犬のおもちゃ。いろんなものがあって悩んじゃいますよね。
わんちゃんが噛んで楽しむおもちゃ、ぬいぐるみ、おやつを入れることができるもの、ボールやフライングディスクのように投げて遊ぶ、動くおもちゃなどなど、ペットショップはもちろん、インターネットでもたくさんの種類のおもちゃが販売されていてわんちゃん初心者にはいったいどれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
実際、私もわが家の愛犬たちを迎え入れたときは、ショップのおもちゃコーナーの前で1時間ほど悩んでしまい、結局スタッフさんのアドバイスでやっと購入することができました。
スタッフさんのお話では、犬の年齢や大きさ、おもちゃの素材感、そして目的を考えて選ぶと良いということでした。
そこで、今回はおもちゃを選ぶポイントと「我が家で」人気のおもちゃを紹介したいと思います。これを読んで、気になったおもちゃは迷わずチェック!
犬のおもちゃは留守番のマストアイテム

犬のおもちゃは、シチュエーションごとに最適なおもちゃを選ぶことが必要となります。
たとえばひとり暮らしや共働きの夫婦など、現代のライフスタイルではわんちゃんがお留守番をしなければいけないシーンも多いかと思います。
わんちゃんはもともと群れで暮らしていたので、ひとりで過ごさなければいけないお留守番は本来苦手なのです。そこでわんちゃんがひとりで過ごすストレスを少しでも解消してあげられるように、おもちゃは必須アイテムなのです。
日中、お留守番をしなければいけないようなわんちゃんには、知育おもちゃのようにひとりで遊べるものを選びます。
一方、お休みの日などわんちゃんと飼い主さんがいっしょに遊ぶときは、ロープ状のおもちゃを引っ張り合いっこをしたり、フライングディスクやボールなど動くものを追いかけたりできるおもちゃが最適です。
わんちゃんの欲求を満たすのと同時に、飼い主さんのわんちゃんへの愛情も深まり、より一層絆が深まります。
おもちゃ選びのポイントは5つ!

犬のおもちゃは、ストレスを発散したり、飼い主とのコミュニケーションをとったりと犬の健やかな成長を助けてくれる重要なアイテムのひとつです。
たくさんの種類があるおもちゃのなかから、ご自分の愛犬に最適なものを選ぶために、以下のことがポイントになります。
安全性はどうか?
いちばん重要なのは、やはり安全性です。耐久性は十分なのか、わんちゃんに対しての大きさはどうか、おもちゃの素材に有害な物質が含まれていないか、塗料がはがれやすくないかなどに注意し、犬専用のおもちゃを選ぶようにしましょう。
安全性のチェックを怠ってしまうと、おもちゃが壊れて誤飲や口の中をケガしてしまったり、有害な物質がわんちゃんのからだに入ってアレルギーをおこしたり、からだに害を及ぼしたりして、わんちゃんに深刻なダメージを与えてしまうかもしれません。
安価だからといってむやみに買ってしまい、わんちゃんの具合が悪くなって後悔することのないよう、しっかりチェックをしてあげてください。
わんちゃんの年齢
たとえば子犬のころは、甘噛みの欲求が非常に強いので、噛みごたえがあり、硬すぎないおもちゃがおすすめです。これは子犬だけのことではないのですが、硬すぎるおもちゃだと、歯が欠けてしまったり、折れてしまう可能性がありとても危険です。特に子犬のころは歯が細いので注意が必要です。
活動がより活発になる成犬は、ボールやフライングディスクなど遠い距離を走ったり、追いかけたりできるおもちゃがおすすめ。また、飼い主さんと引っ張りっこができる頑丈なロープなども良いでしょう。
わんちゃんの年齢によっておもちゃの好みも変わってきます。子犬のころ大好きで遊んでいたおもちゃも、大きくなると興味をしめさなくなることもあるので、年齢によって新しいタイプのおもちゃを与えてあげましょう。
わんちゃんの成長により、与えていたおもちゃがからだのサイズより小さくなってしまい、丸呑みしてしまう可能性があります。定期的にチェックするようにしましょう。
おもちゃの大きさ
小型犬に大きなおもちゃを与えても、大きすぎて噛めなかったり、振り回すことができなかっりして十分に遊ぶことできなかったりします。また、大型犬に小さなおもちゃや、硬さが十分でなく壊れやすいおもちゃを与えると、誤食や口の中のケガ、おもちゃの丸呑みなどの原因となりとても危険です。
素材感はお好みで
素材感は、わんちゃんによって好みがあるので、おもちゃを与えてみて様子を観察してみましょう。残念ながら与えたおもちゃが愛犬の好みではなく興味をしめさないこともあるかもしれません。
やわらかくふわふわした感触のおもちゃは、わんちゃんの本能を刺激するので、わんちゃんが好む傾向があるという研究結果もあるようなので、ぜひ試してみてください。
目的別に選ぶのもおすすめ
わんちゃんと一緒に遊ぶならボールやフライングディスク、知的な刺激を与えたいなら知育おもちゃ、歯の健康のためならデンタルケア目的のおもちゃなどさまざま目的別におもちゃがあります。
犬のおもちゃのメーカーサイトをチェックするのもおすすめです。おもちゃの特性や遊び方などくわしく紹介されているので、おもちゃ選びの参考になります。
さて、おもちゃ選びのポイントがわかったところで、今人気の犬用おもちゃを紹介していきます。
我が家の不動の一番人気 知育おもちゃ コング
知育おもちゃは、わんちゃんの好奇心を刺激しながら、学習能力を育てます。おもちゃにフードやおやつなどを入れて、それを取り出すために頭を使うことでストレスを解消したり、退屈しのぎになったりします。そのほかにも、ボケ防止やえさの早食い防止にも効果があるみたいですよ。
知育おもちゃ代表は毎度お馴染みコング。素材は天然ゴム100%、つくりも丈夫なので安心です。
さまざまな形や硬さ、大きさのものが販売されていて、ユニークな形が不規則な動き生み出しをするのでわんちゃんが夢中になって遊びます。
そのほかにもタイヤの形をしたコングトラックスや、骨の形をしたコンググッディボーンなどたくさんの種類のコングが発売されていますよ。
定番はコレ! 我が家はぬいぐるみでデンタルケア
さまざまなわんちゃんのおもちゃがあるなかで、不動の人気おもちゃといえばロープのおもちゃです。ロープのおもちゃは、噛んだり、引っ張りあったりするだけでなく、デンタルケア効果が期待できるものもあり、一番最初に与えるおもちゃとして人気です。
ポピュラーなものでは、骨のかたちをしたロープおもちゃや、最近では、ひよこやゾウなど動物のかっこうをしたかわいいロープおもちゃ、ボールなどが付いた複合型のロープおもちゃなどさまざまな種類があります。
ただ、我が家の愛犬たちはぬいぐるみがお気に入りなので、ぬいぐるみでデンタルケアをしています。
木のおもちゃは犬の本能を満たしてくれる
わんちゃんのストレスを発散させてあげるには、少しでも欲求を満たしてあげることが大事です。わんちゃんの噛む・こわすといった本能を満たすためにピッタリなのが木のおもちゃです。
木のおもちゃはわんちゃんがかじることによって、少しづつ削れていくので安全性の高い天然木のものを選びましょう。なかでも人気なのは梨の木、ももの木などのフルーツの木。繊維の密度が濃いので、噛んでもとげになりにくく、細かい木くずになり安全です。
特に国産のものは安全性が高く人気です。木の種類によって硬さも違うので、ご自分のわんちゃんにあったものを選んでください。
番外編① : 犬のおもちゃもおしゃれにしたい!
わんちゃんグッズにこだわりたい飼い主さんも多いと思います。そんな飼い主さんにぴったりなおもちゃを探すこともできます。
おしゃれなカジュアルドッグウェアショップのMANDARINE BROTHERSは、わんちゃんのウェアのほかにもおもちゃも販売しているめずらしいショップです。
ウェアはもちろん、キャリーバッグやアクセサリー、そしておもちゃなど一貫したおしゃれなデザインのわんちゃんグッズを販売しています。シンプルなデザインなので気軽に取り入れることができます。
おしゃれなウェアを扱うショップは多いのですが、おもちゃまで取扱うショップは希少なので、こだわり派の飼い主さんにはオススメです。
番外編➁ : スペイン生まれの大人気おもちゃ たまごちゃん
その愛らしい表情とぷにぷにしたさわり心地で大人気のたまごちゃん。天然ゴム100%、塗装には食用染料を使用しているので、安心してわんちゃんに与えられます。
わんちゃんが噛むとヒューヒューと音が鳴ったり、ほんのりとチョコのにおいがしたりと、わんちゃんの好奇心を掻き立てます。
スペインでひとつひとつハンドメイドで作られているという点も人気のひとつ。安価なのでいくつも購入して、お部屋のインテリアにしている飼い主さんもいるようです。最近ではカウボーイの帽子や、富士山のかぶりものをしているたまごちゃんも登場してますますその人気は過熱しそうですね。
大きなサイズがないので超小型犬・小型犬にしか使用できないのが残念。
番外編③ : 犬との遊びを追求したおもちゃ プラー
ヨーロッパやアメリカで人気のプラーは、わんちゃんとの遊びを追求したおもちゃ。日本でも発売が開始され、徐々に人気が高まってきているようです。遊び方はいろいろなので、飼い主さんの工夫次第でわんちゃんとのコミュニケーションを一層深めることができます。
リング状の形をしているので、コロコロ転がしてもってこいをしたり、フライングディスクのように投げて遊んだり、超軽量で水にも浮くので水遊びもできます。
安全性や耐久性にも優れいるので安心です。
「犬のおもちゃに鹿の角」は注意が必要
わんちゃんのおもちゃとして静かなブームになっているが鹿の角です。硬くて噛みごたえがあること、わんちゃんが好きな鹿の髄液がなかに入っていること、歯の健康につながることが人気の秘密のようです。
そんな鹿の角ですが、与えるときはいくつかの注意が必要です。
鹿の角を与えるときの注意点
- 長時間は与えない
鹿の角はとても硬いので、長時間かじり続けると、歯が欠けたり、折れてしまう恐れがあります。時間を区切って与えるなど、かじりすぎないよう注意しましょう。
- 大きさに注意する
鹿の角はわんちゃんがかじると少しずつ削れて小さくなっていきます。小さくなってしまった鹿の角を丸呑みしてしまい、のどなどに詰まってしまう可能性もあります。
小さくなったらもったいないと思っても、早めに新しいものと交換するようにしましょう。
- わんちゃんの様子をチェックしながら与える
わんちゃんによっては、鹿の髄液が合わずにおなかをこわしてしまう子もいます。髄液を食べたあとは、わんちゃんをよく観察し、うんちがゆるかったりしたら与えるのをやめましょう。
まとめ
今回はわんちゃんのおもちゃについて紹介しました。
- お留守番をするわんちゃにはおもちゃは必需品
- 犬のおもちゃ選びはポイントをおさえて
- 種類が豊富な犬のおもちゃは、特徴を知って愛犬にあったものを選ぼう
- 人気のおもちゃ鹿の角を与えるときは注意が必要
本当に犬のおもちゃにはたくさんの種類があって、選ぶ作業だけでも楽しくなっていましますね。私もよくネットショップなどでおもちゃを探すのですが、愛犬たちのよろこぶ姿を想像するとあれもこれもとつい買いすぎてしまうこともあります。
おもちゃ選びは愛犬のためでもあるのですが、たまに飼い主の楽しみのためでもあるのかなと思ってしまいました。
ただ、選び方を間違えたりすると思わぬ事故につながる可能性もあります。愛犬のために、まずは安全で安心なおもちゃを選ぶことを心掛けてください。
ポイントをしっかりおさえて、わんちゃんとの時間を楽しいものにしましょう。