手作りおもちゃの作り方
その①:ペットボトルを使ったおもちゃ
いらなくなったペッボトルを使って、知育おもちゃを作ってみましょう。
・テープ
- ペットボトルのラベルをはがし、中をきれいに洗ってしっかり乾燥させる
- ペットボトルの数か所にカッターでフードが出るくらいの大きさの穴をあける
- 口などが切れないよう、穴をあけた個所(ふち)にテープを貼る
- 中におやつを入れて、ふたを閉めたら完成!
ペットボトルの大きさや、ペットボトルにあける穴の大きさや個数を変えることで難易度が調節できます。まずは、小さめのペットボトルから挑戦して、徐々に大きなペットボトルに変えていくといいでしょう。
その②:ロープを使ったおもちゃ
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三つ編みで作るロープのおもちゃです。
- 3本のロープの片側を1つに結んで三つ編みにしていきます。終わったら最後も結んで、ほどけないようにする
- これを3組作る
- 3組の三つ編みの片側を1つに結び、さらに三つ編みにする
- 最後をほどけないように結んで完成!
子犬の場合は、②の段階で完成でもOKです。
今回は仕上がり完成が20cmになるようにロープを切りましたが、もう少し長くしたいときは、仕上がりの長さより10cm程度長めのロープを用意します。また、用意するロープを色違いにすると、カラフルなおもちゃになりますよ。
こちらのおもちゃは、いらなくなったTシャツでも作ることができます。
用意するロープの代わりに、いらなくなったTシャツを縦に細長く切りロープ代わりにして上のとおりに作れば完成です。飼い主のにおいがするので、わんちゃんが喜びますよ。
その③:布・フェルトを使ったおもちゃ
引用:アトリエ
布やフェルトを使ったぬいぐるみを作ります。布はいらなくなったTシャツを利用したり、フェルトは100円ショップで購入できます。
・中綿
・鳴き笛(お好みで)
- わんちゃんが好きそうな形に布またはフェルトを切る(同じ形で2枚)
- 2枚重ねて縫っていく(あとで裏返すので、一部分は縫わないように)
- 生地を裏返して、中に綿を詰めて鳴き笛を入れる
- 最後に口を縫い合わせる
手作りのぬいぐるみは、愛犬の好みに合わせて作ることができるます。
たとえばうちのラテは、ぬいぐるみのしっぽが好きでずっと噛んでいるので、長細い形のぬいぐるみを作ってあげました。中に入れる綿の量も、好みで調節できますよ。
音が鳴るおもちゃが好きなわんちゃんには、中に鳴き笛を入れることでさらにバージョンアップできます。鳴き笛は、手芸店で手に入れることもできるし、インターネットでも安く買うことができます。
その④:くつ下を使ったおもちゃ
いらなくなったくつ下で簡単におもちゃを作ることができます。
- くつ下がうすいものの場合は、2~3枚重ねる。(厚手のものなら1枚でOK)
- くつ下を裏がえし、はき口からつま先に向かってドーナツ状にくるくると巻いていく
このままでもいいのですが、内側と底を縫い付ければ遊んでいるうちにほどけることがなくなるので安心です。
見た目は地味ですが、噛んで遊んだり、投げて遊んだりできるし、何より簡単なので私もよく作っています。
手作りおもちゃの注意点
手作りのおもちゃは市販のおもちゃのように作ることができないため、いくつかの注意点があります。
耐久性
自分で作ったおもちゃは、市販のものよりも耐久性がありません。わんちゃんが遊んでいるうちに壊れてしまい、誤飲などの事故につながる場合があるので、お留守番など目を離さなければいけないときは、与えないようにしましょう。
おもちゃとその他のものを区別する
手作りおもちゃはいらなくなったもので簡単に作れる反面、わんちゃんがおもちゃなのかそうでないもの(たとえば、捨てる予定のペットボトルなど)なのか区別がつかなくなってしまうことがあります。
わんちゃんがいたずらをしないよう、飼い主さんがしっかりと管理する必要があります。
まとめ
今回は、わんちゃんの手作りおもちゃを紹介しました。
手作りと聞くと、「少し大変そうだな」と思っていた方も、おもちゃ作りにチャレンジしてみたくなったのではないでしょうか。
- 犬のおもちゃを手作りすることには3つのメリットがある
- 身近なものを使って犬のおもちゃを手作りしてみよう!
- 手作りおもちゃの注意点
手作りのおもちゃは、身近なもので簡単に作ることができるし、愛犬の大きさや好みなどに合わせて作ることができるので、飼い主さんもわんちゃんもうれしくなりますよね。
犬のおもちゃはペットショップに行けばいろいろな種類があるし、今はインターネットでも気軽に買うこともできます。でも、飼い主さんが愛犬のために作ったおもちゃは、わんちゃんも飼い主さんの愛情を感じてきっと喜んでくれると思います。
市販のおもちゃには市販の良さが、手作りのおもちゃには手作りの良さがそれぞれありますので、それぞれの良さを生かして、ご自分のわんちゃんに合ったおもちゃで思う存分、遊んであげてください。