


あなたの愛犬、目やに付いてますよ。


毎日わんちゃんの目やにを丁寧に拭き取っている方はすみませんが少々お付き合いください。少しの目やになら犬でも人間でも問題ありませんが、
量が多いもしくは膿みたいにドロっとしているもの、さらには色がついていたら重大な病気の原因なのかもしれないので、すぐに病院に行きましょう。
人と話す時はちゃんと目を見てというように、わんちゃんと話す時もちゃんと目を見てあげましょう。でないと重大な病気を見過ごすことになりますよ。
こんなことをいうと不安にさせてしまったかもしれませんが大丈夫、これから見ていく内容はそういった不安を解消してくれるかもしれません。
ですので、ぜひわんちゃんと一緒に一つずつその目を確認しながら読んでもらえると幸いです。
愛犬が目やにで片目がふさがって辛そう? なんで?

結論からいうとその症状の原因のほとんどは外傷です。さらにいうと何か菌に感染したというのも考えられますが、片目だけということは何か外側から当たった可能性が高いです。
目やにで片目がふさがって辛そうになるまで悪化しまうと、病院に行くことになります。ですので、私たちはできるだけ早くにわんちゃんのそういった異常に気づいてあげなければなりません。
よってここではもっと詳しくその目やにの原因について考えていきましょう。
結局目やにが出るのはなんで?
結局は家の中や外で遊んでいるときに、目にゴミや砂ぼこりが風に乗ってわんちゃんの目に入ったり、物の匂いを嗅ごうとして目に当たってしまったりと日常の中に目やにの出る原因はあるのです。
さらにそれらの外的要因により目にかゆみや違和感がでて、わんちゃんはしきりに目をこするようになります。
それが原因で細菌感染してしまう可能性もあります。それら全ての要因により目になんらかの異常が発生して片目や両目がふさがり、辛そうになるのです。
なので、そうなる前にわんちゃんの異常に気づいてあげたいですね。家の中ではもちろんのこと特に、わんちゃんが外で遊ぶ時は注意深く見守ってあげましょう。
日常に潜む目の危険いろいろ

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家の中で
家の中は慣れているとはいえ油断は禁物です。家にものが散乱していると思わぬところで物にぶつかったりする危険があるのでなるべく家の中はわんちゃんのためにも綺麗に保つようにしましょう。
もう一つ気をつけたいのがハウスダストや花粉です。家の中とはいえ花粉は飛んでいるので、
目のかゆそうにして擦るような動作のわんちゃんを見つけたらかかないように止めてあげて、目薬などでその痒みを抑えてあげましょう。
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散歩の時
散歩の時わんちゃんは好奇心旺盛なので、道に落ちているものを嗅ぎに行くので、その時に目にゴミや嗅いでいるものが目に当たってしまい、目を傷つけてしまうので注意が必要です。
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公園にて
公園は地面が砂などなので、走り回るとやはり砂ですので飛びっちって目に入るのは避けられません。
かといって走るのを制限してしまうとなんのために公園に来たのが分からなくなるので、砂が入ってしまったら優しくとってあげましょう。
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草むらにて
草の伸びすぎた場所は特に危険ですのでなるべく入らせない方がいいでしょう。
やむおえなく通らなければいけない時には、目に入らないようにわんちゃんの前を歩き、草を掻き分けながら進むようにしましょう。
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友達の家にて
たまにはわんちゃんつながりの友達の家に遊びに行く時もあるんじゃないでしょうか。そんな時わんちゃんは一緒に連れて行きたいですよね。
なので、わんちゃん同士のじゃれ合いなどの時、爪を切ってないと相手のわんちゃんの目を傷つけてしまう可能性がありますのでマナーとして爪は事前に切って行くのがいいでしょう。
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多頭飼いの人は気をつけよう
多頭飼いをしている方も友達の家にいった時同様に注意が必要です。じゃれあっているのかケンカしているのかなども見てあげましょう。
行動を制限する必要はありませんが目を突いてしまって痛そうにしているわんちゃんを見つけたら目の様子をじっくり見てあげましょう。
特に気をつけたいわんちゃんたち

マルチーズ、シーズー、プードル、チワワ、パグ、パピヨン、トイ・プードル、狆(ちん) 、ヨークシャーテリア、ペキニーズ、ブルドッグ、ミニチュアシュナウザー


それどこで覚えたんだろ?

私たちの仲間でしょ!
バカにするのはやめてよねー

なんだかわかる?

優太くんはほんとに優しいのね。

それはね。。。
これらの犬種はどの犬も鼻が低くて目が大きいという部分が共通しています。

例えば、鼻が低いと草むらに入った時に目に草が当たりやすいし、目が大きいので当たる面積が大きい分確率も高い。
だから特にこのような特徴のあるわんちゃんを飼っている飼い主さんたちは外で遊ばせたりするのは気をつけて見守ってあげる必要がありますね。

- 目やにの原因は、外的要因と内的要因(感染症など) があるが、多くの場合は外的要因によるもの。
- 日常にも多くの危険が潜んでいる。
- 特に気をつけたい犬種の特徴は、鼻が低くて目が大きいわんちゃん。
愛犬の目やにの真実!! もう老犬かな? それとも。


こんな風にわんちゃんの目から目やにがよくでてきて、しきりに目をこすったりしてませんか。もしかしたら何かの病気のサイン、あるいは老化なのかもしれません。
病気か老化かの判断は正直難しいです。あまりにもひどいようなら一度病院に行かれることをオススメしますが、わんちゃんの年齢が10歳前後なら老化を疑ってみるのもいいでしょう。
ほっとけない!! 目やにと目の充血
わんちゃんの目が充血している時は、細菌に感染しているのか遊んでいるときに何か異物が目に入ったのかが原因ですので迷わずに病院にいって診てもらいましょう。
よく物にぶつかるのはなんで? それ老化による目の衰えかもよ!
「最近うちのわんちゃん我が家なのによく物にぶつかるわね。どうしちゃったんだろう。」と悩んでるそこのあなた、
その原因は老化による視力の低下なのかもしれません。さらにいうとそれが家の中ならば一つ問いたいです。
最近部屋の模様替えした記憶ないですか?

実は大いにあります。なぜならわんちゃんは家の家具などの配置を感覚的に覚えるので、老化で目が悪くなっても何も変わらなければ、あまりぶつかることはないからです。
そこで、もし部屋の家具の配置が変わってしまったらどうでしょう。私たちでも急にテレビの配置が変わってしまっていたら探しますよね。
わんちゃんならもっと大変で、さらに老化で目はあまりよくないとなると覚えるのもかなり大変ですし、ストレスもかなりのものでしょう。
その結果わんちゃんは物にぶつかるようになり、もし目に当たった時には角膜が傷ついたりすることで、目の充血や目やにの原因になってしまうのです。
そして、目に違和感を覚えたわんちゃんは目をこするなどの行為によって、目の異常を悪化してしまいます。
なので、もし部屋の模様替えや引っ越しの時はなるべくならわんちゃんの年齢も若いうちがいいでしょう。
とはいえそれは難しいという方が多いのは事実ですので、模様替えしたいのであればあまり大幅に変えないようにするのと
やむおえない引っ越しのさいも家具の配置は前の家になるべく似せるなどの工夫はした方がいいでしょう。それがわんちゃんに老後を目の病気やストレスなく過ごしてもらうためなのです。
このように直接的ではないにせよ、老化によって視力の低下や免疫力の衰えによる二次的要因によって、目やにや充血といった病気の原因になってしまいます。
なので、老年期に入ったわんちゃんを飼っている飼い主さんはこういった原因もあるのだと今後のために事前に心の準備をしておきましょう。


目やにが増えた? 目が開かない? それって病気かも!

あなたのお家のわんちゃんは目やにが増えて目が開かないという大変な自体になってませんか。とりあえず病院に行きましょう。
なぜならもうあなたのわんちゃんは立派な目の病気にかかっておられます。
病院に行き、先生に言われた方法でケアしてあげているのを前提において飼い主であるあなた自身に知っておいてほしい知識をご紹介します。
目やに別の考えられる病気
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色の黒い目やに
特に心配する必要はありません。目に入ったゴミやほこり、砂などが混ざって色が付いているだけなので量も多くなければ優しく拭き取ってあげて様子を見てあげる程度で構いません。
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色が黄色か緑のドロっとした目やに
その色は要注意です。黄色は菌が死んでいるのに対して、緑は感染している真っ最中という感じです。
いずれにせよ何かの菌に感染している可能性があるので病院に行きましょう。さらにドロっとしているのは過剰な老廃物が膿として出ているからです。
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乾いた目やに
先ほどとは逆に乾いた目やにも何かの病気のサインなので気をつけましょう。考えられる病気としてドライアイなどです。
目やにの予防と改善にはやっぱり目薬?
多くの病気は目薬などの目薬を使用します。それに加えて飲み薬や病状によっては点滴や手術の必要があります。
例えば、眼球の表面にある角膜が傷ついておこる角膜炎の場合は目薬や抗生剤などの飲み薬で治療します。
角膜のさらに外側の結膜の炎症による結膜炎も同様に目薬や飲み薬の治療法がメインです。ドライアイも治療に目薬を使用します。
病気になってしまったらこのように薬に頼らざるおえないのですが、予防に関しては、食事を変えてみるなどの方法で済むのでならないようにやはりわんちゃんの目をしっかりと毎日みることが大事です。
まとめ
ここまで目やにの原因や病気との関係などを見てきましたが、簡単にまとめておきましょう。
- 目やにの主な原因は外傷によるもので、その危険はいつもの生活の中に潜んでいる。また、犬種によっては特に注意が必要。
- 目やには老化が原因で免疫力や視力の低下によって二次的に引き起こされる場合もある。
- 目やにの種類によって考えられる病気は様々である。
目やには犬にも人間にもごくありふれた生理現象の一つなので、「目やにで目が開かないからアレルギーなのかな」という感じにしか思わなかったかもしれません。
しかし、目やには様々な病気のサインということが今回でお分りいただけたと思います。
わんちゃんが元気だと飼い主さんである皆さんも元気に、逆にわんちゃんの元気がないと私たちも元気でなくなってしまいますよね。
なのでわんちゃんと話す時はちゃんと目を見て、毎日の様子の変化を敏感に感じ取ってあげてくださいね。そのための助けになれたのならば幸いです。
みなさん最後に一言、これだけは覚えておいてくださいね。
「たかが目やに、されど目やに。」ですよ。