犬がおもちゃを丸呑み! 何でも食べるわんちゃんの予防と対処法

にとっては、興味があるものは、すべておもちゃです。テレビのリモコンやスリッパ、靴下なんかも大好物ですよね。

怒られないようにこっそりと持っていこうとする様子は愛らしいのですが、おもちゃを丸呑みしたり、噛んでいるうちに破壊し破片を食べてしまっては大変危険ですよね。やめさせることもなかなか上手くいかず、悩んだこともたくさんありました。

そこで今回は、私が今まで実践してきた予防策と対処法についてご紹介していきます!!

わんちゃんの誤食についてお悩み中の方は、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。

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何よりの予防策!! 安全なおもちゃを与える

それでは、おもちゃを与える時の注意点をご紹介します。まず何よりも安全なおもちゃを与えることが大切ですが、安全なおもちゃとは一体どういうものでしょう?

1.飲み込むのは無理な大きさ

大きさはもちろん飲み込めない大きさを選びましょう。わんちゃんの口は意外と大きいので、予想外のものでも口に入れたり飲み込んでしまいます。絶対に飲み込めないと言い切ることは難しいかもしれませんが、出来る限り大きなものを選ぶと安心でしょう。

ちなみに、以前ラテとマロンに大きめの牛皮を1度与えたことがありました。犬の顔より大きい牛革だったので安心して与えていたのですが、気が付いたらマロンが丸ごと口に入れていたのです!!

流石にすぐ吐き出しましたが、これを機に牛皮を買わなくなりました(*_*;

このように、大きいから絶対安心という訳ではありません。どんなものにも誤飲の危険性は潜んでいるので、わんちゃんが遊んでいるときは目を離さないということも大切ですね。

2.ヘチマや天然木!! 食べても大丈夫なおもちゃ!?

おやつとしてもおもちゃとしても使用できるものが最近増えています。多少口に入ってもいい素材のおもちゃを選ぶと安心出来ますね。

歯磨き効果もあるヘチマのおもちゃです。ヘチマは多少食べても大丈夫ですが、丸のみには注意しましょう。さんま・イカ・くま・うさぎ・アヒルなど形も豊富に揃っています。

愛犬がこちらのさんまタイプをかじっている姿、想像してみてください。微笑ましい光景できっと癒されるはずですよ。

天然木のチップを固めて出来ているおもちゃです。木って危ないのでは? と思うかもしれませんが、チップを固めているため、ささくれや突起が出来にくくなっていて安全なのです

天然木なので多少なら食べてしまっても大丈夫ですが、丸ごと飲み込まないように注意してください。大きさも4種類あるので、犬種と体の大きさで選んでくださいね。

こちらの商品はジャーキーフレーバーペーストが内蔵されている食べるおもちゃです。「無毒性硬質ナイロン」という素材で作られていて、わんちゃんが食べても大丈夫なおもちゃなのです。しかも噛めば噛むほど中のペーストが出てくるので、無我夢中で噛みまくることでしょう。

口コミを見ても「食いつきがかなり良い」と評判の商品です。ただし、わんちゃんが夢中になりすぎるので、10分~15分程度で切り上げた方が良いですね

このような「食べても大丈夫なおもちゃ」の種類が豊富になってきました。もちろん「丸のみには注意」ということに変わりはありませんが、多少飲み込んでしまっても大丈夫なものを与えておけば、誤飲の心配が軽減されますよね。ぜひ購入を検討してみてください。

 

牛革ガムを食べさせる時の注意点

愛犬グッズの定番である牛革。おもちゃはもちろん、最近ではおやつのガムとしても使われていますね。しかし、実はこの牛革ガムを誤飲してしまったというわんちゃんが非常に多いのです。

ガムなのに誤飲とは一体どういうことなのでしょう? また、牛革ガムは本当に安心なのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

1.結び目の部分を丸のみ

これは「ガム」と呼ばれるおやつやおもちゃに共通することですが、わんちゃんはこの結び目が大好きなのです。しつこいくらいに噛み続け、次第にほどけたりちぎれたりしやすい部分です。

そして気が付いたら、結び目だったものがすっかり無くなっていた!! ほどけたのではなくちぎれた…ということは丸のみしちゃった!! というケースが多いようですね。

大きな塊をそのまま飲み込んでしまうと、窒息や腸閉塞の危険があります。万が一飲み込んでしまった場合は、すぐかかりつけ医に相談しましょう。

わんちゃんに与えたままにするのではなく、遊ばせる時間を決め、損傷していないかこまめにチェックすることで、思わぬトラブルは防げます。必ずチェックすることが大切です。

2.漂白に使われている成分

骨の外観に似せるために、牛革ガムの中には漂白加工をしているものもあります。以前、漂白成分が残ったままの牛革ガムが商品となってしまい、それを食べたわんちゃんが体調を崩してしまったこともあるそうです。

現在では厳しくチェックされていたり、わんちゃんの口に入っても安全な成分で漂白を行っているそうなので、そこまで危険視しなくても大丈夫でしょう。

しかし、やはり前例があると飼い主としては気になってしまいますよね。愛犬に与えるものは「安心できるものが良い」と思うのは当然です。

ちなみにですが、漂白をしていない牛革は皮が厚く、ザラザラした表面をしています。商品によっての違いはありますが、牛革ガムを購入する際の参考にしてみてください。

牛革はわんちゃんがものすごく喜んでくれる素材の一つです。安心してわんちゃんに与えられるように、以上のポイントについて確認しておくことをおすすめします。

 

犬の誤飲を防ごう!! 予防対策が重要ポイント

食べても大丈夫なおもちゃや、実際に与える時の注意点についてご紹介してきましたが、それだけでは済まないのがわんちゃんの誤飲です。「ちょっと目を離した隙に」誤飲をするわんちゃんが非常に多いのです。

特に、人間が普段使用しているものも、わんちゃんにとっては狙いまくっている獲物なのです。そこで、私たちの生活の中にも潜んでいる誤飲の危険性があるものについて、その予防策をご紹介しますね。

室内編

ラベル名
  • 届くところに物を置かない
  • 愛犬のおもちゃの確認
  • 食べてはいけないものにスプレーをしておく

それではひとつずつご説明していきますね。

1.届くところに物を置かない。

とにかく片づけましょう。わんちゃんの行動範囲になるべく物を置かないことです。当たり前のことのように思えますが、うっかり片づけ忘れていたものを誤飲してしまうことも多いです。

ラテがテレビのリモコンがお気に入りなのですが、以前、片付け忘れていたリモコンを気が付いたら噛んでいたことがありました。そして壊れました…。この時はヒビが入ったくらいで済んだのですが、欠片を飲み込んでいたらと思うとぞっとしますよね。

それからはリモコンの置き場所を、ラテとマロンが届かない場所へ変更しました。みなさんも、もう一度愛犬の高さで確認してみてくださいね。

2.愛犬のおもちゃの確認

いくら安全なおもちゃでも破損していれば、安全ではありません。ゴム製のおもちゃでも、ヒビが入っているとちぎれたりしますよね。ぬいぐるみタイプのおもちゃも、破れた箇所から綿が出ていれば、それを誤飲してしまう危険性が出てきます。

犬のおもちゃとはいえ、飲み込んでしまったら命の危険だって出てきます。そうならないためにもきちんと確認しましょう。

お気に入りのおもちゃは壊れていませんか? ぬいぐるみの鼻はとれていませんか? ボールは破損していませんか? 

もう一度確認してみてくださいね。

3.食べてはいけないものにスプレーをしておく

噛み癖のしつけ方法でご紹介したビターアップルですが、誤飲防止にも役立ちます。コンセントのコードなどはもちろん、先ほどお話したリモコンなどにも吹きかけておけば、噛んで壊されて、飲み込んでしまうというトラブルも減ることでしょう。

関連記事
噛み癖についてはこちらでご紹介しました。

犬が人間を噛むその理由とは?噛みぐせの対応策を徹底調査!!

2018年11月30日

噛み癖と誤飲のしつけについては共通している部分が多くありますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

散歩編

  • 犬の歩く前を見る
  • リードを引っ張り「ダメ」と低い声でしつけをする

1.犬の歩く前を見る

以前、マロンが放置されていたうんちを食べようとしたのです。それ以降前方のチェックが欠かせなくなりました。

道には何が落ちているか分かりません。有害なものもあるかもしれませんし、仮に1度口に入れてしまうと、吐き出させることはとても困難です。まずは飼い主さんが前方を確認して、誤飲の可能性のあるものは避けて通るようにしましょう。

2.リードを引っ張り「ダメ」と低い声でしつけをする

もしもわんちゃんが何かを食べようとした時は、リードを引き、低い声で「ダメ」叱りましょう。リードを引くことでわんちゃんは「あ!だめなんだ」と覚えていきます。

しつけ編

わんちゃんの誤飲や拾い食いはしつけで予防することが出来ます。長い時間がかかることもありますが、「噛んではダメだ」「食べちゃいけないんだ」と教えてあげることが非常に大切なのです。

アイコンタクトを取ろう

アイコンタクトはどんなしつけをする時も有効なしつけの基本方法です。名前を呼んだら、反応して目を合わせる。こうすることで、わんちゃんは自分の名前を覚えていき、危険な行動を中断させたり、興奮を落ち着かせる時にも効果があります。

もちろん散歩の時にも有効です。散歩中に名前を呼べばわんちゃんがこちらに注目するようになります。ぜひ実践してみて下さい。

関連記事
アイコンタクトについての詳しい方法はこちらで紹介しています。

ここが重要! 子犬を迎えたら始めたい関係深まるしつけ方とは?

2019年1月11日

 

もしも犬がおもちゃを食べたらどうすれば良い?

もしもわんちゃんがおもちゃを破壊したり、布を噛みちぎって飲み込んだりした場合は、すぐにかかりつけ医に相談することをおすすめします。プラスチックを砕いていた場合、欠片で内臓を傷つけてしまったり、腸閉塞を起こす可能性もありますので、注意が必要です。

「大丈夫だろう」と軽く考え、長い時間そのままにしてしまうと開腹手術が必要になることもあります。嘔吐させる処置だけで済むほうがわんちゃんにとっての負担は軽くなりますので、誤飲をしてしまった場合はなるべく早く、獣医さんにご相談ください。

様子を見るのはこんな時

ごく少量のものを飲み込んだ時や、先の尖っていないものの場合、うんちと一緒に出てくることもあります。誤飲をしても食欲不振や嘔吐などの症状が無い時は様子を見ても良いでしょう。

ただし、自己判断は危険ですので、必ず病院に電話をして指示を仰ぐようにしてください。飲み込んだ物によっては窒息死してしまう恐れもありますので、「小さなものだから」と軽く考えないようにしましょう。

 

まとめ

何でも食べてしまうわんちゃんのための、予防策や対策方法についてご紹介していきました。改めてまとめてみましょう。

  1. 大きさ・素材にこだわっておもちゃを選ぶ。
  2. 犬が誤飲しない、できない環境を作る。
  3. 牛革を与える時は成分や形状に注意して、時間を決めてあげる。
  4. 誤飲をしないよう、環境を整えたり最低限のしつけをすることが大切。
  5. 万が一誤飲してしまったらすぐに病院へ連絡する。

犬がおもちゃを食べたりするのは、お腹が減っているわけではないです。飼い主の気を引きたい時や、ストレスからくることもあります。

何歳になっても、コミュニケーションがとれていればしつけはできます。愛犬と楽しい時間が過ごせるよう、まずは出来ることから始めてみてくださいね。

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