飼っている愛犬が「果物が大好き」という飼い主さんも多いのではないでしょうか。わんちゃんは人間ほどではないですが、甘味を感じることができるので、果物が好きなことが多いのだそうです。
ラテとマロンもたまにですが果物をあげるととても喜びます。
きとんとしたドッグフードを選んでいれば栄養面で頼ることはありませんが、愛犬と一緒に旬な果物を楽しめたら嬉しいですよね。
でも犬にあげてもいい果物と、そうでない果物を理解していますか?
ここではわんちゃんと一緒に楽しめる果物と、食べさせてはいけない果物に分けて7種類紹介したいと思います。
犬に果物はあげてもいいの?

あげてもいいのかと言われると、OKです。
しかし、どの果物にも言えることなのですが、わんちゃんに与えてもいい量というのが決まっています。そして注意が必要な果物、与えてはいけない果物に分類されます。
上でも述べました通り、きちんとした総合栄養食のドッグフードを与えている分には栄養面で頼ることはありませんが、ダイエットで少しご飯を変えていたり、1からご飯を手作りしている方は、果物に豊富に含まれているビタミン類を取り入れてもいいかもしれませんね。
おやつとして与える際も、ご飯としてあげる際も注意する点があるので、7種類の果物別に見ていきましょう。



あげても大丈夫なフルーツ

いくら食べても大丈夫だからと言って、好きなだけ与えていいというわけではありません。
カロリー、栄養の過剰摂取、消化不良、アレルギーと人間でも気を使うところはわんちゃんも同じです。むしろ少し敏感になる必要があります。
また、栄養補給にと用意しても人間と同じような効果がでるとは限らないので、そこも注意が必要です。
わんちゃんは本能的に与えられたものを完食してしまうので、私たち飼い主がしっかり管理しましょうね。
甘くておいしいパイナップルは食物繊維が豊富



缶詰は人間が食べる分には問題ありませんが、わんちゃんにはカロリーと添加物が多すぎるので、一緒に食べる際は生のものかドライフルーツ(無糖)のものにしましょう。
パイナップルで注目する栄養素は食物繊維です。しかし、わんちゃんは食物繊維を消化するのが苦手なので、与えすぎは消化不良の原因になります。
少しでも消化を助けるために、できる限り小さく刻んだものを与えるようにしましょう。
また、甘くておいしいパイナップルは糖類が多く含まれているので、カロリーが高いです。与えすぎは肥満のもとになりますのでご飯の加減を調整してくださいね。
逆に、食欲がなくてあまりご飯を食べてくれなくて、とにかく何か食べなくてはという場合は効果的です。
ビタミンが豊富な柿は食べすぎに注意



食物繊維とポリフェノールが豊富な柿は、嬉しい効能がある反面食べすぎると腸内環境バランスが崩れてしまって便秘や下痢になってしまう場合があります。
しかし、ポリフェノールの一種であるタンニンが血糖値の上昇を抑えてくれたり、ベータカロテンが消化管や皮膚を丈夫にしてくれる作用がありますので、栄養面でいえばとても優秀な果物です。
与える際は、4分の1に切ったものをさらに薄く切った1枚とほんとに少量にしましょう。
みずみずしい梨は水分補給に最適



梨は90%が水分となっており、水分をあまりとらないわんちゃんに与えると効果的です。また、カリウムも多く含まれているので利尿作用により体温を下げる効果もあります。
ただ、カリウムの摂りすぎは良くないので、5キロのわんちゃんでしたら20g程度の量にとどめておきましょう。
りんごを食べると医者いらず?!



りんごについてはこちらに詳しく書いていますので、ご参考にどうぞ。
みかんで癌予防も!?



みかんといえばビタミンCが豊富に含まれていますが、わんちゃんは体内でビタミンCを作れるので特に不足することはないです。
特筆すべき成分はリモネンです。これは癌予防にいいとされている成分の一つなんですね。あくまで予防を期待できるという程度なので、過信してはいけませんが、一緒におやつとして食べるなら取り入れてもいいかもしれませんね。
与えすぎは体の冷えにつながるので、1日1、2房程度にしましょう。
メロンは特に与える必要はない!




あ~んまいメロンは大大大好きです。しかし、この甘さがわんちゃんにはちょっと影響が出てしまいます。
カロリーもそうですが、糖尿病に繋がるリスクもあります。また、この味が好きになってしまうと、ドッグフードを食べないというわがままをしてしまう場合があります。
メロンを食べる際はわんちゃんの目が届かない場所でこっそり食べるようにすると良いでしょう。
どの果物も与える際は細かくし、はじめて口にするものは必ず少量ずつ与えるようにしましょう。
絶対に食べさせてはいけないフルーツ

唯一残ったのがぶどうですね。これは絶対に与えてはいけません。
命にかかわります。
その理由を説明していきましょう。
犬にぶどうは与えてはいけません!
わんちゃんがぶどうを食べると「ぶどう中毒」を引き起こしてしまいます。
最悪、腎不全をおこして命を落とします。
しかも、なぜこのようなことになるのか理由が詳しくわかっていないんだそうです。
レーズンやジュース、果肉入りのヨーグルトもいけません。レーズンパンを食べたときは転がって落ちていないか確認するようにしましょう。
なんか調子が悪そうで、少しでも心当たりがある場合は病院へ行くことをおすすめします。
まとめ
私が好きな果物と、わんちゃんに与えた場合についてまとめました。
- 良質なドッグフードを与えていれば栄養面では必要ない
- 果物を与える際は必ず量を確認する
- 与えすぎは良くない
- 与えてはいけない果物をしっかり認識する
私のように、しっかりと基準をクリアした良質なドッグフードを与えていれば、栄養面では取り入れる必要はないということを覚えておいてくださいね。