こんにちは、優太です。
今回は犬の噛み癖について話をしたいと思います。
うちはラテ、マロンの順番でうちに来たのですが、最初に迎えたラテを甘やかしていたせいで、マロンが来た当初、すごく苦労したのです。
私は初めて犬を飼うため、しつけの重要性を理解していなかったんですね。そのため初めて来たラテをそりゃかわいがりました。
ラテがうちに来たのはまだ1歳のことで、まるでぬいぐるみが動いているような愛らしさでした。家族中で夢中になり、すごく甘やかしていたんです。それがいけなかった。
マロンがうちに来た時、すごく吠えまくるのです。あまりひどいのでラテをマロンから引き離そうすると思いっきり手をかまれました。その時です、もしかしたら私はしつけを間違えたのではないかと思い至ったのは。
それからネットで色々調べたところ、犬はしっかりしつけをしなければいけないこと、しつけを誤れば吠え癖や噛み癖が付いてしまうことを知りました。
「オテ」や「オスワリ」がきちんとできるのはしっかりしつけのできている証拠だったのですね、そんなのできなくても可愛いいから気にしない。なんで能天気に考えてた自分を正座させて説教したくなりました。それからラテの噛み癖防止のしつけ直しが始まったのです。
こうやってしつけてみました
とりあえず2匹を別々の部屋で飼うことにしました。
そしてラテのしつけ開始です。
まずはしつけの仕方を調べました。犬がなぜ飼い主に向かって吠えたり噛んだりするのか、様々な原因があると思いますが、ラテの場合は自分の方が飼い主より上の立場だと思っているからのようです。
俗に「権威症候群(アルファシンドローム)」と呼ばれるこの状態は自分が一番偉いと思っている状態になることです。まあ、仕方ありませんね。今まで死ぬほど甘やかしてしまったのですから。
この状態を解消するには、誰がリーダーをしっかり分からせることが大切です。そのための訓練をここでは3つご紹介します。
散歩中にしつける方法
『リーダーウォーク」と呼ばれるこの方法は散歩中に犬がリードを引っ張らず、飼い主の足元にすり寄って歩く状態のことを言います。リードが軽くたるんでいるくらいがちょうどいいです。わんちゃんの安全を守るためにも、飼い主の安全を守るためにも、マスターさせましょう。
リーダーウォークをしつけるためには基本的にハーネスを使います。首輪だと好きなところに行くわんちゃんだと強く引っ張ることがあるので、頸椎を痛めたり、舌骨を折ったりと様々な弊害が出てきてしまいます。
首輪による犬への弊害
引用:子犬のへや
しつけをする際のハーネスはこちらがオススメです
まずは、飼い主の横に立たせます。この時飼い主の左側にわんちゃんが来るようにしてください。日本の車は左側通行なので、人間の左側を歩かせた方が安全だからです。
落ち着いて人間の横に立てるようになったら、少し前に歩いて、わんちゃんの名前を呼んであげます。こちらに来たらしっかりと褒めてあげてください。来ない時は、しゃがんで名前を呼んであげます。
それでも来なければ、リードを軽く引きます。どうしても来ない場合は、リードを巻きながら軽く引っ張って、横まで連れてきましょう。そしてまた褒めてあげます。これを繰り返すと、「呼ばれて前に出たら飼い主が喜ぶ」ということをわんたちゃんが覚えてくれます。
これができるようになったら、いよいよリーダーウォークの開始です。まずは10歩くらいのペースで、名前を呼びながら歩きます。飼い主がわんちゃんを連れているのではなくて、「飼い主についていきたい」とわんちゃんに思わせることが大切です。意識してやるようにしてください。
わんちゃんが飼い主より前に出ようとした時は、わんちゃんの鼻先を横切るようにします。わんちゃんにぶつかってしまいますが、「飼い主より前に出たらぶつかってしまう」ということをわんちゃんに覚えさせて、前に出ないように訓練します。
立ち止まって草やゴミのニオイを嗅ぎ始めたら、「コラッ!」とリードを引きながら一度だけ叱ってください。また、飼い主が足を止めた時、前に出てしまう時は、わんちゃんの前に足を出して止めます。
犬の鼻先にかかとが当たらないくらいがちょうどいいです。この時、目を合わせてしまうと、わんちゃんが遊んでいると勘違いしてしまうことがあるので、気を付けてくださいね。
コマンドを覚えさせよう。
散歩中に「マテ」「フセ」「オスワリ」など、飼い主がサインとなる言葉をかけた時に、わんちゃんが決まった行動をとるようにしつけます。この時、コマンドは家族中で確認して統一しておいてください。わんちゃんが混乱してしまわないようにしておくのが、うまく覚えさせるコツです。
「止まる、動く」という基本的なコントロールが身についていれば、飛び出しなどの事故からわんちゃんを守れるようになります。
食事中にしつける方法。
「一口給餌法(ひとくちきゅうじほう)」という方法です。
まずわんちゃんのリードをつけて柱などにつないでおきます。食器に一口分のエサを入れてわんちゃんの前に差し出します。勝手に食べようとしたら食器を引きます。するとリードで繋がれているので、エサを食べることは出来ませんね。
この「差し出す」と「引く」を何回も繰り返してください。食べに行っても食べられないことが分かったわんたちゃんは、食器を前にしても食べに来ななります。
待てるようになったら「マテ」と言葉をかけてくださいそれまでは無言で行います。
次に「マテ」といって食器に一口のエサを入れます。待ったまま2~3秒したら「ヨシ」と言葉をかけてエサを食べさせます。
この方法で、一口ずつエサを貰ったわんちゃんは、「上位の飼い主から下位の自分にエサをもらうのだ!」
と思うようになります。犬の社会は上下関係がはっきりしているので、自分がボスでは無いことを理解したわんちゃんは、噛むことは無くなるのです。
うちはまだラテが小さかったので比較的早く覚えてくれたと思います。それでも覚えるまでは吠えるは噛みつくは大変でした。おもわず大声で怒鳴りそうになったのもしばしばです。
しかしこれもしつけを怠った自分のせいと、どうにかこらえてラテをしつけました。
今は私をリーダーとして認めているようで、マロンとも楽しく遊んでくれています。
その時思ったのは犬はただのかわいい人形ではない、ということ。きちんとしつけないと社会性のない犬になってしまいます。飼い主は犬との楽しい暮らしを守るためにも、うまくわんちゃんをしつけしなければならないのだなと思いました。
もし噛み癖が付いてしまったら
ラテはまだ小さかったので比較的に簡単にしつけができましたが、大きくなってもしつけのできていないわんちゃんはどうでしょう。例えばそれが大型犬だったら大変危険です。
もしかしたら小型犬に噛みつくかも知れないし、最悪人間に噛みついてしまったら犬にとっても不幸な結果になりかねません。
犬はどんなに見た目が小さくてかわいくても肉食獣には違いないのです。きちんと人間が管理して、しつけをしなければ、社会性のある犬には育たちません。
犬を飼う場合はそのことをきちんと自覚し、噛み癖、吠え癖ができるだけなくなるようにしなければいけません。愛犬との楽しい生活を送るためにも、しっかりしつけをしてくださいね。
しつけ用のツール色々
今回ラテのしつけをする際に調べた色々なお役立ちツールをご紹介しようと思います。
噛み癖防止用のスプレー「ビターアップル」
こちらはもうお馴染みのビターアップルです。苦い味がするので、わんちゃんが噛んでほしくないところにシュッと一吹きしてしておくとわんちゃんは嫌がって噛まなくなります。
苦み成分は未熟なリンゴの苦み成分を抽出したもので、天然成分なので安心してお使いいただけます。ただすぐ効果がなくなるのでこまめに振りかけるようにしてください。
噛みつかれても大丈夫な手袋です「セーフティグローブ」
こちらのグローブは厚地の牛革を使用しており、長さも肘まであるので噛まれてもへっちゃら。という製品です。実際ラテをケージから出すときなどに大変重宝しました。先に軍手をはめてからこのグローブをはめるとなお良し、です。
アヒルのくちばし型のマスクです
こちらは犬の口に装着して使う口輪ですね。やわらかいシリコン製なのでわんちゃんの無駄吠え、噛みつき、拾い食い防止に役立ちます。
見た目もとってもかわいいですよね。
遊びながら噛みつき防止へ
噛み癖のあるわんちゃんを思いっきり遊ばせるというのはどうでしょう。人間もイライラしたときはスポーツをしてすっきりした体験はお持ちだと思います。
そこでわんちゃんたちも思いっきり外で遊ばせてやることでストレス解消できるのではないでしょうか。
しかし小型犬といってもまだ子供です。はっきり言ってエネルギーの塊のようですよね。それが二匹というと、とてもじゃないけれど相手しきれません。
そこで、ここでは飼い主がちょっと楽出来て、わんちゃんが大喜びする遊び道具をご紹介したいと思います。
自分で入れてくれると嬉しいですね
これはボールが飛び出してくるおもちゃです。
上の口にボールを入れると下から飛び出してくるので、飼い主がボールを投げなくても一人で遊んでくれるのです。これはラテもマロンも大好きでこれを見ると大喜びして飛び跳ねます。しかしうちの子たちは上の口にボールを入れるのが分からないみたいで私にボールを持ってくるのです。
引用:Amazon
まあボールを穴に入れるくらいはやりますよ。投げなくていいだけで随分と楽ですから。これのおかげで雨の日も楽しく家遊びできるようになりました。
付属でボールが3個ついているのですが、ボールの別売りもあります。おうちのわんちゃんたちと楽しんじゃってくださいね。
思う存分走らせましょう
こちらはちょっと裏技的な遊び道具ですが、ラジコンカーをおもちゃにしています。これだと広いところでも思いっきり走らせることができますね。私は操縦するだけです。
疲れているときはとっても重宝しています。
ただし他のわんちゃんたちに迷惑が掛からないように、あまりわんちゃんのいないところで遊んだほうがいいかもしれません。
おすすめラジコンカーはこちらです。
まとめ
今回わんちゃんの噛み癖について考察してみました。
- 犬は社会性のある動物
- 飼い主さんはきちんとしつけることが大切
- 噛み癖は飼い主さんとの主従関係に問題がある場合がある
- 噛み癖防止用の色々なグッズがある
- わんちゃんとしっかり遊んであげるのも効果がありかも
犬は上下関係がある社会的な生き物です。自分が人間より上だと思うとどんなモンスターになってしまうかわかりません。
飼い主さんはきちんと主導権を握って犬をしつけてくださいね。大変だとは思いますが、それが飼い主さんとわんちゃんとの楽しい生活を築くことになりますから。